09年11月01日(日)
今日は、お稽古の前に新生児を訪問してきました。男子男前。
鉄割とよくイベント等一緒に出てくださいます高速スパムというバンドの長男です。母君と同じ誕生日に生まれて来たそうです。新生児は様々な顔をしたり、妙な動きをしていて見ていて大変愉快でした。

音響やって下さる方も決まり稽古場初登場。今日のところは借りてきた猫のようにしていました。誰も気づかぬ間にふと居なくなって、缶ビールの空き缶を持って戻ってきても同じ場所にちょぼんと座っていました。あの方も三十と数年前は小さな赤子であったとは信じがたい程ののっぽさんです。このたびはお世話になります。どうぞ宜しくお願いします。
あ、そういえば今日は出演者全員揃っていました!皆もう大人なので赤子に比べりゃあちこちちょいちょい汚れてきて多少の憂いは漂ってはおりますが、皆元気でよかったです。
本日、頭に色々なシーンや言葉は残っているんですけども、いつも以上に断片すぎるので今日は記さずにおきます。新聞の袋を117こ作りました。郵便物の戻りは無し。ああ日曜日だから郵便屋さん休みなのか。
09年11月02日(月)
今日も今日とてちょっと経った新生児と、もうちょっと経った新生児と遊んできました。いずれにせよ超フレッシュ赤子三昧。むふふ。

そこに向かう途中、私はまた電車に乗っていました。私はよく電車で駅を乗り過ごすので、電車のドアが開いたらドキっとしてドアの上の駅の名前のところをはっと見ます。でまたそのような行動を取って降りる駅でないのを確認して安心した後に、ドアの付近に目をやりましたら、なんかものすごくのっさりした男(推定35歳)が、ドアが閉まりかけているにもかかわらず、全く慌てる様子もなく「のそー」っと入ってきました。そんな調子なので、もちろん挟まりましたドアに。お見事。更に、挟まっていても一向に慌てる気配もなく、そのままの体制を維持し、脱出する素振りも見せないので、周りに居る人のほうが大慌てであせって救出しようと動き出しました。その一瞬後に、ドアがボシューっと開いて、その挟まっていた男は申し訳なさそうな気配微塵もないままに何事もなかったように車内に入ってきました。あの人、精神でも病んでいるのでしょうか。あまりにも無反応でゾンビのようでした。(そういえば一歩町に出ると割とゾンビに遭遇しますね)そう思うと同時に思ったのは「見事だ」ということです。私程注意深い人間でもたまにドアには挟まることもあるのですが、そのような時に私はとても慌てているのです。挟まることも去ることながら慌てることも悲惨です。あの男はこの第二の悲惨である「慌て」が一切なかった。解脱というの?なんか凄いよね。スーツ着ちゃってサラリーマン風情だったけどどんな仕事しているのでしょうかね。毎度鉄割とか稽古場とは関係ない話ばかりが主ですいません日記ですが。

で、諸々の後、稽古場に行きまして、その時居た人(戌井、渡部、雅楽子のお三方敬称略)と話していました。話の内容は違うのですがこのお三方がそれぞれ話していたのは「普段はそんなことしないのに、たまに何か嬉しくなったりしてふざけちゃう時に限って、大々的にふざけてしまい、更には相手を間違え大変な思いをする」というような話でした。更にその話の最中にも、エキサイトしてしまい靴をはるか上空に飛ばしたりと、大変象徴的な一時でした。
で、思ったのですが、多分鉄割の舞台での妙な瞬発力の由来もそれなんじゃないでしょうか。ちなみにお稽古は本番とは全く違いますので、鉄割のあの舞台というのは本番でしか見れないのです。お稽古にはお稽古の面白味もありますが、やはり、まっさらな状態でいきなりドカンと本番見るのが一番衝撃的で楽しいです。
贅沢を言うならば私はお稽古見ないで本番を見たい。その後にもう一回本番を見たい。2回見るのはたまーにあるのですが、かなり面白いです。いつも来てくださるお客さんの中には2回見に来る方もあり、その気持ちはとてもよくわかります。

しかしながら寒い!稽古場にやってきた奥村さんの様子が変で、一体どうしたのかと思ったら「寒い」とのこと。すっかり稽古場でぬくぬくしていたので「そんなに寒いのかー」と他人事のように見ていましたが、終わって外に出たらまさに寒い!寒すぎる!もうどうにもならない程に寒い!寒いからってあんまり寒い寒い言うのはどうかと思うところもあるのですが、今日のあれは寒かった。焼き鳥屋さんで温まって帰りました。初めていったお店でしたが美味しかったです。特にネギが気に入りました。豚足も。せっかく温まったのですが、電車乗ってまた電車を降りたら大変に寒かったです。今日昼間に家を薄着で出てきてしまって、侘しい程に寒かったです。

