08年06月05日(木)
スズナリの演目もう少しでメドがついてきて、
そろそろ練習はじめます。
出演者関係者、集合よろしくね。

最近は、風呂場で立ち上がったら、
蛇口に頭を強く打って、痛くて痛くて、
シャワーしたら痛くて、ズッキんてしてます。
そんで、花壇にスネ打って、「あ〜」悶えながら、
そのまま布団入って眠ったら、
後日、布団に、血があちこちに付着して、乾いおりまして、
乾いた血ってなんか嫌ですね、
昔、そこで恐ろしいことがありました。って気分になってきます。
メンドクセーからまだ洗濯してないけど、雨だし。
でも、もう血なんてどうでもいいや。
そんな踏んだり蹴ったりな日々を過ごしつつ、
スズナリの演目はしこしこ書いておりまして、
現在はフランク・ザッパに救われてます。
作ることの気高さ孤高さ孤独みたいのを全部背負ってからに、
あんな変態音楽作ってたんだな、あの髭のオッサンは、
今の自分の心境としては、
俺はフランク・ザッパなんじゃないかって思ってます。
なんか、恐れ多いですが、思考回路が似てる気がします。
多分誰もザッパのことはわかりません。
俺にもよくわかりません。
だから机に、
WE'RE ONLY IN FOR THE MONEYのアルバムのザッパの写真置いて、
演目書いてます。
このアルバム昔持ってたのですが、売ってしまってたみたいで、
また買い直しました。前のアルバムには、
カフカの「流刑地にて」を読んでから、
これを聴いてくれって書いてあって、
「流刑地にて」の本までついてた気がします。
親切でした。今回のは本ありませんが、
今回「流刑地にて」読んで、作った演目があるんで、
「流刑地にてみてえの」って演目なんですが、
この適当な題名、でも練ってるようなつけ方
フランクザッパと似てるような気がするんです。
だって日本語訳で、全部じゃないけど
WE'RE ONLY IN FOR THE MONEYの曲目これですよ。
========================
平和部隊なんて必要?
強制収容所の月
電話の会話
ボウタイのおっさん
ハリーあんたはケダモノ
あんたの身体で一番醜い部分はどこ?
花のパンク
ぬくいクソ
鼻で記憶している蒸気オルガン音楽
水を黒くしよう
間抜けな私生児
ロンリー・リトル・ガール
ダンスに服はいらない
あんたの身体で一番醜い部分は何処?(再び)
========================
これ鉄割の演目でもなんら支障ないですよね。
ちなみに僕は題名だけだと「水を黒くしよう」がいちばん好き。
曲は「ダンスに服はいらない」が最高です。
でも題名なんてどうでもいいとも思ってます。
今回の「鉄割のアルバトロスが」なんて
本当、酷くてすいません。
何も考えてないような、題名がよくて、
何も考えないでつけました。

それで今回、公演来られる皆様、流刑地にて読んで、
WE'RE ONLY IN FOR THE MONEYを聴いてくると
楽しめるかと思います。
このアルバムはジャケットが凄いのですが。
凄すぎて、発売するとき、会社が勝手に
内側の方を表にかえられてしまったらしいです。
悪意なのか本気なのかわからなすぎる写真なんです。
これだけでも一見の価値あります。

別にどうでもいいのですが、アマゾン野郎でも買えます。
流刑地にて
WE'RE ONLY IN FOR THE MONEY
なんかセールスしてるみたいでイヤなので
やっぱ、どうでもいいです。
読んでこなくても、聴いてこなくても、大丈夫です。
じゅうぶん楽しめると思います。
テキトーに観てください。よろしくね。
そんなスズナリ公演は下記詳細です。
http://www.tetsuwari.com/webapp/schedule/action.html
08年06月09日(月)
ボ・ディドリー死んじゃったじゃないか!
でも、稽古がはじまりました。
台本、束ねたりして、
神社の前の練習場に向かいます。
ほぼ全員集合して。すごい沢山人がいた。
人の体温で、部屋は、既に温度が上昇。
台本配って、こんな感じだと、
演目を説明しながら、動いてたら、汗まみれになってしまた。
せっかちな上に、この数週間ずっと一人で台本書いたり、
演目表を睨んでたゆえに、
はやく、やりたくて、進ませたくて、
一人でワーワーやって、動いたり喋ったりしてたら、
大変疲れた。
自分、もともと汗っかきなのですが、
汗かいてるのも鬱陶しいくらい、
はやく伝えたくて進ませたくて、
「汗とめる、薬とかないのか」と言ったら、
「アナタは、いつもたくさん汗かくから、そんな薬飲んだら、死ぬよ」
と言われました。でも新陳代謝って素晴らしい機能だと思います。
汗かいて着替えないと不快だけど。
シャワー浴びて着替えると、プチ生れ変った気分になりますものね。
やっぱ、汗はかきつづけたいと思いました。
何かをヤルってことは汗をかくってことだと思います。

