02年09月01日(日)
充実してた。
スイッチが入るが如く天へ駆け上がるも者がいれば、あまりの感動に泣き続け挙句顎を外しひれ伏す者がいれば、音域と呼ぶには拙い程人間ダブ高音を吐く者がいれば、100%の自分を出し切れないで後悔しながらやり通す者がいたりして。それはそれは充実してた。
02年09月02日(月)
飛び込み前転により右肩負傷。
知らぬ間に、左手首・両足の甲負傷。
寝不足による昼寝症。
02年09月03日(火)
恥ずかしい部分が何虫かに噛まれ蚯蚓膨れ上がって痒い。
02年09月04日(水)
世の中には稀に見る好青年がいたもんで、あまりに素直で純朴で穢れなく実直な若者でして、使われてる身の上のくせに、ジュースを奢ったりして。
02年09月05日(木)
仲良しトリオと女性で食事会を開きました。今回の女性人は、ファンの方々でなく、一般の方々で、逆にこちらの者がファンになってしまう有り様でした。待ち合わせは勿論、犬の前。大変な人ごみでした。常套手段で遅れてくる者もありました。一軒目は高層ビルの和食屋。和食屋さんなのにソムリエがいるのには一同驚きました。遅れてくる者を除き、開会。早々に何故だか精彩を欠いている者がいました。遅れてくる者のせいでもあるのですが、この時すでに病に冒されていたようでした。遅刻者が着き、酒の力と共に、場は息を吹き返したように盛り上がり始めました。繊細な膳を賑やかな中頂き、ご満悦でした。二軒目は、これまた勿論カラオケ。仲間達は「楽園ベイベー」とやらを、一人は死んだ目のまま、振り付きで、もう一人はマイクを逆手に持ち、しかもユニゾンでの熱唱です。女性陣は、陽気に静観する娘や、彗星の如く現れたアイドルのような娘さんたちでノリもよく、仲間の一人は彗星に夢中です。たっぷり二時間喉を嗄らした連中は、渇きを癒すため、三軒目となるダイニングバーへ向かいました。特製の鍋物が皆を温かく迎えました。盛り上がりはとどまる所を知らないようでした。しかし、一人を除き、翌日の労働に差し支えるため、一人の反対意見を除き、遊興は閉会となりました。この時点で深夜二時。但し帰りは二手に分かれたので、向こうの組がその後どうなったのか、執拗な座席争いが起きたのか、道路で川の字で寝たのか、夜が終わったのか、知りません。
02年09月06日(金)
携帯電話の液晶部分が壊れて非表示に。
尻の湿気のせいか、何かの前触れか。
02年09月07日(土)
練習あるも、完全休養日。
02年09月08日(日)
男は直前に大喧嘩をし、男は給与形態が変わり激怒し、男は恋に恋し、男は他人の話を全く聴いてなかった。
男は下北まで取り持ちに行き、男はビデオで癒し、男は恋に恋し、男は他人の話を全く聞いてなかった。
02年09月09日(月)
秋雨前線により暑さが減ってきた。
しかし、相変わらず電車内は夏仕様のようで、練習の時有無を言わせず、室温を最低に設定する男は可愛げがあるが、この電車では有無を言わせず風邪をひいた。堰と痰。挙句、臓物を口にしてないのに内蔵の匂いのする糞一つ。
02年09月10日(火)
先月挟んだ小指が変色しきった。
全指こんな爪の色した女性の第一印象は決して良いとはいえないが、自分のものなら愛着が湧くのである。
下から次の爪が生えてきているようで、死んだ爪は根元から取れていくのだろうか。爪は皮膚なのか。
02年09月11日(水)
一年前の今日の夜、草臥れたホテルでテレビを点けたら、ただならぬ緊張感が漂っていた。悪夢。死人。戦争開始。死人。情報の洪水。死人。未解決。事の重大さより、一年経つ速度への驚きの方がが大きかったり。とにかく合掌。

これまた無関係に、再び京都へ向かった。車三台。十七人を乗せ。心優しき恋する男がお見送り。
どうなるか、皆目見当つかんが、それもよくあることなので、気にせず。とにかく楽しむつもりで。こんな大所帯で出掛けることもそうはないに違いない。渋さ知らズにでも入らん限り。
02年09月12日(木)
昼、京都着。せっせと単純肉体労働。埃と虫と畳みとパイプが多く、閉口。しかし、造りの出来がとても素敵な感じになった。装飾もそうだが、舞台・客席より楽屋のほうが広いところもとても素敵。

夜、京女のやかましさを肴に、豆腐をつつき、酒を飲み、差別の対象にならない宿屋に泊まった。
02年09月13日(金)
昼、思い出作りに銀閣寺傍のうどん屋「おめん」へ行った。味は普通。

公演といえば、客が片手数だったのと、あまりに音痴過ぎて、メガネにきつく注意されたぐらい。

終演後、交流を交わすも、泡盛に溺れた。タチ悪くない程度に。
02年09月14日(土)
意外に酒も残らず、鈴虫寺と二条城を見学。
鈴虫寺は、一年中鈴虫の音が鳴っている寺で、試行錯誤を重ね、相当な努力で持って、鈴虫の養殖に成功した、実業家寺だった。説法も、お守りの宣伝に終始。勿論、購入。二条城は、嫌いじゃなかった。