台詞覚えの練習を手伝い、新聞袋は少な目60こ作りました。
郵便物の戻りなし。もう戻ってこないとよいな。
09年11月03日(火)
今日はチラシを配りに渋さ知らズのライブに行ってきました。
渡部さんは、なんかもう本当にどうしようもなくでたらめなことばかり次々とよくまくし立てておられて感心したのですが、お客さんもまた、あのでたらめをよくぞ受け入れてくれるものだと更に感心しました。
鉄割の演目だったえんやとっとがフィッシャーマンズグルーヴとなっていたのは知っていたのですが、今日は、電車大好きだけどブーブーに乗りたくて、マック大好きで米を食えの歌になっていたように聞こえました。渡部オンステージ、取り巻くメンバー呆れ顔の図が素敵でした。そりゃあれじゃ呆れますよ。って、濃厚な大所帯バンドですから皆様もあれくらいの心当たりはあるので優しく見守っているのかもしれません。フィッシャーマンのコーラス隊の皆様がまた素晴らしかったです。
09年11月04日(水)
今日は何処へも行かずに家に居ました。昨晩は寒くて日記書くどころではなかったので、部屋にホットカーペットを敷きました。これでとりあえずは暖かいです。
そんで、最近どうしても欲しくなって買った「一汁二菜」という本を参照してハクサイとワカメの煮浸しというのを作りました。まあ、ハクサイとワカメと笹かまを煮るだけなので、そんな本わざわざ見ることもないのでしょうけれども、この本の威力はそこでありまして、あんまわざわざ作るようなものでもなさそうなものをわざわざ作りたくなるように載せてありますのです。とにかく写真が旨そうでとてもよいですこの本。
先日、稲刈りに行ってきた山形の田んぼから新米が届きましたので、ご飯が旨すぎますので、美味しいおかずを作りたいという心持ちでおります。
なんでかわからないのですが、私は料理が上手であると思われがちであり、それはそれで便利に活用すればよい噂ではあるのですが、別に料理なんてちっとも上手くないです。そもそもそんなにしませんし。我ながら「これは旨いなぁ」と思うのは、常に失敗するチョコレートケーキと、イタリア人に教えてもらったティラミスです。両方とも西洋の甘味の類でありまして、不本意なのですがその二つはかなり旨いです。本意であるのはジャパンのおかずでありますが、それはあまり作ることがないです。そんでそのチョコレートケーキの方なのですが、これ本当にどうしても成功しません。そもそも子供の頃から持っていた変な本を参照しているのですが、そのレシピ内に既に矛盾があるのです。で、それに対して私は毎回自分なりの理解で作っているので、多分あらぬ方向に行っているのだと思いますが、毎回安定してあらぬ方向に行きますので出来栄えは同じです。故に成功しないのです。
私は出掛けないのが好きなので今日は大変よい気分ですが、出掛けないと発見できないものもありまして、なんか最近JR品川駅の構内に、広島県からクリームパンを売りに来ている人が居ます。いや、その人は広島の人じゃなくて東京で雇われているのだとは思いますが、広島のクリームパン屋さんなのです。そのクリームパンは要冷蔵です。種類はカスタードクリームと生クリームと抹茶とチョコレートと小倉です。それらどれが入っていてもそのパンはクリームパンのようです(私はそう思っています)。常に行列が出来ていたのを横目で見ていたのですが、こないだお土産買おうとしてたときに運よく3人くらいしか並んでいなかったので、全種類購入して、皆で分け合って食べました。皆大変喜びました。このクリームパンは冷たいクリームたっぷりで、パンは少し。そのパンもしっとりしています。ハンバーガーみたいな紙に包んであります。
あとですね、去年もはまったのですが、今年もこの季節になりまして、成城石井というスーパーマーケットに、小豆島のオリーブの浅漬けのようなものが出回るのです。これ本当に旨いです。大好きです。これを食べるようになってから、とても小豆島に行きたくなっています。これ1~2ヶ月すると店頭から消えますので今のうちに食べておかなくてはと2袋購入しました。まだ食べていません。楽しみです。

今日は家で、ぼちぼちと本を作っています。あとは新聞の袋を作っています。このようなのはまとまった時間で落ち着いてやるのが好きです。

今日はよい日です。
09年11月05日(木)
色々ありすぎるのですが、旬の事件としては白い芋虫です。
こないだスペクタクルインザファームのイベントに鉄割で行った時に、なんだかいい気分になって、ファームから丸いどんぐりを拾って帰ってきました。
余計なことはするもんではないという話をこれからします。
で、そのどんぐりが布袋の中に入っていたのですが、こないだ見たらば、その袋に白く、小さいながら、満々にころころと太った芋虫が数匹居たのです。大変驚いた。そのどんぐりには小さな穴が開いていました。中身を食べて穴あけて出てきたのでしょう。栄養満点。で、私はそれらをゴミ箱に捨てました。なのであいつらはゴミの車に乗って行ったことでしょう。今日のところはどうか殺生がどうのとかいう話は置いといてください。
今日はスズナリに打ち合わせに行くというのでついて行ってきました。で、その後にお稽古に行って帰ってきました。諸々調整やら事務処理やら計画やら色々考えを巡らせてやれそろそろ寝ようと思ったらですね。パソコンのマウスの横にちょっと大きくなったようにも見える例の芋虫が一匹のごのご歩いているのですよ。大変驚いた。で、またゴミ箱に入れて、念入りにゴミの袋を閉じたところです今。これ結構な大事件だと思うのです。こないだのあいつなのか?新しい奴なのか?こないだのあいつのような風貌でした。小さい(1センチもない・しかし満々な)芋虫の一匹や二匹部屋に居たってたいしたことないような気もしましたが、いやあいつら成長したら何になるのかわからないところが恐ろしいのでありまして、いつかサナギになって中から恐ろしげな巨大毒蛾とか出てきてリン粉を撒き散らし毒に犯されたら・・・とかなんとかもう全然想像したくないです。頭はもう「恐怖毒蛾女」になんてなりたくない!とかそういう具合です。バルサンとかしたほうがよいのでしょうか。他にもあいつがいるのではないかという気がしてきました。しかしあいつ、今まで私に見つからず何処にいたのだろう。よりによって机の上を歩いているとは。なんかとても落ち着きません。調べたくないような気分ではありましたが、日記に書いているのだから、なんらかの決着を付けねばなるまいと考え、これを書きながら別窓を開いておそるおそる「どんぐり 虫」と検索してみたら出てきました。ゾウムシというのになるそうで、写真まで出ていて、まさにそれでした。とりあえずそんなに大きくならず、毒のある蛾でもないようで安心しました。どんな虫だったのか写真見てみたい方はどうぞ検索してみてください。それほどには虫嫌いというのでもないのですけども、手の横に突然芋虫が現れた時の驚きといったらないです。やぁ驚いた。
今日は別のことを書こうと思っていたのですが、明日にします。
う~


