04年07月11日(日)
連休明けから、練習やって、大阪行って、京都行って、帰ってきて、台本書き直して、方法変えたり考えたりしてまた練習して、それでこの前の7月11日の公演で終わりました。この間、個人的に泥沼の底に沈んじまったり、煙草やめたり、酔っ払って京都の川進軍したり、眼鏡と手帳食おうとして殴られたり、浮かれてお好み焼き食ったり色々ありました、毎日2時間自転車乗ったりと。多分、それら全てが七月の公演に注がれたわけなんです。「大根+1」の方は二回目だったけれど、今回は出演者が変わり。伊藤麻さん(大根研究家の役)の演出に俺、魂注ぎました、多分あれは自分が出てやってんだってくらいに、伊藤麻さんには無理難題を投げてまして、一瞬だけ小林ネンジみたいにとか、マングースがコブラに負けちゃったときのような悲しみとか、パソコンのマウスがカブトムシで驚いたとき、とか等など。しかし伊藤さん頑張ってくれました、有難う。で、自分で公演自体は、全体的にタイトにまとまってよかったと思いますが、自分、向上心、まだまだ普通の公演だったようにも思います。この二ヶ月大変疲れたんで、次の公演決まってませんが、そんな事いってられませんけど、次は全部新しい作品で行きたいと思います。
 それと、何人もの人に聞かれるのですが、最後の「ごくつぶし喉自慢」で間違えて終わるの、あれわざとですから、だまされた方、どうも有難う御座います。全部歌って、感動的に終わらせようなんて感動も無いけど。だから、途中ブツ切り感で、子供の頃「もうテレビ見るのやめなさい!」って親にいきなりスイッチ抜かれた感じですよあれは。そんな感じでやってるんです。しかし、あの歌の歌詞、最高に良いので、僕書いたんだけど、書かせてください。「最後にアイを下さい、最後にアイをー 愛欲にまみれて貴方いずこ 愛欲にまみれたあなた何処〜」です。
ご来場の方々どうもありがとう御座います。
04年07月12日(月)
公演終わって片付け。現在荷物を入れてる倉庫が1階から屋上に変わったので、運ぶの大変なんです。それで、騙まし込んだように大根を呼んで、手伝ってもらう、全部運び終わると、水をかぶったような汗。終わったら丁度、伊藤キリン嬢やってきた。
 そして、これからが本日のメインイベントなんですが、伊藤キリンキリンのチャリを買いに、自転車屋へ大根と行く、キリンは、ルイガノのオレンジのイカシタチャリを購入、フル装備セッティングしてもらい。神保町まで、CDを返しに小雨の中3人でつっぱしる。最初、蕎麦でも小粋に食いましょうということだったが、「断然肉だ!肉、脂身だ!」とキリン嬢がこぶし振り上げて言うもんだから。CD返却して、神楽坂まで移動して、焼肉屋見つけて入った。何の情報もなく適当に入った店だったが、物凄く、肉が美味かった! カルビ、口の中で溶けた! ビール2杯飲んで、会計、結構な値段でしたが、あまりにも美味かったんで、なぜか皆納得してる模様、全部美味かった! んでまた移動。だいぶ疲れてたんですが、「あたし心臓弱いんで」と言いながら、キリンが飛ばしに飛ばすんで、後ろの方で大根がへとへとになって「休みましょう休みましょう」言ってる、しかしキリンの爆走止まらず、住宅街へ紛れ込む、そこに地元の人用にやってますよといった感じの適当な小料理屋があって、絶対に入りたくない感じの店なんだけど、疲れ果てた大根は「あそこ入っちゃいましょう、あそこ、あそこ!」。しかしあんな所入りたくないと、完全無視してキリンと爆走。で、適当なファミリーレストランで、ビールを飲んだのだけど、幾ら疲れたからといって、あんな小料理屋に入っちゃおうとする、大根君って、やっぱ神経どうにかしてて、スゲエなと思った。そんあ話を彼にすると、彼枝豆食って、眠ってた。
04年07月13日(火)
久しぶりにレコードでも聴こうと思い、針を落としてパチパチって鳴ってな、これも久しぶりの、リコ・ロドリゲスのワンダフルワールド聴いたら、泣けてきた。このヘロヘロのワンダフルワールドは本当素敵だは。
04年07月17日(土)
