03年05月03日(土)
鉄割役者である奥村氏と昨晩はROVOのライブ後、今日は打ち合わせ後、カウンターの店で飲みながら思った、ああ俺はコイツが面白いから台本書いてるわけだし、コイツの生いから台本いてるわけだし、コイツのユーモアが極上だからなんだな!っと
そんな気分で振られ気分でロックンロールな連休でありました。。
しかし渡部真一ってのはクレイジーな面白さを一般社会にどうでもいい感じで提供できる男だし
内倉検事は実は裁判官だし検事だし
中島トモヒトは湿地帯のヌメリだし
ベンゾウはトヤクうるさいい負け戦だし
大根は田舎者だし
素敵な集団であるなと再認識
いたした
03年05月04日(日)
近所の川沿いを走って
どうせ時間も有る、暇だと
気分は永遠で、実際2時間
川を下って行く事を決行
いつのまにやら
休日テニスの高級人妻が
わんさと集う地帯に突入してしまう
ムンムンってのはこのような光景か
己は汗だくだくで一人納得し
随分遠くまで来てしまった自分に気づく
帰りは泣きそうになりながら
長く歩いて帰った
身軽に駆け出したので
03年05月05日(月)
散々な目にあってる知人
連絡が来たと思ったら
相変わらず散々であった
腰が悪いらしい
しかし現在アフリカ大陸に
凝ってるらしい