でも踏まなくてよかった。心からそう思いました。
09年11月06日(金)
私、根が暗いもので、日記の読者の方が読んで暗い気持ちにならないように勤めております。変更とはいえ、そんなに暗いことは書かないつもりでおります。宜しくお願いします。
今日は私の中の最大の懸念事項であった場所へ行きました。
そもそもぜんぜん行く気にならず、会う人会う人そのことを言うと「行った方がよい」との助言を下さっていまして、自分でも行くべきだとは思っていたのですが、なかなか行けないままに日々が流れて行っておりました。で、とうとう本日がやってきました。今日は起きた時から何故か「あそこへ行かねば」と思っていて、他のことしててもなかなか手につかなかったのです。ついにこの時が来たなと思い、自転車に乗って、常時しょんべん臭い町を抜けてそこへ行きました。すぐに済むと思っていて、実際行ってやったことはと言えば、用紙に記入して呼ばれたら出向いて、何度か「はい」と言うくらいだったのですが、2時間は軽く待たされました。要した時間は移動も含めると4時間です。そして帰ってきて色々してたら何かたまらなく眠くなってきて、とりあえず本気で寝ないようにテレビをつけて、文字通り夜の昼寝を致しました。
で、なんかテレビが気になって目が覚めましたらもう夜中でした。ダライラマがテレビに出て喋っていました。閉塞感のある日本の若者について、外国へ行けばよいと言っていました。メールが沢山来ていました。やることも沢山あるというのにすっかり眠りこけてしまいました。やあどうしよう今日を。(※行った先は病院ではないです)

先日の日記「渋さ知らズ」を書いた時、なんかもう寒くてやっつけてしまった感じだったのですが、今改めて考えますと、あの渡部真一のパフォーマンスは凄いものだったのだとひしひしと。あれこそが渡部真一であり、自分を存分に表しておられて、なかなか出来ることではないと感心しています。

また、私と同じように「どんぐりを拾った」という読者の方からお便りを頂きまして、どんぐり保管場所を開いてみたところ、やはりあいつが居たそうですが、干からびて死んでいたようです。あと、糞が沢山あったとのこと。そういえば私の布袋にも糞が入っていました。忘れていたことを思い出しました。つまりは、あいつはああ見えても「お菓子の家に一人で住んでいた赤ちゃん」だった訳で、それ食い尽くしているのだから糞も沢山あるのでしょう。短い間でしたが、あいつかなり幸せだったと思います。お便りありがとうございました。
09年11月07日(土)
今回のスズナリ公演での物販予定物をご紹介致しますだわよ~。

Tシャツなんと3種類!!

とてもしっかりした洋服屋さん、ギャラクシーさんが鉄割Tシャツを作ってくださいました。店頭や通販でも買えるようです。いち早く着てくるお客さんがいたら驚きですね~!
↓で画像が見れます。早く実物を見てみたいです!
http://galaxxxy.jugem.jp/?eid=12054
こちら、鉄割公演会場限定特別価格での御奉仕になります!
欲しい方、銀行寄っていらして下さいませ!
価格は会場にてご確認下さい!お楽しみに!

鉄割もTシャツを作りました~!?デザインもプリント作業も、絵心とものづくり心溢れる鉄割の野犬こと村上陽一!実はまだ出来上がっていません!シルクスクリーンです今頃地味に作業中かもしれませんぜ。どんなものになるか楽しみです!ひゃっほー!価格は2000円です。よだれはしみこんでないはずだ!

そしてもう持っている方も多いでありましょう!そうです!多田玲子さんと、下平晃道さんのお絵かきユニット「クズモ」が作ってくれた鉄割Tシャツも好評発売中!残りほんのわずかです。欲しい色やサイズがあればそれはとてもラッキー!価格は2000円です。

Tシャツ沢山で洋服屋さんのようです!

はいではお次。

スタイリストの伊賀大介さんが作って下さいました手ぬぐい!白地にオレンジの使えば使う程味が出るタイプになっておりますのですよ!一家に1枚のみならず、一人1枚2枚3枚と!そんなにいらないと言わないで~!1枚千円で販売しております!

そして今回はノート(手帳?)を販売します。しかも微妙に6冊のみ。鉄割の金太郎こと伊藤麻実子が市販のシンプルノートに麻実子の趣味である「妙な切り抜き」を貼りまくったお手製ノートです。貼りすぎてノートとして機能するのか心配ですが、大丈夫だと言っていました。大小各3冊!大は700円、小は500円。これ早いもの勝ちですね~ゲットゲット!!

そしてお馴染みの手作り本【いただきますごちそうさま】と【ただいまおかえりなさい】です。各1300円で販売!詳しくはこちらご参照下さいだわよ~!
http://www.tetsuwari.com/sdiary/show/9350

更には、芥川賞候補になった戌井昭人の本「まずいスープ」も販売しますぞ!これサイン付いたりするんじゃないだろかー!1600円です!本屋でもう買っちゃったかな!?

そんで、もしかしてもしかしたら、魔界の天使!可愛いハーフっ娘ジュンマリー・ボーデさん作の鉄割バックがあと1つ残っているかもしれません!!1500円にて販売です。見つけたらもうそれは宝物です!

やーなんかもうわかんなくなってきたけど次、はいお次!!

今回は、銀座でカレーのランチ営業をしている、ジンジン様が、出張カレー屋さんだ!来てくれるのであります。驚くことなかれ、鉄分鳥ましょう!というカレーです。ほうれん草とチキンのカレーだそうです。ただしサグカレーではないとのこと、どんなの飛び出るか!1食400円!数に限りがあるだろう!なので、腹ペコさんは真っ先にカレーの元へ!

そしてそしていつものように、ビールや缶酎ハイソフトドリンク等、じゃんじゃん販売しますので、ご利用下さい!!ひー!

