04年03月03日(水)
 馬肉を喰らった、前々から行きたかった店があって、先々週、鉄割のデカイ女・O女史が会社を辞めるという事で、「なら辞める祝いをやってやるよ」と、退社日に神保町で待ち合わせをしたら、参加したのは退社祝いの花束沢山抱えてるO女史と僕だけ。それで森下の居酒屋にいう事になった分けなんですが、その居酒屋の先に、馬肉鍋屋があり、やっぱそっち行こうかって事になったのですが、店が一杯で入れなかったので、手前の山利喜って居酒屋に入った、ここもなぎら健壱絶賛の店なんですが、詳しくは「東京酒場漂流記」を読むべし。酎ハイ美味すぎます。そしてね公演も終わり一息入れようと、もう一度、森下行って、桜鍋を喰らったのです。公演の練習中、居酒屋研究家(日本酒の分厚いコップ研究)でもある、音響の DJ子供君と話をしてたら、彼は桜鍋の「みのや」に行った事があるそうで「美味しかったですよ」と言っていまして。もう終わったら絶対行ってやろうと思ってたのでした。
 馬の肉ってあまり食う事ありませんよね、馬可哀想とかいう輩共がいたりして、O女史なんて先週は「馬食うぞ、馬食うぞ」なんて言ってたくせに、「シービスケット観て、感動して泣いちゃったよ」とかメール寄越して、揚げ句ハワイに遊びに行ってしまった始末。
 僕は昔、福岡で馬刺しを食ったのが美味かった思い出があるくらい。あと内田百間の良い話で、弟子達を呼んで、馬肉と鹿の肉を混ぜた鍋、「馬鹿鍋」をやるといった素敵なエッセイを読んだ事がある。
 それで、店のたたずまいも素晴らしい「みのや」なのですが、この馬の肉ってのが淡泊で味噌と割り下混ぜ合わせて、己の前にある小さなコンロで勝手にグツグツ煮込んで喰らうのです、この喰らうまでのイベント性の高さと、雰囲気の良さ、それと馬肉の美味さ、全てが最高でした。毎日は食いたくないけど美味しかった。しかし、腹いっぱいは敢えて食わないようにして、その後、やっぱ居酒屋・山利喜行って、煮込みと酎ハイ飲んだのでした。
 つまりなぎら健壱の真似事をした一日でした。それと、なぎら健壱の友達、深川在住の山本一力さんも山利喜に現れるようで、彼の書いた、色紙みたいのが飾ってあったような気がするけど見間違えかな? 僕、この山本一力のたたずまい大好きです、あんな人絶対になれないだろうと思うくらい好きです、まず声が素敵なんですよね、それと奥さんと子供たち、従姉妹が言うにはズームイン朝に深川からちチャリンコ乗って、一力さん一家、よく写りに来てたそうです、「今朝は山本一力さんが来てます」って呼ばれもしないのに写ってたそうです。ちなみに一力さんは雑誌で自転車特集を組んだ時、公道を自転車で走る素敵な女性を見つけ、その女の人に声をかけて、出てもらったそうで、それが現在の奥さんです、奥様現在では結構恰幅が良いのですが、物凄く料理を作るの上手そうな素敵な人です、七輪でベランダで秋刀魚焼いたりします。一力さんは一回会社を潰したりして大変だったのだけどこの奥さんが凄かった、ど〜んと構えて、それで一力さんは立て直した。こんな一力さんの本を僕は一冊しか読んでないのですが、週間文春の一力さんのエッセイは毎回読んでます。
 それと、山利喜の便所入ろうとして、中々空かないから、鍵が壊れてるのだと思い勢い良く空けたら、オバサンの尻が丸出しに出てきて「ギャ〜」っと言われました。
 しかし、森下とか深川とか門前仲町とかなんであんなに素晴らしい飲み屋さんが沢山あるのだろうか、安くて、美味くて、雰囲気良くて、僕なんか、あっちの方住んだら完全アル中になる事確実だな、まだまだ知らない店沢山あるのだろうな、数年前、やはり、あっちの方で飲んで歩いてたら、店先にイノシシが三匹くらい吊るされてた店がありました。今度はあそこ行ってみたいは。
 

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雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

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