先日、大層酔っぱらって、自転車に乗りました。もう俺は自転車ジャンキーと化してます。心配なくらい自転車に乗ってます。そして三軒茶屋まで自転車で行き、楽しくお酒を飲ませて頂きました。帰り際、色んな事叫んでたけど、何叫んでたか殆ど覚えてません。ただぬるくなったビールにハッカ油を入れて飲んでたのは覚えてます。
 そして、大根君と自転車で家路に向かいます。最初の坂道はペダルも漕がず、三軒茶屋に住んでる友達の家に向かうという知人を後ろに乗せて軽快に走りました。そして途中で知人を降ろし。再びペダルを漕いで走ります。しかし酔ってるため真っすぐ走れないのは明らかに自分でも分かりました、でも思いっきり漕いでスピードを上げてしまう、チャリ馬鹿の性。この後、コンビニエンスの光が見え、そのままチャリを走らせていましたら、コンビニエンスの前に停ってた自転車に激突。というか、己の身体が飛んで、飛んだ僕は他のチャリに頭から突っ込んでしまいました。気がつくと自分のチャリはほぼ無傷だったのですが、突っ込んで倒れてしまったチャリはチェーンが外れてしまっており、僕は酔ってるのに何故か律義にその自転車のチェーンを直そうとしてました。しかしチェーンを中々直せずに居ると、大根君が「なにやっとるんですか〜」と言ってきまして、「チェーン直してる」と言いましたが。別に俺のチャリじゃないから良いかという気になり、それに持ち主怒って追いかけてきても、どうせチェーン外れてるから「追いかけられないじゃ〜ん」と思い、その自転車再びなぎ倒して、また家路につきました。後で大根君から話を聞くと、そんな事をしてる僕を、コンビニで立ち読みしてる輩共はまったく気にもせず、立ち読みしてたそうです。しかし、僕の記憶はココから完璧にありませんで、次の記憶は、家の風呂で嘔吐してた事。そして朝起きてみると、頭が物凄く痛かった事で、昨日頭を打った事を思い出しました。ああ、酔っ払い本当怖い。そして、激突してチェーンを外してしまった自転車の持ち主の方、申し訳ありませんでした。ゴメンなさい。
04年07月18日(日)
そういえば結構前だったのだが、結婚式に出て、その時に、観た、漫才師がとても面白かったので、その人達の写真です。名前は「かくれキリシタンズ」というそうです。圧巻は右の男の靴が、ダンボールで出来てた事です。写ってなくて残念です。それと左の男はチャック開いてイチモツ出っ放しです。これも写ってなくて残念です。ちなみに真ん中の男は新郎です、この人もふざけてます。
04年07月19日(月)
そういやこないだ、宇宙人の抜け殻が、空から振ってきました。屋上にドスン!と物凄い音がしたので。行ってみると、ありました。
04年07月20日(火)
そういや、こないだ、ホタル祭りなるものに行ったのですが、酷くつまらなかった、しかし奥の方で、適当にお囃子やってる人達が居て、その人達、酒飲んで、気が向いたら演奏というスタイルだったのですが。なんだか、楽しそうで良かったです。写真、奥の方で発光してるのが、その場所です。6畳くらいのスペースで屋根付き、キューバとかジャマイカとかって、こんな感じで適当に、爺さんとかが演奏してるのではないでしょうか。ホタルより発光してて、よかったわんす。また自転車で行ったんだけどね、従姉妹と大根と。
04年07月21日(水)
そういやこないだ土曜日によ。日課の自転車ライド、本日は多摩川を独りぼっちで下って行こうと。前日呑んだくせに、朝6時に起きてしまったという老人並の早起き。何かにせき立てられ、気がつくと、自転車に乗っていた。なにも考えずに多摩川に出て、とにかく下るぞ!と海へ。向かう、朝っぱらからサイクリングしてる人はあまりおりません。しかし僕と並走するように、大量の空缶を袋に入れて、自転車に積んで走ってるオヤジ発見。どこまで行くのだろうと1時間くらい、抜いたり抜かされたり土手沿い。すると前方に六郷橋、なんとそこには様々なスタイル(前後にくくりつけてる人、後ろに無理矢理台車付けてる人)で、チャリに空缶を積んでる人が行き交う、そして空缶積載ちゃりのオッサン同士、にこやかに手を振り合ってる。