じゃぱネットのおじさんを参考にしてハイテンションな風にしてみましたが、やっててなんか私、彼への理解が間違えてるような気がしてきました。あのように飄々たるハイテンションで物欲をくすぐることが言えずもどかしいです。今気づいたのですが、なんかあの人地響きみたいで素敵ですね。なんかちょっとこれどうにも読み返したくない。なのでこのまま行きます!まあそんなこともあるよ。うん。ああ。おお。
内容はしっかり覚えて、文章のことは忘れて下さい!
なんか今回、色々手作りしちゃってる感じの物販ですが、正規のやり方わからないだけだと思います。多分。。。
09年11月08日(日)
時間が足りない。私の時間はいうなれば滝のようにザバザバと流れ落ちていくのです。
今日は取り急ぎ、間に合ってない本をまた途中まで作成し、夕方慌てて国立へ。ちょっと立ち寄りで、その近所のくびくくり栲象さんのお宅というかお庭に寄ってお留守だったので鉄割のチラシに手紙を書いたのを、穴を開けて窓枠に刺さってた釘にかけてきました。そして渋さ知らズのライブにお邪魔しまして、チラシをくばって、渡部さんと共に稽古場へ急行。ライブが終わったのが19:30過ぎていたでしょうか?
先日の話によると「ふんどしのまま車に飛び乗って超特急で稽古場に行く」ようなことを言っていましたので、それは面白いので是非見てみたいと思っていましたが、ライブが終わってから現れた渡部さんは着替えていまして残念に思いました。着替えてしまった渡部さんは、帰るお客さんに誰だか気づいてもらえず気の毒だったのですが、それに気づいたお客さんに「最高です!いつも感動して泣いています!」というようなことを言われ、握手やら抱きしめやらされていました。人気者です。
今日の渋さのライブは短いながらなんだかやたら各方面の完成度の高いステージで、着席会場でお客さんがわらわらと最前列に雪崩れて行き、着席している人々も喜んでおり、大変よいものを見てしまいました。なんだか私も感動しました。渡部さんが人々の役に立っている!!今日の渋さライブは一橋大学のフリージャズ研究会の発表会ということになっていたのですが、すっかり発表会を見に行った父兄の気持ちになってしまいました。
稽古場に行くと今日はお稽古に雅楽子さんがお子さんを連れて来ており(それが目的で行ったのですが)稽古場が大変に朗らかでした。私はそのお子さんに、メーメー言いながら四つんばいで接近していくという行為を行って、お子さんは困惑しながらもちょっと楽しそうにしていました、それを見ていた渡部氏は「いーなー」と言いました。その理由は「自分がそれをやったら間違いなくトラウマを作ってしまう」からだそうです。子供に四つんばいでメーメーやりたいのかしら。確かに稽古場に渡部さんが入った瞬間に、そのお子さんの表情は固まり、明らかに恐怖を感じていました。大人には抱きしめられるほど好かれていたのに、子供には怖がられるそうです。初対面の知らない人だからだと思うのですが、渡部さんだからということにしておいたほうがよいか。
そして帰ってきたら栲象さんからメールが届いていて嬉しかったです。鉄割の公演中は、栲象さんは庭劇場やるそうで、来られないようで残念です。庭劇場、私は大好きなので必ずやまた行きます。読者の方もご興味ありましたら是非検索を。
アンケートやら印刷物の入稿やら本の続きやらなんだらかんだらやっていると気づけばもう朝になるのです。完全に夜型。公演に向けて戻さなくてはなりません。押忍。
書いてて思ったのですが、渡部さんというのは、声がでかく、明確に適当なことを言うのでこうして日記に書きやすいです。有難い存在です。印象的なのは見た目だけではない。
09年11月10日(火)
ふと気付けばはじめて現場へ行く日を小屋入りというようです。
小屋が好きなのでよい言葉だと思いました。
今日はザ・スズナリにて搬入と舞台作成を行いました。
私はばらけた荷物を片付けてロビーで作業しました。
中島弟君は優秀な部下となりました。舞台作成チームを首になってこちらに配属されました。オートバイの絵を描いてくれましたので壁に飾りました。

初日以降はまだイープラスにて受け付けております。
初日も当日券が出る予定になっていますので是非画伯の絵を見にいらしてください!
明日は10時集合です。
09年11月11日(水)
明日は当日券(¥2800)が出る予定です!
宜しくお願いします!

18:30 受付開始
19:00 開場
19:30 スタート

皆様お待ちしています!

あと、過去記事の物販情報のまずいスープの価格が間違えておりました。失礼致しました。
09年11月12日(木)
なんとか無事に初日を終えました。
ご来場の皆様ありがとうございました。
やってみたら結局上演時間は予定を上回り2時間を越えてしまい、またもや皆様を追い出すような形になってしまい申し訳ございません。

ということで、明日以降の皆様にもそのような態度に出るかもしれませぬが、止む終えぬ事情、どうぞご理解下さいませ。10時にはお客さんはもとより、スタッフもキャストも全員撤収です!どうぞご協力宜しくお願い致します。
とはいえ、アンケートお願いしておきながら、次の瞬間に「帰ってください」というのは如何かと自分でも思いました。どうしたらよいのだろう。アンケート。明日は事前に鉛筆配って終わったらすぐに書けるようにしてみようかしら。要検討。
今回は何の手違いか、アンケートの紙がたいそう立派ですのでぜひともそこにご注目下さい。驚きますよ。色々なことがあるものです。

