07年08月02日(木)
僕は恋愛の歌が好きです。しかし、実際の恋愛はあんなに綺麗なものだろうか。たとえばベートーヴェンに交響曲第3番「英雄」という曲がある。この曲はナポレオンのことをあらわした曲だといわれている。ナポレオンは、英雄だといわれているが実際は政敵をけおとし、また女性をとっかえひっかえして醜悪である。だがそれを芸術として昇華すれば「英雄」というクラシック史上でも屈指の名曲となる。
恋愛もそうではないだろうか。そんなにきれいではないかもしれないが、歌や漫画などに昇華すればうつくしくなる。
こんな感覚だから一度しか好きになったことがないのだろうか。
07年08月17日(金)
指揮者の朝比奈隆が昔のインタビューで「ベートーヴェンとブルックナーの交響曲が精神芸術としての二大巨峰」と言っていた。僕もこの二人の作曲家が一番好きで精神的にも深いと思っていたので意見が一致してうれしかった。
しかし、レコード芸術誌で、アシュケナージというピアニスト出身の指揮者が「ブルックナーは、アマチュア作曲家で感動するような所が一切ない。」と言っていた。
また、ある評論家が「ブルックナーは分かりにくいんですよ、専門家でも、わからない人がたくさんいる。どこがいいのかと僕に聞く人がたくさんいますよ。そのくらいわかりにくい音楽。僕も最初はなにをいっているんだか、まったくわからなかった。
ところがある日、クナッパーツブッシュ指揮のブルックナーの交響曲第8番の第4楽章の第3主題を聴いて「あっそうか」と思ったら、他のところもみんなわかった。」と言っていました。
最後にワーグナーの言葉
「ベートーヴェンという山に登って到着できるただひとりのひとを知っている。それはブルックナ-だ。」

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雑記書手紹介

中島教知
神奈川県生まれ(育ちなし)
鉄割の弟。説明できる範囲とできない範囲の境目にいる。
青春時代というものがスッポリ抜けているので、現在無理矢理青春を謳歌させられている。
鉄割では、できそこない担当(悲しいかな最近できてきてる)

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