たこまわせの公演の練習が始まってます。本日は劇場に打ち合わせに行って、その後、道具を作って、道具といってもトタン屋根とかそんなもんですが、そして神社の横のいつもの場所で練習です。ボチボチ人が集まって、タケノコが育つ過程を描いた、ニョキニョキ体操やって、そのあと村上くんのギタープレイを堪能して、兄の吃音を震わして、弟さんの全くのリズム感の無さに諦めの境地を垣間見て、ワイルドスタイルって映画があるんですが、そのワンシーン、バスケットボールを始める前にやる仁義口上みたのを、ジャパニーズ港町風に仕上げた、なんのひねりも無い、そのままの題名に「ワイルドスタイル」って演目練習して、南部の洗礼の儀式みたいな演目「洗礼」ってこれも全くひねりの無い題名の演目の練習やりました。最近思うんですが、ひねりの無い適当につけた題名って良いと思います。だいたい「ひねり」ってあんま好きでは無いです。「ひねりの効いたオチ」とかそういうの、もっと単純で良いんです、とくに題名なんて、小説で言ったら「檸檬」とかね、んで「レモン」繋がりで、ブラインド・レモン・ジェファーソンってブルース歌手がいたんですが、この人が「ブラックスネイクモーン」って歌唄ってて、この歌が凄いんだけど、歌詞の内容は、女に逃げられて、「ウーンアーン」呻いてるだけの感じなのですが、これにインスパイアされて、「黒ヘビ」って演目作りました。これ中島の兄にブルースの呪いがかかって凄まじい状態になってます。全体的にはトチ狂った呪いが港町にたむろするいい歳の大人たちにのしかかり、馬鹿踊りをするしかねえだろっていう間違った悟りの境地に達した人達の話になってます。今回の「たこまわせ」そんな感じで練習は進んでおりますので、皆様是非、イタコとブードゥーが融合したような、公演に足をお運びくださいませ。

昼に待ち合わせして、中島兄弟と内倉と今回使用する物買出しに行く。ベニヤ板、トタン板、など。
作業場に戻り、倉庫の中を掃除しながら、衣装を仕分け、「スーツ系」「男子半ズボン」「スカート」「和服」などなどいろいろ分けたけど、いつも大量にあるのが「馬鹿衣装」ってのです。「馬鹿衣装」ってのは公演を見ていただければわかると思います、「なんだあのシャツ」とか「なんだあのジャンパー」とかそんな風なのです。
それで、作業はあまりの暑さで、過酷さを増し、皆脱水気味。サウナの中で作業してるみたいに、汗をたらしてました。
それと、大きな桃を作るので、ピンク色をスプレーしてたら、弟にもかかって、気が付いたら弟が桃色になって、シンナー効果で脳味噌も桃レベルまで行ってしまい、作業場の屋上から飛び降りようとしてたので、皆でとめました。
日が暮れるまで作業をして、練習場に向かおうとしたのですが、塗料の香りと埃と汗で、酷い状態なので、家に戻り、皆シャワーを浴びて、練習に向かうことにしました。しかしシャワーを浴びると今度は腹が減って死にそうになり、肉を食べたく、思ったのですが、練習前に食べる時間はないので、練習が終わったら食べに行こうということになり、衣装を練習場に運んで、衣装選びをしながら練習をしました。
練習が終わって肉を食いました。
こんな感じで、やってますので、明後日からの本番お待ちしてます。