09年12月06日(日)
金曜日は朝から所用に出掛け、帰ってからぬかりのないように準備をして土曜日は山梨県へ出掛けました。
スズナリ公演に来た方はもしかしたら物販のところにあったフライヤーを見てご存知かもしれませんが、山梨県で画家の下平晃道氏の個展があるということで、スズナリの時に「行きたいね」という話をしていた皆様と出掛けました。私は日頃近所くらいしか運転しないので、人生で一番のロングドライブになるので前日は22時には眠りに取り掛かり、翌朝も5時半に起きるという堅実な態度で運転に挑みました。
諸事情で集合場所がこれまた都合良く下平氏の家の近所で、ガソリンスタンド風に手厚くお見送りして頂きまして出発しました。
前日「明日山梨に行くのだよ~」と言う方が居ましたので「では会えたらよいね~」くらいの話をしていたのですが全く示し合わせなどしませんでした。なのですがどういう訳か会ってしまうもので第一の休憩場所の談合坂で早速遭遇しました。そしてそこでも適当にお別れしまして私たちは山にある仙人小屋という素晴らしき山の御馳走料理のお店へ行きました。するとそこにも先ほどの一行が。あちらは一足先に出掛けて行き、こちらも美味しい山料理の数々に興奮して鹿の刺身等、猪のまたぎ鍋だの山菜の天ぷらだのを平らげました。この分だと間違いなく個展の会場であるトラックスでも会うのだろうと思っていましたが、そこでは遭遇しませんでした。下平氏の不思議な絵を鑑賞していると、外に何故か中島弟君の姿が。そして早朝群馬県に向かったという方の姿も現れる。なんだろうかこれは。
そこからはこのお2人と合流しまして文字通り右往左往しながら温泉に立ち寄り帰路に着きました。帰りまた談合坂で合流し、車の乗組員を交換して家に向かいました。なんだかよくわかりませんね。謎の道中巡り合わせはよいとして、下平氏の絵は本当に不思議なので機会があれば見るとよいと思います。イラストレーターとしてのマーグラフ名義の絵も素敵なのですが、やっぱり名義を分けるだけのことはあり、下平名義の絵はなんともどうにも不思議なものでして一度経験してみて欲しい絵です。なんというか、1枚の絵は1つの時空のほころびのようなもので、非常に此処っぽい心の彼方の何処かへの入り口のような感じなので、今回は沢山の絵があり、入り口が沢山ありましたので、見る側としてはその世界にかなり入りやすく、また、トラックスというギャラリーとの相性も素晴らしく、今回の展示を見れた方は次がまた楽しみになったことと思われます。そんなこんなが土曜日でした。

そしてやはり発端はスズナリの時で、その時に「12月6日に鎌倉に行きましょう」という人が居ましたので私も方々誘い合わせて楽しみにして出掛けて行きました。色々お祝いやライブがあってお祭りでトン汁を食べるとのことでした。そして現地に到着してみましたら、紅白幕の前に大きな寸胴鍋はあれどトン汁の気配(匂い)は無し。しかしライブなどあり美味しいパンを食べたりしていると、道で知らないおじさんが「フリーマーケットに行ってください」というので行くことにする。フリーマーケットでカントリー調のワンピースを購入し、クッキーを焼くことを決意し、ビールを買い飲み歩き、元いた場所に戻り、演奏の聞こえる橋の上に行き心地よい音楽を聴いた。ヒートッテックが仇になる良い天気だった。そういえば誘い主が現れず電話するもつながらない。するとお祝いの源となる方が現れ「パーティーの準備を手伝って貰えますか」と言いましたのでパーティーがあることがわかりました。それならばと手伝うことに。それにしても誘い主が現れないのでもう一度電話してみたら「これない」と。これないのか。そうなのか。色々と気の毒ですがわかりました。そんじゃいきましょうとパーティーが開かれるおうちの場所を聞き、各々欲しかった野菜や秋刀魚の糠漬けやパンを購入し、準備へ向かいました。聞いた話を辿りつつ歩き、隅々まで素敵なおうちを発見し素敵なドアを開け「手伝いに来ました」と言い、荷物を置き手を洗いそれから数時間は夢のように素晴らしいキッチンで料理に勤しむ(大袈裟でもなんでもなく本当に夢のようなキッチンで、後に聞いた話によると料理教室を営んでいるそうなのでこの「夢のようなキッチン」をどうか納得して下さい)。手伝う方も手伝われる方もいまいちその相手が誰だかおぼろげにしかわからないままに既に始まった的確な指示の下の料理大会。鳥の丸焼き2つの準備の横で大きなお釜にご飯を炊く準備から始まり、サルサソース用のトマトを刻みネギを刻み芋をむき白玉を捏ねる等等。白玉を大量に丸め続けた手の平には、砂丘のような風紋ならぬ白玉紋が形成されてゆく。なんと面白い日なのかと黙々と白玉を丸める(この白玉には紫芋の粉が入り、実は正確にはきっと紫玉なのです)。あっという間に日は暮れてすこぶる美味しいご馳走が所狭しと並びました。あーあ。来れなかった人は本当にお気の毒だし、来そうなあの人も来るのかわからないけれども来ればよいのにと心底思っていたらひょっこり現れバーテンさんになっているとのことで、お酒コーナーにお酒を貰いに行きましたら「バーテンじゃない」とのことでした。が、1杯作って下さりましてそれとても美味しかったです。
ぞくぞくと沢山の人が集まり楽しく飲んで食べて素晴らしいお祝いの会に参加できました。本当におめでとう!そして手伝いに誘ってもらって心からありがとう!ものすごく美味しく楽しかったです。

この土日は食べたことないような御馳走ばかり食べました。
奇妙で良い2日間でした。満腹。

Sub Content

雑記書手紹介

松島
横浜生まれ横浜育ち
鉄割の制作担当。食べたり飲んだり旅行したりしている。
ふと目を離すと何か食べている。

最近の日記

過去の日記

鉄割アルバトロスケットへの問い合わせはこちらのフォームからお願いします

Latest Update

  • 更新はありません

お知らせ

主催の戌井昭人がこれまで発表してきた作品が単行本で出版されました。

About The Site

このサイトは、Firefox3とIE7以上で確認しています。
このサイトと鉄割アルバトロスケットに関するお問い合わせは、お問い合わせフォームまでお願いします。
現在、リニューアル作業中のため、見苦しい点とか不具合等あると思います。大目にみてください。

User Login

Links