10年01月15日(金)
市川孝典さんの展示「murmur」をフォイルギャラリーに見に行ってきました。イチカワコースケさんです。コースケ君が数年前に鉄割の公演に現れてから何度か展示を見に行ったりしています。何度会っても大変に不思議な人で、いまだに何だかよくわかりません。よくわからないけれどとにかく何か凄いのです。いや、気の利くよい人なのですけれども。人となりも絵も何かを超えたところで凄いのだと思います。なんだかわからないので紹介のしようがないのです。でもとにかく何か凄い。見に行く度に、そのわからなさが新鮮で、なんともいえない不思議な気持ちになるのです。勿論色々な側面を持っていると思いますけれども、人を計る様々な定規があるとしても、次元が違う感じでそこには乗りません。
此処のリンクに展示の情報などありますので展示に是非足を運んで体感してみて欲しいです。
http://www.veritacafe.com/art/2010/01/1445/
見ればわかるのですが、本人の佇まいも尋常ではありません。最初からこうなのでその点においては毎度そのことを喜びますが、意外とすんなりと受け入れています。
コースケ君の絵は、紙にお線香で書かれています。焦がしたり穴を開けたりです。描かれているものはとても綺麗なものが多いです(今回は木の作品です)。お線香で書いているので、紙の白、お線香の穴、焦げた黒や茶色の色彩です。絵としても物質的にもとても繊細で綺麗なものなんです。しかしながら、あれをやるってのは大胆さと的確さがなければ成り立たない。何がわからないのか自分でもよくわからないのですけれども、見るとなんだかよくわかりません。「何が書いてあるか」がわかるとかわからないという話ではないのです。木の絵にしても、木の絵を見てあんだけ不思議な気持ちになることはなかなかに無いことなのです。何なんでしょうかコースケ君。何か凄いんです。
2月6日まで展示されていますので是非。
http://www.foiltokyo.com/gallery/galleryindex.html
今回の展示は「森の獣が見た瞬間」というような感じです。絵なんだけど動いているように感じるのはお線香の穴のせいなのかな。本当に不思議なんです。ほんとわからないのだけど、絵を見ていると、絵に見られているような気持ちにすらなります。怖いくらい。

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雑記書手紹介

松島
横浜生まれ横浜育ち
鉄割の制作担当。食べたり飲んだり旅行したりしている。
ふと目を離すと何か食べている。

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