今、グリコのスイートオレンジ１００％を飲んでいる。
牛乳パックの小さいような紙の入れ物。光から美味しさを守る黒いパッケージと書いてある、黒とオレンジ色の入れ物に入っている。
フタの紙、赤い部分をメシメシとはがして、ストローは袋をパックに付けたまま下方向に押して取り出し、はがしたフタの部分にのばしたストローをさして飲んだ。スイートだよ。
なんて、こんなことも思い出に変わるという気がする。
最近は以前にも増して、全てが過ぎ行く瞬間だと思ってしまう。
日々、今を離れていく実感が強まる。
雨が降り、風が吹き、鳥が鳴く。
猫が来て、私は歩き、扉が開く。
出来ることならば、今がずっと続けばよい。
しかし天気のいい昼下がりはずっと続かないし、私もオレンジジュースをずっと飲んでいる訳にも行かない。
今って何だろうかと思う。
オレンジジュースを買って飲むなんていうことは何年ぶりの出来事であり、これは過去さかのぼってみても、よくある今ではない。なぜオレンジジュースを買ったのだろう。そのときの今は何だったのだろう。またいつかオレンジジュースを買うだろうか。
今までとこれから。それをどう扱うのかが今なのかな。と、そんなことを思う。

という具合に、日記を書いてしまうと、暗い世の中をさらに暗くしてしまうんじゃないかと思っていたのですが、マイナスかけるマイナスはプラスになる世界もあるようなので、投稿してみます。

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