来週の月曜日までスズナリ劇場でお待ちしています。
当日券は毎日出す予定です。
「予定は未定」とは言いますが、この予定は決定です。
どうぞいらして下さい。
本日は色々なことがもう終わりではないかと思ったけれど終わらなかった。今日は終わりましたがまだまだ続きます。来週月曜日までどうぞ宜しくお願い致します。
09年11月13日(金)
本日も無事終了、ご来場の皆様どうもありがとうございました。
今日も見ていないので、中がどうなっているのかわかりません。今回は通し稽古中、外で作業していたので衣装も見ていません。本番を見るのが楽しみです。
今回割とゆとりを持って座れるはずなので、どうぞ皆様この機会に是非!
最終日まで当日券は発売予定です。決定気味の。いえ決定です多分。
刻一刻と事態は変化し続け、私のプリンターはつい先ほどインクが切れました。私の糸も切れて何処かに飛んで行きそうになりましたが、なんとか結び直しました。しかしこれピンチです。明日公演が2回あり、時間があまりないですのですのですのですのです。インク買いたいたいたいたいたい。下北沢に売っているのかなかなかなかなかな。
09年11月14日(土)
本日も無事終了しました。ご来場の皆様ありがとうございました。
だんだん公演を見た人が多くなってきて、賛否両論飛び交っていて面白いです。
今日は比較的スタッフが多かったのでおおいにサボらせてもらいました。スタッフの皆様もどうもありがとうございました。
明日もサボりたいのでどうぞ宜しくお願いします。
もう眠くてどうしようもないです。そのような時はどうすればよいのでしょうか。眠いです。もう寝ます。寝ようと思ったってなんかもう帰ってこないのですよ頭が遠くまで行っちゃって困ったもので。公演に当り夜型を朝方に変えたというか、ただ睡眠時間が極度に減っただけな気がします。大きな失敗のないよう注意が必要です。
e+でのチケット販売は終了した模様。
取り急ぎのお知らせとしまして、明日も明後日も当日券を発売します。
スズナリでお待ちしています。明日も明後日も宜しくお願いします。
09年11月17日(火)
昨日、スズナリ劇場での公演を終えた鉄割アルバトロスケットの面々は、今日またスズナリ劇場へ行きまして、あれら全部を取っ払って片付けてきまして本当に終了しました。
ご来場の皆様ありがとうございました。また、当日券売り切れ満員で入れなかった皆様本当にごめんなさい。お客さんちうのは難しいもので、前半はゆとりがあり、後半に増えてきたり、昼より夜の回の方が沢山くるという傾向はあれど、毎回その出没の仕方に驚きます。全く予想が出来ません。あと計算とか。そんなこんなで毎度バタバタしている受付やらロビーでありまして、どうにかもっとよくしたいとは思えど、どうしてよいのやらでありまして、毎度どうもすみません。色々仕方ないことはあれど、甘んじている訳にも行かず、毎回毎回テンパって上手く出来ません。悩ましいばかりです。というか、完全に私にとってはキャパオーバーってだけのことなのですけれども。どうしたらキャパが広がるのでしょうか。増築工事をせねばならないと思います。どうやって・・・私の能力は宮永会館の1日公演のままなのです。大きな場所や長い期間やるのはなかなかに恐ろしいことであります。トラブルがあっても面白いといえばそうなのですが、とにかく無事に終わってよかった。
色々と発展途上の道のりを行きつ戻りつうろうろしているようなことばかりではございますが、皆様どうぞ今後ともお付き合いの程宜しくお願い致します。
戌井さんは色々なんかやるみたいですが、次の鉄割アルバトロスケットの公演は12月26日と27日の二日間、六本木のスーパーデラックスで行います。各日素敵なゲストの方が来て下さいます。コンタクト・ゴンゾさんとオオルタイチさんです。どんな出場の仕方なのか、どちらも大好きなので今から楽しみにしています。こちらは予約はスーパーデラックスでのみ受付になります。
私は制作ということなので、もっと上手に出来るように頑張りたいです。
しかし、公演一回やるのって、自力で引っ越して一週間位そこに住んでまた戻るようなもので、住むならまだしもそこに通うのでありまして、全く慌しいことだと思います。始まってしまうとあっという間です。スズナリ劇場の皆様はとてもよい具合に放任して下さいまして有難いです。いつも劇場を去るときは元の状況に戻すのでありますが、この感じが1年中続いているってのも凄いことです。色々な世界があそこを日々塗り替えて出たり入ったりしているのです。
公演とかこういうことするってどういうことなのかな。

最後になりましたが、色々とご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。皆様なくしては何も出来ません。ありがとうございました。お疲れ様でした。もしよかったらまたどうぞ宜しくお願いします。あまり上手く出来ないのですけれども。


鎌倉パラダイスアレーのじゅんぺいくんが素晴らしいパンを作ってくれました。もったいないような気分で、皆で千切って食べました。じゅんぺいくんいつも素敵なパンをありがとうございます。
09年11月19日(木)
公演終わったのですが、なんか忙しいです。昨日はジュンク堂書店に佐々木敦さんと戌井さんの対談を見に行きまして、ああいう場所では会話が噛み合わなくなりがちな戌井さんを見事にリードして下さいました佐々木さんの手腕に驚きました。トーク中、公演開始のアラームの設定がそのままになっておりましてピピピと言ってしまってすみませんでした。その後なんか終電ないまで飲んでしまい、新宿の変なお店で一人お茶を飲んで濁しました。朝帰ってきて、昼頃に出掛けて居眠りしながら用事を済ませ、夜は赤坂ブリッツに栗コーダーカルテットの15周年記念ライブを見に行き居眠りをしました。気持ちいいんだもん。ゲストのUAさんが素晴らしい犬を連れて来ていて、ステージに犬が居るって本当によいなと思いました。思えばそれこそ10年くらい前に、今はなき青山のOJASラウンジで栗コーダーカルテットのライブ見たなぁと思い出しました。そして多分その頃に、UAさんのラジオに鉄割数名が出て、ぜんぜん喋らないというようなこともありました。その後、何処だっけなオンエア界隈でのイベントで鉄割と川口さん(確かあがたさん組で)とは一緒になったり、渋さの界隈でたまにお会いしますのですが、栗コーダーライブはたいそう久しぶりで、CDは聞いているのですが、このバンドお喋り面白いですので、ライブいーなーと思いました。地味なところが。このようなことを言ってはなんですが、なんか根暗そうな集団で大変好感を持っております。昔、地底の宴(?だったのか?地底の産毛時代?)に、鉄割が出たときに、どこか中央線の駅の前で、始発前くらいの時間に、鉄割と渋さの皆さんが座り込んで酒を飲んでいたことがあり(駅前に吉牛があって誰かが牛皿を買いに行かされていたのを覚えている)多分酔っ払っていたので覚えてないとは思うのですが、その時に私、川口さんに「たまのネパールツアーに一緒に行こうよ」というようなことを言われ、危うく本当に会社辞めて行ってしまいそうになったことも思い出しました。行ったらさぞ楽しそうだな。選択誤ったような正解だったようななんとも言えない思い出であります。つっても多分川口さんは私が誰だかいまひとつわかっていないのではないかしらという気配でして、それもまたよい具合です。
栗コーダーカルテット15周年とのことで、おめでとうございます。
失礼なこと書いてるかもしれませんが大好きです。今後ともご活躍期待しています。

