今日、小川を兄と歩いた。そこでベートーベンの交響曲第6番「田園」を思い出した。そこで兄にそのことを言い、それから「田園」も第5楽章で「牧人の歌」〜嵐の後の喜びと感謝の気持ち〜とか表題についているけど、本当は良い指揮者はこの作品全部神々しくなると言いました。
「名演」はいつも神々しいのです。
ワルターという昔の名指揮者は
「指揮者は宗教を司る司祭のようでなくてはならない」
と言ってますし。
あと名演の条件は寂寥感です。70歳くらいのおじいさんが芸術的な感慨に耽っていたり北欧のうら寂しい草原など、夕映えや浄福の境地のような感じが好きです。