大変良い光景、その光景を見て俺なぜか泣けてきた、感動で涙出た、清々しいとはこういう事をいうんだと。炎天下の朝っぱら、空缶積んだチャリ同士の挨拶。感動したい奴は、土曜の朝っぱら六郷橋に行くと良い。ちょっと後をつけたら、彼ら川崎側の坂を下って、空缶買ってくれる所まで行くんだな。しかしこんな感動的な風景久しぶりに見たよ。生きてる人間って素敵なという、純な感動。そういえば前日、六郷橋付近に在住の柴田元幸さんから、「ちょっとロンドンに行ってきます」メールを頂いた。あと本も送って頂きどうもありがとうございます。それで柴田さんも多分、この空缶大量積載チャリおっさんを見てるんだろうなと思った。その積載方法のアイデアは、そんじょしょこらの自称キャンプ好きやツーリング好きは見習ったほうが良いぞ。あとオバサンも一人居たのね。そして自分のちゃりに空缶を積んでないのが情けなく思った。
写真、見えにくいけど前方のオッサンが多摩川沿いを抜きつ抜かれつ走った。空缶積載自転車
04年07月22日(木)
写真は競馬場ではありません。多摩川を自転車で走ってたら、いきなり馬が物凄い勢いで走ってました。馬格好良い! 動物に乗るっていうこの原始的かつ衝動的な行為。動物(人間)が動物にのるですよ。よくよく考えると猿がミニSLを運転する以上でござんせんか? そしてそれをギャンブルに仕立てあげた人間って凄いと同時に愚か。猿にミニSL運転させるのも愚か。(ちなみにアレ、本当は猿は乗ってるだけで、その後ろのオッサンが運転してるんでしょ)夢が無くてスイマセンが。自転車に乗りながら、「オートバイ〜車〜オートバイ〜自転車」と乗り物遍歴、ああ今度馬に乗りたいと思いました。
04年07月23日(金)
そういやこないだ、森(写真)に迷い込んでよ、セントラルパークに来たかと思ったよ。ああ、ニューヨークに行きたい。ニューヨークを自転車で走りたい。汗まみれで多摩川帰りの途中、瀬田温泉に寄ったのね。最初風呂だけのつもりが、水着着用スペースもあって、そこも行きたいから、水着買って。外の風呂に浸かりながら持参した小説ピアニストを撃て全部読んじゃったよ。温泉もそれなりに空いており。オッサンが外のプール風呂に浸りながら本読んでやんの、と自分で思ったら、沢山居ましたそういう人。そして他に目に付くのが、カップル? 最近この男女カップルという二人組を見ると、無性に寂しくなってきます。現在独り身の己としては、このカップルという二人組を見ると、恋人とは一体何なのかと真剣に考えてます。そしてやはり結論は見いだせずに、ただ己が無性に寂しくなってくるのが常です。だから「ピアニストを撃て」に集中して一気に読んで、寂しくなる手前にフリーダムを満喫しました。4時間くらい風呂入って本読んだり寝たりして。そろそろ出ようかなと思った時、カップル以上に衝撃的なのが現れました。裸の女です。この瀬田温泉、男女別の風呂から、水着着用場所はつながってるのですが、それぞれの風呂場から持参の水着を着て、外のスペースに出なくてはならないのです。しかしその女タオル一枚であっちこっち見えてます、というか見せてるのか? 30歳くらいで結構グラマーなんだけど身体崩れかかってる感じ(僕はあんま趣味ではないですが溜まらない人に溜まらないのではないでしょうか) 10人くらい浸かってる、そのプール温泉で一人裸で風呂に浸ってるんです、それもただ浸かってるだけじゃなくて風呂の中ウロウロ移動する。これ見るなといわれても、男の性で見てしまいますよね、他の客も「ぎょっ」としてる、家族連れとかもいるんですよ。でもこの人、なんだか目がうつろで、酔っぱらってるのか、逆上せてるのか、薬やってるのか、病気なのか、ちょっとヤバイ感じでした、あれ素面の人間がなせる技ではないです。顔は普通なんだけど、目がヤバイ感じでした。ああ衝撃。そして、最終的には、やはり裸の女なんかより、幸せそうなカップルが目に付いて、カップルでこんな所遊びに来やがってコンニャロ、羨しい、泣けてくる。そんな思いで外に出て、涙を流しながら夕方の環八をチャリで走って、折角風呂入ったのに、汗まみれの排気ガスで帰宅して、糞をして、股間を擦りつつ寝るのでした。