*オンエア界隈のイベントは鉄割じゃなかったような気もしています。記憶が・・・
09年11月22日(日)
公演が終わってからも、公演の夢を見ています。余程なんかやらねばって思っているのでしょうか。もう終わったのにね。始まる前や公演中は夢見る暇もないのですから今は平和です。

以下夢公演のお話

公演前、何故か雅楽子さんが赤い着物で受付をやっていて、出番なのにまだ受付にいたので「出番だよ~!!」と言ったら、雅楽子さんは「やべ~」と凄い勢いで走って行って「いいやここから出ちゃおう」と、変なところから舞台に登場し、間に合ったはよかったが、設定とは反対側から出てしまい、演目の中のこちらとあちらがさかさまになってしまい、もうやけくそで「こちらです・・・じゃねえよあっちだよ!!!」とかブチキレてやっていました。かなりよかったです。

公演前、戌井さんが浴衣姿で頭から全身ずぶぬれになっていて、曰く「帯でふざけて肋骨を締め付けたら頭のてっぺんから水が出てずぶぬれになっちまった」とのことで、そんなこともあろうかと用意していた雑巾であちこち地面を拭きましたが、その水の量が尋常ではなく、弟君の道具として用意した新聞紙でそれを拭いてしまい、弟君の道具として渡すのがなくなり、急いで買いに行こうとしたが、何故か深夜でお店は閉まっている、弟君は何とかしますと手帳で代用しようとしていたが、それは無理じゃないのかと思った。あと、その水が何だったのかと不気味に思いながら拭いていた。

舞台が簡素なテーブルで、その上でやらねばならず、皆はいつも通りにしていますが、それはいくらなんでもぐらぐらして危ないだろうと思い、補強する棒を探してた。大きな脚立がひっくり返って地面にぶつかる瞬間に消えた。きっとこういうことあるのだと思った。この夢思い出して、恐ろしいことが起こりかけても未然に消えて本番が終えられたのかもしれないと思いました。

黒い手帳を皆に配らねばならず(これは年末のOL雑務の名残と思われる)必ずや1人1冊で足りないようなことがあってはならず、私は緊張していた。紙に誰に渡したか書いておいたのに、その紙を紛失してしまい、挙句、その手帳自体ごっそりどこかにやってしまった。その後発見された手帳は何故か全てが茶色であり、黒くないことに衝撃を受けたが、なんとかそれでごまかせないかとまずは弟君に渡してみたが「あのーこれって茶色ですよね」と言われ、嘘はつけないと諦め、再び黒い手帳を探す。色々な箱を開けた。見つからない。紙は見つかった。

なんかゴルフ場みたいな芝生で公演するらしく、客席はパラソルのついた白いプラスチックのテーブルのセット。お客はなんか黒い服の政治家とかギャングみたいなでかい人ばかりでよくわからない。楽屋がとても汚かったが立派なマッサージ椅子と大量の傘がある。受付はしなくて済んだのだけど買出しに行けず、ゴルフ場の小さな車に乗るも店はない。

以上、夢公演のお話。覚えている範囲ですが。こうしてみると割と悲惨ながらもなんか面白いです。

今回私最後の演目が大好きでした。あれ、公演1日目の昼頃に出来たようです。その時は、演出家のみさおさんと、戌井さんと、私しか劇場にまだいなくて、客席もまだ出来てなくて不安満点でした。私もやることあるのですがなかなか手に付かず、とりあえず中で壁に布を貼っているみさおさんを手伝っていました。そん時、戌井さんはチョウコウ(と言ってるけど漢字がわからない)という、客席一番後ろの穴のところで、ひじ付いて劇場全体を眺めていました。そんでいなくなったと思ってちょっとして私舞台の方を振り返ったらこんなんが出来ていましてなんか感激しました。「できた!これだ!」とか言ってました。そんな気がします。



でこれが最後の演目で皆さんがボールを投げてた的になっていました。あれよかったですねとても。私鉄割のああいうところが好きです。面白いのも好きなんですけどそれだけじゃ私にはちょっと足りない。あの最後のほんと素敵でしたね。なんと言っていいのかわかりませんが。なんか今回は私としては面白すぎて不安だったのですけど、最後の最後で安心しました。まあ色々な意見があるということで。私の感想です。

あと、色々な方にお礼を言いたいのですが、まずはお花から。

以前に見に来て下さった伊藤桂司さん、最近いらっしゃらないなぁと思っていましたらお花を届けてくださいました。気にかけて下さっていたとわかり、なんだかとても嬉しかったです。ありがとうございました。


