08年04月23日(水)
そろそろ、はじまります「日常サウンド大根」 

今回はAプログラム「大根+1(だいこんプラスワン)」について説明したいと思います。
まず、この人を食ったような題名なんですが、これは「深夜プラスワン」というハードボイルド小説をもとに(題名のみ)しております。内藤陳さんのお店でも同名のがありますがこれもその小説からとったものです。で「深夜」の部分を「大根」にかえただけなのですが、内容は「深夜プラスワン」とは全く違います。無理矢理こじつけるならば、ハードに煮詰まってに生きてる男等の話です。
内容の方はサミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」を下敷きにしてるのですが、あくまで下敷きなだけで、不条理を意識したり、学術的に分析したりはしてませんし、内容も、途中から違う感じになってるとおもいます。昔、ちゃんととした人たちがやった「ゴドーを待ちながら」を観たのですが、あまりにもつまらなかったので、サミュエル・ベケットこんなつまらないのかと思って、本を読んだら結構面白くって、ちゃんとした人たちがやるとつまらないので、ちゃんとしてない僕らでやってみようと思ったのです。
だから、内容も、ゴドーを踏破したとか理解したとかはまったくなく、自分で書いてて、ますますわけわからないものになりました。といいますか「ゴドーを待ちながら」は、どどうでもいい状態になってますし。また今回、前に書いた台本書き直したのですが、「ゴドーを待ちながら」の本は無くなっちゃったし、内容も忘れてしまってるような状態で書き直したので、冒頭と登場人物の数くらいしかあってないような気がします。
内容は、誰かを待ってる男二人が隅田川近辺にいる。そこに大根に執着した男と、彼の犬のような召使がやってきて、どうでもいい一悶着あって去っていく。次に待たせてる男の使いの者がやってくる。しかし彼は酔っ払いで支離滅裂。待つ二人の男以外の時間はどんどん流れていき、いつのまにやら、時間に取り残され、時空を移動してしまってる。そこに変わり果てた、大根に執着した男と犬のような召使いが、やってきて、酔っぱらいが酒を飲まずにやってくる。なんか書いててもよくわからないので、観てください。観てもよくわからないかもしれませんが。面白いと思います。答えってのは、たまには無い方が正しかったりするみたいです。

「大根+1(だいこんぷらすわん)」は下記の日程です。
4月26日(土)19:30〜A
4月29日(祝)19:30〜A
5月 2日(金)19:30〜A
5月 4日(日)15:00〜A
5月 5日(祝)19:30〜A

予約はこちら
sound2008@tetsuwari.com

お待ちしてます。

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雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

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