01年11月06日(火)
〜軽やかポールニューマン〜

「ゲットアチャンス!」っつう映画を見た、監督リドリースコット、出演ポールニューマン(缶詰の顔)、スゲエ面白かった! というのではなかったが、大変ドキドキした、内容はポールニューマンが惚け老人で、刑務所から病院にやってきた元銀行強盗なのだが、惚けてるのは嘘で、看護婦はそれを見破り、一緒に抜け出し現金輸送車を襲うのです。スゲエ!ではないけれど、面白かった。正統的ドキドキ感のある映画でした。ドキドキと言えば「ハンニバル」って映画あったけれど、あれ大嫌いです、なんでこんなの観ちゃったんだ、と怒りすら感じました、映画を通り越して、観てしまった自分にむかついた、気味の悪さ満載にしようとして、ビックリ知的ぶった馬鹿の映画だと思った、だいたいアノ博士は頭がいい設定だけど、あいつはタダの馬鹿だし、FBIの女も馬鹿でしかない、あんな映画観るんだったら、変な形のウンチを一時間眺めてるほうがいい。でもあの監督もリドリースコットだったんだよね。で、ポールニューマンってのはアメリカではどのような位置の俳優なんだろうか? 缶詰にもなってるけれども、日本で言えば梅宮達夫なんだろうか? 商売上手なのだろうか、色々考えたけれど、アメリカに住んでない僕には良くわからない、しかし老人になっても格好がいいとはまさしくコレなんだと思えるほど格好よかった、昔、デニスホッパーが社会復帰して、日本でデニスホッパー映画祭とか、デニスホッパーが撮った写真展をやってまして、もう十何年も前の僕が高校の頃で、その時、写真展に行ったんです、そしたらポールニューマンの若いころの写真があってそれが何とも言えず格好良かったんです。で、ポールニューマンその時の格好良さから大して外れることなく格好良かったです。なんでだろう?と思うに、ポールニューマンって軽いんです、存在が、軟派というのではなく軽いんだなと思いました、そのまま重鎮になっていく俳優みたいに、演技に深みを持たせようとしたりせず、役を追求したりするのが嫌で、面倒くさいからそんな事やらないよ、と行った感じなんです。確か梅宮達夫も演技し対して考えるのが大変嫌いで面倒で何も考えないという話を読んだことがありましたが、日本で言ったらやっぱ梅宮達夫なのか? 缶詰に漬物だし、しかしポールニューマンは肉体も昔とあまり変化してないから、太らなかった梅宮達夫なのか、でも梅宮達夫って昔も結構肉付きよかったか。とにかくポールニューマンの存在の軽やかさは、大変耐えられるものでした。そんでもって、ハンニバルの博士の存在の重さぶりは大変耐えられません、あんな博士とっとと死んでくれ、あれをやってた俳優も演技派とか呼ばれる大物なんだろうが、駄目だあいつ、どうでもいいね、重みなんて。ポールニューマンの軽やかさは削ぎ落しとかではなく、ただのナチュラル、あとは全部缶詰に詰まってる筈、缶詰の中身はナチュラルか判らないけれど、アレは美味いんだよと食った事のある友達から聞いたことはある、そんでポールニューマンは顔にもなってるのでよく食べてるだろう、そしてあんな軽やかさを身に付けたのならば、アレを食えばいいのか、博士も脳味噌食ってないで、ポールさん印の缶詰食え!と。

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雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

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