公演といえば、中だるみもなんのその、声を枯らす程熱演者や性欲の支配から解放された者続出。そしてまたしても音痴具合。

夜は夜な夜な四・五条の「とんがら屋」にて。
02年09月15日(日)
昼、鴨川沿いの喫茶店「efish」に行くのに一苦労。別の茶屋へに深入りし、道は狭いわ、数匹の放し飼いの犬に囲まれたその筋の人物に咎められられるはで到着。アボガドとツナのサンドイッチはとても美味しかった。

有志で南禅寺を見学。比較的、京都の建築物の観光精神には懐疑的だったが、昨日の二条城といい、不思議と楽しむことができた。途中参加の男の子に、Tシャツを買うも、中途半端さの追従を受けた。

公演といえば、音痴は一日にして直らず、その分、別で遊び、終えた。手コキ。無事終了。

夜、「地球屋」で、恋が絶滅したり、復活見せたり、恋に恋したり、同性に向かったらしかったり、色々あったみたい。おもむろにビールをかぶる中島は、ほんの序の口。
02年09月16日(月)
赤ワインとかに,まみれた部屋を後に、搬出作業。全員による温泉計画も集まり悪く頓挫。二人の検索野郎と三匹の小鹿と五缶のコーヒーと十時間で帰郷。
02年09月17日(火)
新しい玩具を手にいれながらも、固まった疲労で睡眠睡眠。
02年09月18日(水)
やはりというか、身体の調子が悪い。咳きと痰が治らず、肌も荒れ果て。
02年09月19日(木)
初日。飽きずに、何処まで続くだろうか。
02年09月20日(金)
貴乃花が復活を遂げた秋場所、同部屋の貴闘力が引退した。横綱貴乃花・横綱若乃花・大関貴ノ浪・金星王安芸乃島などなど二子山部屋黄金時代に、常に小兵の兄貴分のような存在あり、彼の押し相撲は気前がよかった。気風がよかった。小さい彼が、肉油団子小錦に挑む様はいつも胸を躍らせ、いっそのこと突き破れねえかなとか思ってた。幕内優勝もしたようだが、あまり記憶にない。きつめの顔立ちもとても好感が持てた。寺尾も引退するようだが、何だかエロくて好感もてず。
02年09月21日(土)
明大前の「宮古」にて、友人と飲んだ。飲んだ。泡盛飲んだ。話それて、昔ここで打ち上げやって、二階の窓から嘔吐しながら飲んでいる男がいたのを思い出した。
02年09月22日(日)
不動産屋と接触。交渉の難しさを知った。

気持ち切り替えて、遥々石神井まで、不思議な夢を見る男と飲みに行った。最中、緊急に必要に迫られて三軒茶屋まで飲みに行った。酒好きが集まったようで、飲むわ飲むわ。吐くなんてもってのほか、そんな男らしくない奴に女は惚れません。しかし、中身は健闘30点。場はしらけず、夜がしらけて離散。

不思議と家まで帰れた。
02年09月23日(月)
陰嚢は腫れ固まり、陰茎からは混血精液放つ男のお見舞いに行った。
彼の股間は、ズボンの上からでも分かるほど、すでにスーパーサイヤ人(自称)の域まで達していた。が、しかし、彼の傍には、オランダ国籍(自称)のモデル(自称)、スザンナ(自称)が溶けた目線のまま寄り添っていた(自称)。大きさがいいそうな。

02年09月24日(火)
寝まくって、目覚ましに福生の喫茶店に行った。


米国仕様の価格サイズのケーキと米国仕様の接客態度には目が覚めた。
02年09月25日(水)
ボンベイ生まれのサファイア嬢とその仲間たちの誕生会へ参加した。どれだけ飲んでも酔った気がしない日もあれば、ビール二杯で酔った気がする日もあるが、この日は後者。体調と楽しさと気の緩みか。ともあれ、おめでとうございます。


02年09月26日(木)
京都でぼんやりしている間に、すっかり東京の夏も終わったようだ。散歩するにいい気候ではあるが、金木犀の匂い以外、秋感がないのは、街なんかでほぼ過ごしているせいだろうか。その街で、寒がる人たちを見かけて、それを実感した。


02年09月27日(金)
鍋はじめ。夏も食ったが、そんなもんプレシーズンマッチ。基本に立ち返るなど奇麗事とわかっていながら、昆布だしのみでつけ汁が昆布ポン酢の単純和鍋。水菜は今シーズンも美味かった。


02年09月28日(土)
朝霧JAMの誘いを断り、恵比寿へライブを見てきた。ファンキーサウンドあり、AOR風あり、多種多様で趣深かった。なかでも、フォーキーをウリにしているユニット「PC’s」のバラード「恋」は、驚異だった。


02年09月29日(日)
歳も30も越えると、周りでは結婚はおろか、知人の子供たちで溢れかえる。

なお(まだ間もない)


ろうら(勉蔵の)


あすみ(娘のようなもの)



女ばっか。
02年09月30日(月)
「インソムニア」と「ポップジャム」の今日限りの入場券を入手。迷い無く、「インソムニア」を選び、鑑賞。特別どうこう無いが、不眠症をさっぴいても、アル・パチーノに生気がなかった。同様に、生気は無いが性気がある、日本のボブの活躍を本気で期待しているのだが。



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雑記書手紹介

内倉憲二
東京生まれ(三多摩育ち)
鉄割の役者担当。もろもろな条件をこなしてくれる。
低音ボイスで、演目のストーリーテーラ的な役割をこなす。
血にまみれたり、目が見えなくなったり、
時代、役柄、関係なく縦横無尽、そして声がいい。

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