また、連日誰かしら鉄割が押しかけていた素敵な酒場ネバーネバーランドの下平憲治さんからもお花を頂きました。ありがとうございました。ゴミ袋のところに貼っていた「ゴミ」って紙が横に入ってしまって申し訳ないです。お花は先日スズナリから麻実子さんの立ち飲みに移設されました。まだ咲いてるかな。
09年11月23日(月)
日付でいうと昨日になりました。22日の話。実は前日鍋会というのに参加して、美味しい鍋に舌鼓を打ち、この日も朝方家に帰りました。どうにも頭が混乱しており、少し片付いて夕方にこの前の分の日記を書いてから、ぼーっとゲームとかしていました。牧場の。そしたら電話がかかってきました。
私めったに電話かかってこないので、恐る恐る出ましたら、今晩の予定を聞かれました。そんで、ナイと答えましたら、いけなくなったライブがあり、是非とも行って欲しいとのことでした。私はキセルファンで有名(のつもり)なので、キセルのライブのチケットを譲り受けることとなりました。とても嬉しいことです。忙しくてぜんぜんライブとかチェックできていなかったのでこの日のライブは知りませんでした。で、他に誰か出るのか聞いたところ、大好きな石橋英子さんが、これまた大好きな千住宗臣さんと素晴らしき内橋和久さんのトリオとのことで、ドヒー!もう超特急で準備して出掛けました。遠いんで、ちょいと遅れてしまいましたが、ライブも10分押しとのことで、一曲目の頭が欠ける程度で済みましたのですが、それすらも悔やまれる素晴らしいライブでした。もう細胞全部が打ち震えました。なんなんでしょうかあれは!しびれまくった。最高すぎます。なんか本当に有難かったです。幸せを感じました。聞いていて本当に幸せでした。なんでだろう。英子さんの世界最高すぎますっ。たまらんです。千住さんのドラムもむちゃくちゃ好きです。くさっぱらに沢山居る虫を観察しているのに似た気分になる愉快な太鼓。去年のボロフェスタで鉄割と同じ会場でPARAが出ていたのですが、時間が合わず見れず残念に思ったことを思い出しました。七尾旅人さんとやっていたのや、ウリチパン郡のライブで見てとても気になっていまして、今日はあんなにモロに見ることが出来て本当に嬉しかったです。また、やはり旅人さんと一緒のところをよく拝見しています内橋さんのギターももう言葉ないです。感激です。今年スーパーデラックスのギターの日で、内橋さんと山本精一さんと戌井さんと3人でやっていたのが、私多分最後に見たのだったと思いますが、改めて、改めまして、あれは凄いイベントで凄い3人のセッションでした。いやしかし今晩ですよ、東京の片隅であんな素晴らしい演奏が成されているなんて!!説明できませんです。どうしたら音楽を言葉でなんて伝えられようか!英子さんのピアノも歌もその世界も大好きなんだけど説明出来ません!!!そして、このライブなら居そうなあの人やこの人が居ないことのショックよ!見せたかった!心から見せたかった!嗚呼もう!知ってる人が旅人さんのライブでのお客イジリのイジラレ担当のK山君しか居なかったよ!いやしかしあの時間共有出来て嬉しかった!そしてチケットを譲ってくれたKさんとも一緒に見たかったです。皮肉な話であります。
余談になりますが、今日のライブの前半聞いている間は、真横にキセルの兄さんが居たのだと思います。間違いないと思います。ミーハーですみませんがそんな至福な時間終えまして、後半キセルも素晴らしかったです。いつも苗字覚えられないのですが、ドラムのユウコさんも大好きです。今日は3人での演奏で、このスタイルは始めてだと言っていましたがとーてもよいので是非またやって欲しいです。聞きたかった曲の数々も知っていたかのように次々に演奏されました。嘘みたいだ。私はキセルは鉄割とイベントで一緒になったときに知りまして、江ノ島のオッパーラというところで最初に見ました。一度目は受付をしていたのであまり見れずでしたが高田渡のマグロが沁みました、二度目は、ライブが押しに押していてキセルの登場は空が白むような朝方の薄ら寒い時間でした。思い出すだによいライブでした。それから鎌倉のお寺やら、横浜の立派な建物でライブを見ました。廃校フェスとか他のライブハウスでも何度か見たのですが、キセルは野外か狭い場所で聞きたいなぁと思っていました。そんでグレープフルーツムーンです。帰りキセルのお二人は自ら物販されていまして(←重要)行列できていました。嗚呼なんて完璧すぎるのかとその夢のようなライブを噛み締めて帰ってきました。そしたらテレビに古澤君が出ていて変な動きをしていました。久しぶりでしたが元気そうでよかったです。
で、気づいてみたら湯島のイベントはいつだったのかしら。公演終わってから、ぜんぜん自分の予定が把握できておらず流されるままに生きておりますが、きっとそれでよいのだと今日は思いました。
今日のライブは永久保存版です。ああすぐにでもまた見たいセットです。

09年11月25日(水)
そもそも人間と付き合うことがあまり得意ではないので、日頃はあまり人に会わずに平穏に暮らしております。なので、公演とかあるともうやたら人に会いすぎて訳がわからなくなりまして、最近やっと落ち着いてきました。で、連絡しなくてはならない人やらしたい人やらまだまだ連絡できておらず申し訳ないのですが、そろそろします。毎度すいません。
せねばならぬ連絡をさておいてまで何をしているかというと、ひたすらニッティングファクトリーであります。ニット。編み物。習ったこともないし本見たりして適当にやっているのですが編み物は完全に一人でよいですねほんと。こうして落ち着きを取り戻すのです。
私はメリヤス編みの網目を透かして見るだけでかなり幸せでして、夏頃か、行く宛てがないというモヘア気味の柔らかい黄色と白の毛糸を大量に貰ってきまして、なんも考えず(後で数えたら106目作り目してた)とりあえずメリヤス編み始めました。なんも思いつかなければ色々継ぎ足して冬用の暖かいカーテンにしても毛布にしてもよいと思っていました。それを見た人が「何を作っているのか」というので「決まっていない」と答えたら「では私のセーターにせよ」といい、まあいいけどセーターなんて作ったことないので、首を出す穴と手を出す穴と胴体を通す部分があるという程度のモノしか想像出来ず、それしか想像できないのだからそうなるだろうと、それを伝えたつもりではおりますが、それでいいというので作っています。前だか後ろだかの分は出来上がりまして、その反対側になる部分を作っています。袖はありません。
そんな中、先月くらいにアメリカから来る方に欲しい毛糸を買ってきて貰ったりして、俄然盛り上がっているのですが、まだそのセーターになるはずのものが出来上がらず手がつけられません。つうか私、セーターなんて作れるなら自分の作りたいので「ばあちゃんがやたらセーター作って送ってくるが着ないのであげる」とのことで貰ってきた大変簡素で素敵なセーターを見てどうやって作るのか研究したりしています。本に出てるセーターはあんま気に入らないので本を見てもあまり作る気になりませんのです。あと毛布も作りたくなっていてどうにもならんのです。
それとは別で、素晴らしい刺繍の本も夏頃に手に入れて、刺繍するのにちょうどいい布も発掘し、あとは刺すだけなのですが、これもまた糸を買いに行く余裕がなかったり忘れてたりで放置してあります。で、そんなこんなでいたのですが、先日また凄いいいモザイク編みの本を見つけてしまいました。これはこれはこれは。俄然盛り上がっていますのですが、事態が前に進みません。とりあえずまた上野の古本屋にも行きたくなっています。上野からならかなり色々な道のりが組めるのでなんとか出掛けたいところです。筆不精とか出不精とか言うけれど、私ただの無精者なのです。マイケルジャクソンの映画もまだいけていませんが終わってしまっただろうか。行きたい。
編み物をしながら本を読むとか、編み物をしながら映画を見るとか出来るとよいのですがなかなかに。音楽を聴くのもままならない。モノによってはぜんぜんガチャガチャになってしまいます。グレン・グールドのゴールドベルク変奏曲は大変上手く行きます。あと、キースジャレットもOK。最近新たにマーチンスタットフェルトのゴールドベルクもいけます。同じ曲でもダメな演奏家も居るのですけど。なんででしょうかね。他にもOKな音楽はあるのですけどね。ゴールドベルクが一番ニットに向いてるかも。あーでもテレビなら大丈夫なんだ。ぜんぜん真剣に対応してないからだ、テレビに。たまに見ると勉強になりますけど。
稽古場の近くの商店街の洋服店に、とてもよいニット製品が置いてありとても参考になりましたので、なんとか早いところ第一のセーターを無事に終わらせたいところであります。
09年11月27日(金)
昨日はワタリウム美術館に行きました。
戌井さんが建築家の谷尻誠さんと対談でした。
谷尻さんもワタリウム美術館自体も、私は初めてでした。
いつも面白そうな展示をしているところです。
なので一度くらいは行ったことあるかと思っていました。
対談は先攻が戌井さんで、鉄割の先日のスズナリのビデオを見せてくれました。
後攻が谷尻さんで、色々な家の写真とか見せてくれました。