04年07月24日(土)
そういや最近、小説を書いててな、一応書き上がったんだは、まだまだやり直しもあるんだけど。二人のうだつの上がらぬ男二人が人形劇をやりながら東北地方をまわり、その間、色んな事が起こるという話なんだけど。それで書きき終わってからピアニストを撃てを読んでな、こんな文章があったんだ。「おまえは両手を上げた。お前が手を下ろすと、その指が鍵盤を叩いた。音が流れだした。それは音楽だった。」と、この不器用だけど簡潔でイカした文章すごくねえか、これ原文もそうなんだろけど、一歩間違えればやる気の無い訳ですよね。でもあまりにも格好良いんで鳥肌立った。あとね「酔っ払いながら「しかしイカ美味かった」と歩いてると、いたる所に「イカの街、イカの街」と看板があり、変なイカのキャラクターや、イカ音頭まであるらしい。」これですね、俺の書いた話から抜き取ってきた文章なんですが。なんか似てません? こんな感じで良いですよね。 こんな感じで行きたいんです、色んな事。
04年07月25日(日)
サイクル日記。毎日ちゃりんこちゃりんこといっても。自転車の究極はやっぱ、この日本国に置いては、競輪だろうが、と言う事で、久しぶりに京王閣に京王閣に行ってきました。ギャンブルレーサーいいぇー!。バクチは全滅でしたが、久しぶりのあの会場の独特な空気は最高で、空気満喫。レースはでは落車もあって激しかった。会場はオッサンのプロトタイプばかりで、一緒に行ったチャリ仲間のキリンちゃん(オッサン気味)も目がくらむような奴等ばかりで、終いにキリンちゃん(オッサン気味)が、赤ら顔60歳くらいのプロトタイプのオッサンに「どうしたの、負けちゃったの?」と優しく声をかけられナンパされてました。しかしレース前は酔っぱらって優しいオッサン達、一度レースが始まれば、野次の嵐「死ねこの野郎」「テメエ、俺がどういう思いで、車券かたったか知ってんのか、死ね」「死ね馬鹿!」と選手に罵声を浴びせる。毎レース誰かが「死ね!」と選手に叫んでる。多分選手達はハラワタ煮えくかえしながら、ゴール後に走ってる。もうひどい時なんか、選手が走る前から「死ね!」叫んでるオッサンが居ますから。あと昔、会場にあった長い長いかんぴょう巻き、それを切らないで、プラスチックトレーの上に乗せ、箸で口に送り込んで食うのですが、そのかんぴょう巻き無くなってしまい、ガリの入った太巻きになってしまってた。しかし氷水に浸かったキュウリ一本丸々百円と、ここでしか商売にならない物も売ってます。皆様もあの雰囲気とプロトタイプのオヤジと独特の食い物のある競輪場に是非行くと良いと思います。別に賭けなくても楽しいです。入場料50円払えば、冷たいお茶と薄いオレンジジュースは飲み放題です。しかし競輪自転車(レーサーといいます)は、速くて速くて、通り抜ける時に「シャーッ!」と鳴るあの音、そしてバンクを一気に下る選手達、迫力ありますよ。オッサン達も迫力満点が沢山いますしね。
04年07月26日(月)
俺はオッサンとして、ヤングガールの息吹を受けて「頑張るぞ!」と思うのです。最近オッサンがお気に入りなのは木村カエラちゃんです。彼女の歌「Level42」最高です。「ヘイ!ユーリッスン!」なんて唄われちまった時には。「ハイ アイム リッスン!」と叫んでしまいます。この 前生カエラちゃんを観ました。格好良かったです。ジャージで唄ってました、本人寝巻きだと言ってましたが嘘だと思います、結構おしゃれなジャージでしたから。しかしジャージの似合うこの女必ずやブレイクするなと思います。そしてそうなる事を希望します。なんてったて清々しいんだもんよカエラさん。近ごろは清々しいっては人間の生き方で一番大切で最大の魅力だと思います。すがすがしくなきゃダメだ、死ね。
04年07月27日(火)
