03年05月26日(月)
 午前中から業者の方々がどたどたと部屋に入ってきて、サッシを取換えたり換気扇を交換したり、なんだか慌ただしい。おかげで早起きすることができた。昼前にちょこっとだけ走って、シャワーを浴びて、読書をするためにカフェへ。登山の本を大量に持っていく。

 今年の登山は次の公演の稽古が始まる前、七月の第二週ぐらいになりそう。問題はどこに登るか、だ。山の本を読みまくって、来週ぐらいには決めてしまいたい。うーわくわくするう。

 ノーマン・マルコムの『 ウィトゲンシュタインー天才哲学者の思い出』を読む。ヴィトゲンシュタインの哲学に関する本ではなく、彼の講義を受け、親しい交わりを続けた著者による、ヴィトゲンシュタインとの思い出を描いた回顧録。この種の本が好きだということもあるけれど、描かれているヴィトゲンシュタインの人間性があまりにも面白すぎてあっという間に読み終えた。それにしても、ヴィトゲンシュタインの講義だけは受けたくない。怖いもん。

 夜、以前の職場で一緒だったMさんから電話が来て、中野にいるからお茶しようよ、とのこと。中野に行き、どうせならと居酒屋に入り、話をする。新しい仕事に就いたMさんは、以前とは見違えるほどに精力的になっていた。仕事の内容に関しては一切教えてくれないものの、その仕事に対する情熱の勢いに、自分の境遇を思い焦りを感じる。いかなる仕事でも尽力すればモノになるとはいうけれど、それでもやはり人間には天職というものがある。どうやらMさんは天職を見つけたようだ。頑張ってください。ぼくの天職は一体どこにあるのだろう。

 帰宅後、北村透谷の『三日幻境』を読む。人生何すれぞ常に忙促たる、半生の過夢算ふるに遑なし。今できることを少しずつやっていくより他に、道はないのであります。不放逸に精進すべし。とりあえず、毎日走ろう。

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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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