02年12月01日(日)
ニラは炒めて食うのが一番よろしいと思われた。
02年12月02日(月)
今日は、ドラミちゃんの誕生日だそうな。112年後だけど。
02年12月03日(火)
不毛な戦いに勝利し、得た小銭で発泡ワインを購入し、毛深い話して、酔った。
02年12月04日(水)
真夜中に「ビデオよこせ、ビデオよこせ」というメッセージが繰り返し送られてきたので、通報したところ、同区内からの発信までは突き止められた。
02年12月05日(木)
油田を掘り当てたアラブ人の如く得た浮遊金の余りを何に使うか迷った挙句、名もなきお笑い芸人のパトロンになることにして、手始めに幾らかブッコんでみたものの、そう簡単に成果なぞ現れるわけなく、つうか音信すら途絶えたまま。
02年12月06日(金)
諸先輩方に、三十代を悠々自適に過ごす講釈を受けながら、店じまいまで飲んじまいました。
02年12月07日(土)
冬のすこぶる冷えた雨の中、脱津軽の子が濡れてやってきて、熱燗を朴訥と飲み、生授乳風景に対する己の心象風景のみを訥々と話し、帰ってった。
02年12月08日(日)
サミー・デイビス・Jrの誕生日だからってわけじゃないが、遊園地に行った。夏が似合いそうな名称だけに、とても寒かった。二度ほど衝突あり。
02年12月09日(月)
焼き鳥食って飲んで歩いて帰れる喜び。ナンコツがうまかった。
02年12月10日(火)
「座頭市鉄火旅」と「ゴッドファーザー〜愛のテーマ」を繰り返し見見聞聞する毎日。


02年12月11日(水)
いつから冬になったのだ。
02年12月12日(木)
社会的な忘年会に出席しました。業者として。
社会的なくじ引きで席順が決まりました。ほぼ面識ないお偉方に挟まれました。
社会的なビンゴゲームに参加しました。立場をわきまえず、一番になりました。
社会的なOLを捕まえました。景品のフットバスを商品券に交換しました。
02年12月13日(金)
久し振りにふるさとに帰り、広い風呂に感動した。
ふる里は遠きにありて想ふもの
近いけど。
02年12月14日(土)
搬入。軽い気持ちで車を渋谷まで置きに行ったら、人込みやらなんやら戻るのに四時間かかって気持ちが重くなったので、婆さんの寝てる脇で飲んだ。搬入時にいなかった男が飲んでいた。
02年12月15日(日)
本番。
今回は、男子メンツからして、四畳半〜極東〜鉄火場を思わせた。かといって、ノスタルジックな感は微塵もなく、ストーンとした感じでした。ブーコケーッつうの。客足も予想以上で。









打ち上げでは、高い焼酎をここぞとばかりに杯を重ねてたら、崖っぷちの住宅評論家に新居の傾斜に関してのご指摘を受けました。

昨夜同様、飲み会のみ参加の男の子がいた。

素敵な兄弟に送っていただいた。
02年12月16日(月)
搬出後の車中遺し物、数十枚の煎餅と「TAX」名義の黄色い布。
02年12月17日(火)
「つげ義春ワールド vol.1」というビデオを見た。
人の想い入れはそれぞれなんじゃねえの、と思いながら、自分は自分で途中遊眠。
02年12月18日(水)
フレッシュネス・バーガーのチーズドッグがたまに食いたくなるのだが、お持ち帰りにすると、包装紙にチーズを持ってかれてしまうので注意。
02年12月19日(木)
眼鏡をかけ忘れたようなバンド練習だった。
02年12月20日(金)
炬燵が寝床。
02年12月21日(土)
阿呆の如く休日。
02年12月22日(日)
割れた眼鏡が返ってきたが、割れたものはなかなか元には戻らないようで、割れたまま三時間バンド練習。
02年12月23日(月)
恒例の餅つきを経て、パーティ会場へ。
すき焼きなどのビュッフェやレモンハートなどのラム酒や高島屋のケーキを頂戴した後、出し物。
ある者はカントリーを同じ曲を三度弾き語り、ある者は謡い踊り踊り謡い、その間に生まれた子がこれまたミクスチャー。
02年12月24日(火)
鴨うどんを啜って、ラチェットし続けた夜。
02年12月25日(水)
普通盛りを頼んだはずが大盛りが出てきてしまうラーメン屋に行った為、リハーサルに参加できず。

影響を受ける点は、やる気にさせてくれたという一点張りの対バンの後、四順目に出場演奏。楽しい演奏。ラチェットやりたい気分も半分飛ぶくらいの。
02年12月26日(木)
ウイニングイレブン6ファイナルエヴォリューションを購入するも、ラチェットのホバーボードの前では、後回し。
02年12月27日(金)
焼き豚用の豚肩塊を2本頂いたので、1本1時間煮込んだら味濃い目のが出来て、上手かった。煮込む汁は薄めに。
02年12月28日(土)
まず、ほとんど寝た。と、ラチェット。
02年12月29日(日)
ワインを飲み飲み。
高値のワインは燻製の匂いがした。
02年12月30日(月)
ゴールデンボルトを後回しにして、南辻夫妻とともに、三十路仲間とおいしく飲んだ。
02年12月31日(火)
恒例の猪木祭鑑賞会。
プライド高すぎて腹痛になった男が無断欠席し、盛り上がりが心配されたが、意外とそうでもなく、ワインの空瓶は6を数え、近所の神社に詣でた。


今年も無事是生きた。

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雑記書手紹介

内倉憲二
東京生まれ(三多摩育ち)
鉄割の役者担当。もろもろな条件をこなしてくれる。
低音ボイスで、演目のストーリーテーラ的な役割をこなす。
血にまみれたり、目が見えなくなったり、
時代、役柄、関係なく縦横無尽、そして声がいい。

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