09年10月30日(金)
今日は久しぶりに電車に乗ってお稽古に出掛けました。そしたら、その電車の隣に座った女から、なんだか甘酢あんかけのようなにおいがしていました。黒とか茶色とかの服を着ているのでなおさらそのような気がしてならず、よくかいでみたのですが、甘酢あんかけのにおいでした。黒とか茶色の服だったので目立たなかったけれど、甘酢あんを服にでも派手にこぼしたのかもしれません。当のご本人はそ知らぬ顔をしていました。
毎日電車に乗っていたときには、たまに電車でシュウマイのにおいがする男がいました。特定の人物だったのか定かではありません。
吉祥寺の焼き鳥屋さんで食べたジャンボシュウマイは、全く洗練されておらずたまに懐かしく思い出します。
あと、歩いていたらインドカレーのにおいがしたことがあり、この辺りにインドカレー屋があるのではないかときょろきょろしてみたけどそんな気配はなく、曲がり角からインド人の3人連れ家族のようなのが出てきたことがありました。インド人はカレーのにおいがします。ビーマンバングラディッシュの飛行機もそうでした。昔聞いた話、友人が引っ越した先が、なぜかカレーのにおいがするマンションで、数日してわかったことは、周りの家は皆インド人が住んでいたそうです。どうでもいいことばかりすいません。
お稽古は順調に進んでいるようで新しい凄いのを見ました。
今日は戻ってきた郵便物を受け取り、帰ってから事務処理をしました。
私はポーカーゲームが好きなので、最近はよくカジノに行きたいなと思っています。しかし日本にはないだろうのでそれは外国でなくてはならないのです。そのことを考えると少し緊張します。なぜならば人間とやったことがないのです。しかも外国語なのです。また脱線しました。
明日は稽古場がいつもと違う駅なので注意しなくてはなりません。
お稽古で見た演目のこととか書いてしまうと、本番当日のお客さんのお楽しみが減ってしまいそうなので、関係ないことばかりを書いてしまいました。
稽古場日記は難しいのだと今日わかりました。

追記
この日は人を辿って北海道のお土産が稽古場にやってまいりました。サーモンの伸したのとか、鮭とばとかを稽古場で皆がかじりました。鮭の皮で負傷する者もあり、稽古場は魚と血のにおいに満ちておりました。酒を飲みたくなりました。他には、とどの肉とか蝦夷鹿の肉とか熊の肉の缶詰なんかが届き持ち帰っていました。ご馳走様でした。

あと、私が旨そうだと思って買ったクッキーが、とても不味かったです。動物の餌のような味でショックを受けました。美味しいという人も一人居ました。
09年10月29日(木)
今、行きたくもないのに世界一周の旅に出てしまった世捨て人のお話(お稽古初日に床を滑ってきた本)を読んでいまして面白いです。まだ途中ですがこの本は良書だと思います。面白いのですが、何か刹那さが漂っている。文章にも写真にも。こういう感じを何というんでしょうか。こういうの好みます。なので床の上滑って私んところに来たのでありましょう。
「ほらあのよくあちこちにポスター貼ってある」あの世界一周です。あれは行く先々の世界各地でなにか慈善的行いをするものかと思っていたのですが、今のところそのような記述はなく、どうやら船上がピースなようです。そして著者によると、その船、日本の縮図なそうなので、日本もピースなのではないでしょうか。よくピースボケとか言われていますものね。良かれ悪しかれ。
で、しょっちゅう見かけるそのポスターなのですが、どこにあるとは言い切れずにいたのでありますが、よく行く居酒屋のトイレに貼ってありました。
麻実子さんが、皆に押し切られ、あの居酒屋からハガキを持ち帰り、溜め息を吐きながら世界一周の旅に出るようなことになれば、あんなに嫌がっていたので、それはつまりやはり「行きたくもないのに世界一周の旅に出る」のでありますから、あんな面白い体験できるんじゃないでしょうか。しかし、件の世捨て人は、世界一周旅行に行くに当り、嫌々でも行かざるを得ないのっぴきならない動機があったのであり、鉄割がしきりに言うだけでは説得力に欠けるようであります。
(麻実子さん、あんなに嫌がっていたのにこの話を引っ張ってごめんなさい。この本のこと書きたくてつい花として麻実子を添えてしまいました。お許しを。)
この本の世捨て人は一向に面白がる気配もないままに航海していくのですが、現を抜かすことなく、海を見、鳥を見、空を見、様々な国と人を見てる。そのようなのが私は良いと思います。現を抜かすとは凄い端的な言葉で、もうそれだけです。現こそが夢であるような気がしてきました。現を抜かすなら、大いにに抜けていればそれはきっと凄い勢いでそれこそ現れてくるのかもしれないですがどうでしょうか。常日頃おおむね私は夢現なわけで。どっちかしかないのか。あ、あとは幻か。現って何なんだろうか。何かどうしようもないようなものな気がします。なので、どうしようもありそうに見せているものは現が抜けるのか幻な気がします。
自分が何を言っているのかよくわからなくなっているのに長々と書いてしまっていますが。どうも悪い癖で。
この本、毎日の食事が記されており、旨いだのまずいだの書いてありますのですが、多分メインのモノだけが記されておりまして、まさかそれだけが出てきたのではないとは思いつつも「晩飯:コロッケ」なんて書いてあると、皿の上にコロッケだけある食卓を思い浮かべてしまうのです。長い船旅ではどんなものを食べているのか知りませんでしたので勉強になりました。コロッケとかハヤシライスとか食べてるんです。居酒屋もあるみたいです。ほー。