んで稽古終わって、
タオル濡らして、身体拭いて、汗ふき取って、着替えて、
居酒屋行ってビール飲んで、その後馬鹿数人で寿司屋行って、
ワサビ入りかんぴょう巻と鉄火巻(どちらも好物)を
頼んだら、物凄い量の巻物が来てしまいました。
巻き物が黒く積み重なってまして、でも美味かった。
あとイカのホイル焼。
で、数人で部屋に戻り、「野獣死すべし」を観ました。
この映画観るの、ほとんど全員が何回目かで、
村上君に至っては10回以上観てるみたいです。
多分、男は皆この映画好きなんだと思います。
好きじゃない人とは、友達になれないと思います。
しかし、何回観ても、やっぱ鹿賀丈史がスゴすぎるんで、
全員で驚愕してた次第です。
同窓会で、松田優作、岩城晃一、風間杜夫、阿藤海(快)とかがレストランにいるのだけど、
このギラギラ連中のところに、鹿賀丈史はウェイターとしてやってきます。
もう見た目からヤバクてアフロ頭で、全員のエネルギー吸い取るような勢いです。
そして、このエリートの集まり
(映画の中では外務省とかに勤めてる設定ですが違う意味でギラギラエリート)
だって、殺し屋(優作)、カミナリバイク乗り(岩城)、銀ちゃん(風間)、美味しいもの沢山知ってる人(阿藤)ですよ。
阿藤海に至っては、伊豆かどっかの食堂のメニューまで開発してるんですよ。
鹿賀丈史は料理人に審判下す役を昔やってましたけど、あのイメージとは全く違い、土喰らってそうな雰囲気です。
この面子に鹿賀丈史が立ち向かうのです。揚げ句、阿藤海殴って、唾を、ボベっと吐いて立ち去るのですが、
この唾が大量で、えげつないんです。
実は、鹿賀丈史も、劇団四季のエリートだったんだけど、劇団四季って、こんなヤバイのか? って不安になるくらいの演技です。
舞台上で涎ボタボタ垂らしてしまう村上さんも、あの量は異常だ感心してます。
とにかく、鹿賀丈史が、最後までヤバイのですが、
この映画を観て、スズナリ劇場いらっしゃるとさらに面白いかもしれません。
あと、麻雀放浪記の鹿賀丈史(ドサ健)も、とんでもなく素敵ですよ。
とにかくスゲエは鹿賀丈史。
ちなみに、鹿賀丈史さんは劇団・四季出身で、
松田優作さんは劇団・文学座出身で、
鉄割の数人は優作さんの後輩でもあります。
そんな劇団・鉄割アルバトロスケットの次回公演は、以下です。
http://www.tetsuwari.com/webapp/schedule/action.html
予約はお早めに。
08年06月16日(月)
稽古場で、のりつぐ氏に、こーやって起き上がるんだよって、
仰向けになったまま、ッポン! って起きあがるやつ
正式名知らないけど、ジャッキーチェンとかやってるやつ
あれを、やってもらいたくて、自分出来るのかもわからず。
やってみたら、一回目はなんとか起きあがれて
も一回やったら、足の親指が、ボキっと、
あー痛ぇ痛ぇ、ボキって凄い音が鳴った。
久しぶりに聞いた、この音、昔、レールに足を挟まれて
ボキってなったけど、あれは足首だったので、もっと大きな音でした。
そのときは救急車で運ばれましたが、
今回はまあ大丈夫だろうと思ってたら、
次の日、親指膨れて、歩くのとても難儀。
親指も膨らんでおりまして、折れてたりしたら嫌なので、
本番までに直れよクソと思いながら、
病院に行ってみる。折れてませんでした。
良かった。
次の日、調子に乗って神保町から新宿まで、
村上氏とチラシ配りながら歩いた。
靴履くと親指が詰って痛いから、ビーチサンダルで、
やたらめったら歩いたら、足の側面が痛くなってきた。
チラシ配りって、その店の嗜好と違うと
置いてくれない店とかあって、
そんなときには、口からでまかせで、色んなことを言います。
そうすると置いてくれます。
あと、なんかこの店置いてくれそうと、入った、新宿2丁目の店は、
中に入ると、フンドシとか、そういう、DVDが沢山置いてある店で、
うわって思ったけれど。置いてくれました。ありがとう。