フローッピーディスクを食った事ある
と自慢する男 意味があんのか?
と思索する阿呆 意味無いに決まってるじゃんか
石なら幾らでも食えると自慢する男が
居酒屋の隣の席
あまりにもうるさいので
「外いって石を取りに行ってこようか」
「なるべく小粒の」とリクエストされ
砂利みたいなのを大量に
まさか食わないだろうと思ってたら
ガブガブ石食いだして
焦った、何者だったのだろうか
03年05月14日(水)
スラムって映画が流れてて、聞いたことある声だと思って画面を見たら、ボブホールマンというニューヨーク行ったときに世話になった親父が出てた、凄いテンションで司会者役をやてった、普段もまるっきり同じことやってる。昨年、ニューヨークに行って数年ぶりに再会した時もそんな調子で、僕を見つけるなり、サイの如く突進して「あくと〜! あくめ〜! あきと〜!」と言って抱きついてきた、で僕は前に一緒に行ったカオリン(詩人)が死んだことを伝えたら
そのテンション30秒くらい落ちたが、また「楽しんでってよ〜!」って上がってた。会ったことないけど、壇一男はこの人に似てたのではないだろうか
映画の中で黒人がテンポよく勢い良くスッパスッパと詩を喋ってるのをみてカオリンってのはこういうのやりたかったんだなと思った。カオリンは留置所で死んじゃったけど、映画の黒人は刑務所から出てきて
再生してた、カオリンも留置所なんかで死なず、出てくれば復活出来たかも知れないのに
カオリンから最後に掛かって来た電話は「おいイヌイ、どんとの電話番号教えろ!」
そんなの知るわけ無いじゃん、「隠すな教えろ!んなら清志郎でもいいからよ!」
で、どんとも死にました。
03年05月18日(日)
公演も終わり一段落。内容自体は思い返すと、やりきれてない思いが沢山あるので考えるのやめて次の公演について考えます。寡作より多作、創りつづけて地獄を逃れ、欠けた歯を拾って、空あおいで笑います。
なので今回の公演、裏で何が行われてたか記します
僕は出演しないで音響やってたのですが、
渡部が日記で大根田が差し入れのワインを本番前に飲みまくって、本番も酔ってたと書いてたが、あれを差し入れたのは俺で飲ませたのも俺です。僕は本番前に泥酔して、公演中に吐いた事があるので飲みません。また本番前にギャンブルやってました、俺は大根や中島、出演者の方々から数千円分巻き上げてしまい、お詫びといってはなんですがワインを差し入れた次第です。
しかし、話を書いてる本人が、舞台脇で、そこ違う、あ〜なんでそんな事やっちゃうの!などと思いながら、音響操作をして気持ち大変疲れ、正面からは絶対観たくないと思いました。それよりも客として金を払うのも嫌です。
お客様には申し訳ありませんが。深沢七郎いわく、自分の作品は、自分のウンチだから。このウンチ今後ともどうぞ宜しくお願いまします。
03年05月26日(月)
鉄割以外の舞台をやるのは何年ぶりなのでしょうか、横浜の野外で浮浪者の如く生活をしながら、日々の炊き出しを糧に、泥まみれで大声だしながら芝居をしたのは、揚げ句、開演しても自分の出番まで寝ており、寝ぼけたまま舞台出たら10数メートルある移動する城に轢かれて、足の骨を折り、足が数倍膨れ上がって救急車で運ばれ、鬼のようなメイクしたままの渡部に車椅子を押してもらったのは・・・・・・
 そんなこんなで、6月に庭劇団ペニノの「ダークマスター」下北沢駅前劇場公演
http://darkmaster.infoseek.livedoor.com/
に出演することになりました。このお話は漫画が原作で、私は食堂のダークなマスター役で出演。
脚本・演出の谷野君は大変ユニークな方で、僕の家の近所の病院に研修来てたことがあり、そこがまたバイオハザードみたいな所で、と面白い話も沢山聞かせていただいてます。
 お話はダークな食堂のマスターが青年をつかまえ、モニターで監視しながら食堂を切り盛りさせるんです。この監視方法が観客の皆さんともども監視体験というか、ハイテクなデバインのポリエステルみたいなんで。ウンコの匂い嗅ぐかわりに、耳くそかっぽじってイヤホン突っ込んでご覧頂くのです。来て下さいな、どうぞ。
03年05月27日(火)
俺は前衛でもなんでもないすよ。ただ単に間違えの多い人間で、「おども」が「おどま」なんてそんな知ってるよ。そんなキーボード打ち間違えを、面倒臭さと、折角間違えたんだから、それをそのまま本番も言っていただくというのが私の方針。間違えるってことは無意識状態に近く、作為が無い、その間違いをそのまま提出してるのが好きなんです、外国で間違えた日本語の看板とか見つけると嬉しいでしょ、しかしそんな考え自体持ってやってるのが作為的なのですけど。らめちゃんたらぎっちょんちょんでぱいのぱいのぱいだろ。できることなら、手違いのカットアップ手法さんと呼んでほしい。
03年05月28日(水)
あるバンドのドキュメント映画を観た、コレは多分今年終わりごろには話題になりそうな映画である。この映画の監督は僕の家の近所に住んでおり、普段はアマリ交流が無いのだが、リニューアルした風呂屋で満喫してるときに電話が掛かってきて、今からオタクに向かって意見を聞きたいから、映画を観てくれと言われ、早々と風呂屋を出て、気を使ってコカコーラ2本買って帰り、映画を見せていただいた。
 この映画、監督のフラットな視線で、あるバンドまたそのバンドマスターをとらえた秀作であり、大変感銘を受けた。監督のフラットな視線と言っても彼自体、人間的に大変高低差のある男なので、ある時は撮影後、殴られて目を腫らしてたりしてた事も有った。
 そんな彼に「映画イツ出来るの?」と聞いても「わからない、もう駄目だ」と半ば放棄状態にあったが、とうとうそれが出来上がったわけだ
 特に現在は解散してしまった、日本屈指の3ピースバンドのマッチ箱の様な小さなライブハウスでの演奏映像は鳥肌モノ。また酔っぱらった男二人が喧嘩をしながら男の友情を分かち合っていくシーンなど涙ものでした。編集によって意図してるところもあるのだろうけれど、無心になろうとしてる監督の姿勢には嫌みが無く、しかし存在感のあるそのスタイルは日本のドキュメント作品には珍しい感じがした。私事で恐縮ですが、あるシーンを見てたら、自分が変なメイクをして小刻みに適当に震えながら歌を歌ってるシーンが出てきたのだが、あのシーンはこの映画には必要ないですと言って。観賞後、近所の居酒屋に行き、どのシーンがいらない、あのシーンはも少し短く、など話させていただき、真面目にメモを取りながら最終編集構想を膨らませてた監督が素敵でした。ああ、モノを作っていこうとしてる男の姿って良いものだなと思った。

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雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

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