なんかもう、素晴らしい家ばかりで、今まで自分が自分の家に住むとかって一切考えたこともなかったのですが、あんな家に住みたいと思いました。どうしたらよいの?家の中に空や路地があるのですよ!ものすごくワクワクしますのです。私はおしゃれとかみたいなのは謎に毛嫌いするのですが、葉山の空屋とか、谷尻さんの家とかは、空間的にとてもおしゃれみたいなのですが、それ以上に気持ちよいが勝っていますので全く嫌じゃなくて大好きです。どんなにおしゃれみたいでも、心地よく落ち着かねば魅力半減以下と思います。
終わってから誘われるままに、ワタリウム美術館の奥の間にお邪魔しました。閉店した薄暗い美術館はほわほわして夢の世界のようでした。今の展示は、メキシコの建築家ルイス・バラガンさんのもので、とても眠くなる可愛い寝室を抜けて細い通路を通り抜け、ビールや、メキシコの虫が入った地面と繋がっていそうな広い味がするお酒や青森の美味しいりんごをもりもり頂きました。ワタリさんたちは的確に気さくでとても居心地がよかったです。お腹が減っていたので沢山りんごを食べました。ご馳走さまでした。
谷尻さんは話すのが上手で、とても面白くて対談と同様に興味深い話を沢山聞かせてくれました。建築ってあんまり沢山は知りませんが、面白くてとても総合的なことで興味深いことなので、日本にもあちこちで面白い家を建てている人が居るのだとわかり嬉しくなりました。
夏に大阪で泊めてもらったお家がありまして(昨日ワタリウムでばったりお会いしました)そこは簡単に言うなれば、四畳半くらいの小さなワンルームなのでした。なのですが、大変居心地よく、無駄なく(というか必要な無駄は沢山あるのがよいのですが)驚くべきパフォーマンスを体感しまして、狭いとか広いとかってあんまり関係ないなと思い心強く思いましたが、私の部屋は悲しいかなどうしようもない。
以前に、心の中がしっかり定まっていれば、住処もそのようになるし、住処が荒れていればそれは心が荒れているのだと言う人がいました。私は全く定まっておらず荒れていっぱなしです。
自分は一体何をしているのだろうかと思わずには居られない昨今でありまして、どちらかというとホームレスに近い状況、これからどうやって生きていけばよいのやらですが、これまで自分はどうやって生きてきたのだろうか。今も。よくわからないです。
谷尻さんのページで沢山家の写真が見れます。どんだけ建てたのだ!
http://www.suppose.jp/index.html
家とか建物というのは、空間を切り分けて、つまりは隔てる作業でありますが、谷尻さんは断たずに繋げていく方向で、更にそのつなげ方にとても工夫をされているなぁと思います。建築界の流れや常識わかりませんけれど、単純にいい気分になれる家です。なによりも、谷尻さんの考え方が素晴らしく私はすっかりファン?になってしまいました。逆境についての捕らえ方がまた素晴らしく、逆境なり何かしらのハンデがあるなら、それを生かすべく、バスケで言うところの3点シュートを当たり前にすればよいという話がありまして、私が鉄割で制作という活動をしてるのって、3点というかもう5点とかもらえそうな場所からいつも闇雲にボール投げて失敗しているようなもんで、なんとかそれを当たり前にゴールできるようになりたいものだと思ったのであります。それって凄いよな。出来たらよいな。

夏に行った限界集落といわれるクチの、小さな素敵な島で、家が20万円で手に入るという話を聞きました。素敵に出来るかはわかりませんが、あそこならば私も家が持てるかもしれません。そこの島で、古い家を自分で改修を重ねて住んでいる方のお宅に泊めてもらいましたが、そこもとっても気持ちが良い家で、キッチンの窓からは、綺麗な海が見渡せました。台風で損害を受けたそうでしたが、修理完了とのこと。目出度し。


Sub Content

雑記書手紹介

松島
横浜生まれ横浜育ち
鉄割の制作担当。食べたり飲んだり旅行したりしている。
ふと目を離すと何か食べている。

最近の日記

過去の日記

鉄割アルバトロスケットへの問い合わせはこちらのフォームからお願いします

Latest Update

  • 更新はありません

お知らせ

主催の戌井昭人がこれまで発表してきた作品が単行本で出版されました。

About The Site

このサイトは、Firefox3とIE7以上で確認しています。
このサイトと鉄割アルバトロスケットに関するお問い合わせは、お問い合わせフォームまでお願いします。
現在、リニューアル作業中のため、見苦しい点とか不具合等あると思います。大目にみてください。

User Login

Links