それと小さな本屋で、ブラックパンサーの、広告ポスター集めた本があって、
それ、物凄く良かったです。
しかし、沢山歩いて、足痛くて、
家に戻り、稽古まで、30分くらい泥みたいに寝てしまった。
皆さん、お店に置いてくれる、ちょっと配れるなんてございましたら、
http://www.tetsuwari.com/webapp/comment/action.html
にメッセージください。郵送でチラシ送ります。
そんな風にして、足を痛めて、地道な宣伝してる。鉄割の次回公演は、
http://www.tetsuwari.com/webapp/schedule/action.html
予約はお早めに。
です。あと、チッケとぴあでも売り出されました。
よろしくおねがいします。
08年06月19日(木)
あいかわらず練習やってます。
大概、稽古場に行くと誰も居ません。
机とか椅子を、動かして、練習スペースを作り、
準備して皆を待ちます。
すると、ポツリ、ポツリと人がやってきます。
この前は、一番最初に来た人に、ハムカツあげようと、
肉屋で、揚げたてのハムカツ買っておいて、
ふるさわくんが来たので、あげました。
そして、ぼちぼち集まった人で、出来る演目から練習します。
あーやってくれ、こーやってくれ、と注文します。
すると皆は、あーやったり、こうやったりしてくれます。
違う違うと、思うと、僕が代わりにやってみたりします。
結構疲れます。勝手に一人で興奮してるときもあります。
終った後は、たまに飲みにいったりもします。
汗かくとビール飲みたくなります。
でも、次の日に回復しないと嫌だから、たまにに、するようにしてます。
稽古場の近くに、安くて美味しい、居酒屋があります。
こういうの付き物ですね。
でもその居酒屋は、チェーン店ではないので、感じもいいです。
魚も沢山あって、ザ居酒屋って感じで、ザワついてます。
うなぎの寝床みたいに、奥に長い店内です。
もう数年前、結構昔から行ってるのですが、そこの居酒屋の人達には、
僕達が何者なのか話したりはしてませんでした。
ボトルを入れてるのですが、ただ「鉄割」とだけ書いてありまして、
このお店、10本飲むと、1本無料でサービスしてくれるのです。
だからボトルには、鉄割1、鉄割2って具合に数字が増えてきます。
今迄2本もらいました。
行くのは練習のあるときだから、公演のある前で、皆で集まるときに限りまして、
だいたい3ヶ月に一回程度で、練習期間中、数回行くのです。
このまえ、リトルモア地下公演の練習中に行ったときに、
「あ、そろそろ、鉄割さん来ると思ってた」とお店の人に言われました。
でも、そのときは、まだ僕等が何やってるのか、話してなかったので、
お店の人達は、ただ「鉄割」っていう、
なんか得体の知れない、集団と思われてました。
でも、演劇の人が集団で飲んでると、雰囲気で直ぐわかりますよね、
バンドの人は、楽器持ってるから直ぐわかるけど、
僕等はなんだと思われてたのだろう、
飲んでても、普通のばか話しかしてないから、
パンダやばいよとか、危険地帯にこそ良い女がいるとか
なんで鉄火巻が美味いのかとか、アホウドリの素晴らしさとか、
そんな風に、普通に、飲んでるので、
向うの方々も、なんだか得体の知れない、
阿呆な人達と思ってたのかもしれません。
でも、この前、「鉄割さんて何なんですか?」と、
お店の方に訊かれ、
実はこういうことやってるのです、チラシを渡しましたら、
リトルモア公演は予約してくれたけど、一杯だったらしく、
来れなくて、
今度の公演は、皆さんで来てくれるそうです。
なんか、こういうの良いと思いました。
町のちょっとした、こんな感じ。
よくわかんないけど、山本周五郎っぽい気がします。
居酒屋の人達に、普段居酒屋で酔っぱらってる僕等の、
酔狂以上の馬鹿さ加減で、
酒も飲まずにやってる鉄割を観て頂くの、とても嬉しいです。
こんな感じなことやってますとは、あんま説明してないので、
ビックリされて、今度から店行きづらくなると困るのだけど、