俺はオッサンとして、オッサンの歌を聞こうと思いました。そしてなぎら健壱の(この頃はなぎらけんいち)街の風になってを聞いたのです。感動しました。オッサンがオッサンとしてオッサンのラグタイムブルースです。歌詞もさる事ながら、演奏が素晴らしいんだけどよ。一曲目「街の風になって」なんかを唄いながら、多摩川サイクリングロード自転車で走ったら素敵だと思う。「ガソリンとマッチ」なんて曲。歌詞、泣けてきたよ。「帰らぬ昔に未練を馳せても〜だからガソリンとマッチを頂戴〜、ガソリンとマッチを〜、急がなくちゃ、心の火が消える、だから、ガソリンとマッチを頂戴」だもんよ、レモンド。そうレモンのシクリクロスバイクすげえ格好良い。
あとね「四月十日の詩(デン助劇団に捧げる唄)」これも良かったな。鉄割を始める時に、僕は文学座という所を辞めたのですが、辞める時「辞めてどうすんだ?」と聞かれ「僕はデン助劇団みたいの作りたいんです。デン助劇団観た事無いですが」と言ったのです。近ごろはしみったれた感じってのは人間の生き方で実は大切で結構な魅力だと思います。しみったれても大丈夫だ生きろ!
04年07月28日(水)
コメントも頂いてる矢崎監督と前に話しておったら、一番好きな映画は人情紙風船だとおっしゃっていました。僕は観た事なかったのですが、最近観まして。これ物凄く暗い話なんですが、とても良かった。うだつの上がらない男が仕事を探してる、妻には捜してると言いながら、全く見つからず、街を彷徨って、呑まぬと誓った酒を飲んでしまう。妻は内職で紙風船を作ってる。最後とんでもない結末を迎えてしまうのです。名作とはこのような話しをいうのだなと思った次第です。これ観ながら己が江戸に生まれてたら一体どんな生活をしてたのかと思いました。前に大根とも話した事があります。江戸っ子として「粋」ではなく「小粋」を目指せと。しかしながら酒飲んでウロウロして、吉原に登楼できる金もないので、大根と女見物に行ってひやかしだけして、塩もみするように摩羅をしごいてるような、そんな情けない奴になってたと思います。最後は酔っていい気になって歩いてたら、侍に絡まれ、腕を切られて、半分になった腕を嘆きながら、大川に身投げしたけど、死にきれずに、岸に上がって、血をボタボタ垂らしながら、顔面蒼白で歩いてたら、腕を切られた場所に戻ってきてしまい、自分の腕が道端に転がってるのを見て、それ一本持って、切られた侍に復習するため、復習といっても、どうせあと少しで命尽きそうなので、とにかく、侍の頭を切られた腕で「ポカッ」と一回でいいから叩きたくて、どうも吉原に登楼したその侍を追いかけたが、大門あたりで力尽きて、腕一本持ちながらの垂れ死ぬ。そんな感じでしょう。きっと、どうせ。歌舞伎の演目でいえば「腕一本男大門野垂死に油症」でしょう俺なんか。そんな話になっちゃうよ。人情もへったくれもねえでげす。江戸の町。しかしながら、向井君と大根君とも話してたけど、大金持って、江戸の町で遊びたいと、タイムマシンあったらまずそれやります。でねその大金はどうすると思うでしょ、タイムマシン出来たら。それは俺もう、子供の頃から考えておりまして、新札が出来た時代毎にその時代に行って、金を両替してもらうの、そのつどそのつど、新札が出来た時代に行って、どんどん逆行して、金を古くして行けば、一万円札、インドで両替した時みたいになるかな。どうでうしょうか? 一つ心配なのが、間違えて新札出来る前の時代に行ってしまって新札出してしまって怪しまれるのね、だから新札発行時期は確実に押さえないと、新札出た三日後くらいの時に、行くのが一番良いね。しかしながら金くずした時代時代で多分、呑んで遊ぶだろうから、江戸に着いたら、素寒貧ってのが一つ心配です。

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雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

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