04年05月09日(日)
上記の題名のエッセイが大竹伸朗の既にそこにあるものというエッセイの中にあるのですが、始まりが「この世で最初に手袋をしてギターを弾いたミュージシャンは一体だれだったんだろう」と始まりから、最高さ! んで彼が色々調べ上げていくのだが、ジャケット写真なんかで手袋して写ってる姿はあるのだけど、それで実際演奏してるのではないんです、例えばジミヘンとか、で最後に出てきたのがディーボだったらしいといんですが。
 先日スタジオに入った時、ベースギターの奴が、いきなり手袋(それも新品の白!)をはめてベースを弾きだしたんです、僕は感動のあまり卒倒しそうになりました、だってディーボはともかく目の前に、そんなエッセイ全く意識しないで、手袋はめて、弾いてるんですよ、それも白の新品! で大竹伸朗のエッセイに戻ると、彼は最後に「手袋とギターの形は一瞬にして僕の脳味噌を麻痺させた」「ギターリストは手袋をしてエレキギターを弾く事を恐れてはいけない。笑ってしまってもいけない、バカヤロウに出会った時、僕は今でもあの手袋を思い出す」と締めくくってる。僕は卒倒しながら笑い、恐れ、汗、混乱、渾沌が脳味噌に渦巻き、ボガリンゴと彼の手元を見つめてしまった、白の新品手袋! で「なにそれ?」と聞いてみると、「指が痛いから」と完璧な回答。エッセイで読んで適当に感動や学習したことなんて無意味だと思いました、そして実際に目の前で起きたあの感動は二度と忘れません。僕もバカヤロウに出会った時、あの、ベース担当の白い手袋を思い出します。というか、今でも、来れ書きながら一人笑ってしまってます。笑っちゃいけないんだけどね。 (写真はイメージです)

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雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

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