・・・

マフラー製本は第一の目標であるところの「いただきますごちそうさま」の生産量を完了しました。第二の目標に取り掛かっています。流行の派遣切りにあいましたので時間あるので調子が良いです。人生的には調子が悪いのでしょうが。刹那的には大変によいです。
09年10月27日(火)

こんにちは。マフラー製本です私。
マフラー製本では写真のような本を製本しています。実はもう一冊和綴じの素敵なのがあるのですが今日のところは紹介しません。
マフラー製本では具体的には紙を買いに行って、原稿をそれにコピーして、切って、穴あけて、糸で縫って束ねて、ボンドでとめて、しおりを付けて表紙を貼っています。
文章は戌井昭人さん、絵は多田玲子さんです。戌井さんが書いた短編に多田ちゃんが絵を付けたのを本にしています。多田ちゃんはKiiiiiiiのLakin' the Kiiiiiiiでお馴染みのずば抜けて面白い才女であります。この二つの本の原稿も作ってくれています!お元気ですか!

製本とかこういう時間がかかる作業、公演がない時にやっておけばよいのですが、どうしても公演前に慌しく作ることになり、目標に間に合わなかったりなんだりします。何度もそのことで後悔しているのですが、そのように出来ないので、もう面倒なので後悔するのやめまして、そういうもんだと思ってやることにしました。で、またやっています。今回は各20冊くらいずつは作りたいなと思っています。そんなに売れないかな。どうなることか。

リトルモア公演でご予約頂きスズナリ公演で受け取り希望でありましたO田K様分は確保しておきますので取りにいらして下さいね。これ見てるかしら。お買い上げありがとうございます。

小さい方の【ただいまおかえりなさい】が第一弾。大きい方【いただきますごちそうさま】が第二段。大きさの比率は適当ですが、同じ大きさではありません。何故ならばそのようになっているからです。各1300円にて販売しています。現在は麻布十番に最近オープンしたgm tenか鉄割の公演会場のみの販売になっています。沢山作って浅草のトライバルビレッジ浅草に納品するのも目標です。前にCowBooksさんではイベントで表紙手書き版を販売して下さいましたが目出度く売り切れました。先月参加したイベント、スペクタクルインザファームでもバッハさんが販売して下さいました。今欲しい場合でしたら手っ取り早いのgm tenですが、在庫薄の予感なので、やっぱスズナリ公演です。どうぞ宜しくお願いします。

スペクタクルインザファームでバッハさんが販売していたの色々とても可愛くて可愛くて。中でも「point it」という小さな本があまりにも写真が素晴らしく不気味で、たまらず購入しました。一体なんなんだかわかる前に写真にやられて買ってしまったのですが、これ、タイトル通りにpoint itでありまして、よく見たら表紙に「traveller's language kit」と書いてありまして、つまりは、旅行中に出会ったり必要になったりするであろう様々なものの写真が載っていて、それを指差して意思の疎通に役立てましょうというような本でした。これ凄いよ。
物販だからって、鉄割のものだけを売らなくてもよいのではないかとか、色々考えました。鉄割の物販ももっと工夫して頑張りたいです。

それと、マフラー製本活動ではないのですが、鉄割の本公演前には新聞紙で袋を大量に作っています。今回は若干手分けして楽になりました。手伝ってくれている皆様に感謝。で、公演ではその新聞の袋にお菓子を入れて座布団の上に置いておきますのでどうぞ鉄割観察のお供にお召し上がり下さい。お尻で潰さぬようご注意を!
枕元にはおもちゃを。座布団にはお菓子を。

そんなこんなで稽古場にはしばし行きません。多分。そのつもりです。水曜日に行くつもりだったのですけど、その日はお休みなんですって。仕方ない。

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雑記書手紹介

松島
横浜生まれ横浜育ち
鉄割の制作担当。食べたり飲んだり旅行したりしている。
ふと目を離すと何か食べている。

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