04年03月08日(月)
「感動的な奴2」
僕は鳥が嫌いです、喰らうのは好物なのですが、生きてるのが嫌い。鳩の小刻みな動きを見てるだけで気分悪くなる、浅草の煎餅屋でバイトしてた時、煎餅カスを鳩が食いに来るので、熱湯をぶっ掛けてやった事がありますが、それはちょっと酷い事をしたなと反省した。けど鳥は嫌い、保育園でアルバイトをしてた時、ニワトリ小屋の掃除が日課で逃げ出したくなった。横浜のマリンタワー二階に昔、熱帯鳥園があって、マリンタワーチケットの半券で入場できたので入ってしまった、すると極彩色のオウムが「ビービー」鳴きながら糞垂れてるのみて、失神しそうになった。
 こんな鳥嫌いの僕ですが、唯一ペンギンだけは子供の頃から好きでして、先日、NHKの「ひるどき日本列島」を観てたら「長崎ペンギン水族館」が出ておりまして、そこで働く人々の紹介をやってました。その中で安田梨花さん(ペンギン担当の人)を見て僕は感動してしまいました、この方は常にニコニコしており、本当にペンギンが好きで、ペンギンと接してます、それでレポーターが「手を見せてください」というと、その手は傷だらけで、全部ペンギンに噛みつかれた傷だそうです、そんな傷を見せながら「でもペンギンが好きですから」とニコニコしながら言う安田さん、アカの他人の笑顔がこんなにも素敵なものなのか、そんな笑顔、その笑顔を見てこっちも幸せになれるような笑顔。別にこの安田さん、好みのタイプとかいうわけでは無いのですが、あまりにもその笑顔が素敵だったので、ここに記させて頂いた次第です。たぶん俺等にゃ人生やり直さない限り、あんな笑顔は出来ないです。もし生まれ変わらなくちゃならないなら、俺は絶対人間なんかにゃ産まれたくない、俺は、長崎のペンギン水族館のペンギンになろう、そう決めました。野生じゃなきゃ可哀想だよという馬鹿がいるけど、安田さんを含め館長さんやペンギン博士なんかに囲まれたペンギンは本当幸せそうでしたよ。下の受付案内嬢の髪形がほとんど同じで酒場の女性みたいのは少し気になるけど。
 あと、一日に何回かペンギンパレードというのがありまして、この時、ペンギン達が行列なして歩き、橋を渡ったりするのですが、そのペンギン達の行進が大変面白いのです。生でみてぇよさ、ペンギンパレード。

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雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

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