どんな風に思ってくれるのでしょうか?
喜んでくださると、幸いです。
そんな居酒屋「百万石」の方々も来てくださる鉄割公演は、
http://www.tetsuwari.com/webapp/schedule/action.html
予約はお早めに。
あと鉄割予約分で、枚数達して、
売りきれちゃってるのは、
チッケトぴあで買えます。
====チケットぴあ=====
  オールジャンル受付(音声認識) 0570-02-9999
  演劇専用(オペレーター対応)  0570-02-9988
  ぴあ予約ページ↓
http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0826024
  ※6月12日〜30日までの販売
08年06月24日(火)
バランス感覚ってのがよくわからない
あんまバランスっての考えてないですし。
傾いてる方が、正しいと思うし。
いいわけも含まれてますが、
利休とかそんな感じでしょ? 多分。
よくわかんないですけど。
で、僕はいつも、公演台本をバラバラにして、
クリップではさんでるのですが、ちぎれて無くなったり、バラバラになるので
今回は、皆がやってるように、半分に折って束ねて、クリップでとめ
本みたいにしてみたら、気づいたのです。
公演は、前半〜休憩〜後半ってなるのですが、
前半の方のページがあきらかに多かったのです。
これは確実にバランス悪いですぞ、と思いました。
まあ、もともと、バランス感覚ずれた集団ゆえに
逆にバランス無視で、時間の感覚わからなくなってしまうような公演を
やればいいのだと思いました。
だいたい一週間て区切りも江戸時代にはなかったわけで、
歌舞伎なんて、あれ、一日中やってたみたいだし。
相撲もいまだに、朝からやてるし
そんな江戸時代の感覚を持った余興集団鉄割です。
よく、鉄割とはどういう意味ですかと訊かれますが、
鉄割とは、江戸時代におりました、鉄割一座という
足でタライをまわす、アクロバティックな一座でして、
雑技をやってたのです。そしてアメリカに密航して、
アメリカで雑技をやってました。
その流れを、僕等は踏んでおるのかはわかりませんが、
僕等は、永遠にダサい、のんびり集団です。
しかしながら、バランスを意識しすぎて、バランス保ってるのって
その苦労が見えるもので、痛々しいけど
傾いて、ふらふらして、バランス悪そうなんだけど、
倒れたり、落ちたりしない奴って、素敵ですね。
すると、やはり、意識なきバランス感覚って大切なのですね
だから、やじろべいって、無条件で格好いいもの、
名字がやじろ、名前がべいなんですか?
でも、昔だから、名字はないのか、
いったい、どこのどんな人がモチーフなのだろうか?
しかしやじろべい、あんなヘンテコな動きできて
すげげもんだ。
やじろべい、欲しくなってしらべたらこんなのあった。

そういえば、今回、出てくれる
康本雅子さんは、やじろべいみたいな動きするな、
やじろべいをグルンって回転させた系
僕等は、やじろべい横揺れ、ヨタリ系
ってことで
そんな、やじろべいてき、バランス感覚で、
ふらふらしてる鉄割公演は、7月2日からです
詳細以下です。よろしくおねがいします。
http://www.tetsuwari.com/webapp/schedule/action.html

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雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

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主催の戌井昭人がこれまで発表してきた作品が単行本で出版されました。

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