11年10月30日(日)
今、カラスのカーさまがカーとないています。何処にいるのか、頭上辺りから聞こえております。このカーさまは私の中では野太い声でお馴染みでございます。うちの屋根の上にいるのかな。

先日、某所で小さな爆発が起きました。大きさで言うと最大部分を拾っても20立方センチメートルくらいです。その場にはその時、爆発を起こした方と、私しかおりませんでした。何か不具合のある状態でコンセントを差し込んで、その先っぽがバンっと爆発したという具合です。

確かに驚きましたが、まあ、一瞬のことだし、炎上する様子もなく収まったので、あまり騒ぎ立てても爆発を起こした人に気の毒だし、他の作業も進めたかったので、そっとやり過ごそうとしたのです。が、その後、爆発を起こした方の行動に異常が見られましたので記します。

爆発後、その方は、突如、何か慌てて出て行ったと思ったら、凄い勢いで大きな脚立を持って戻ってきて、それを、半分折の状態ではなく、まっすぐにのばしたのです。相当の高さになります。それを、なんと、天井にぶら下がっている蛍光灯の傘に立てかけ、まさかそのまさかで、それを昇ろうとしたのであります。それには私も爆発よりも驚きましたので「それは、ちょいと、危なすぎるので、脚立を半分にして、その上に乗る方が、安全です」というような意見を言いました。何をしようとしているのかわからぬが、何をするにしても危険すぎたのです。すると、その方、そうかと言った直後、脚立を傘から外し、するとバターンと乱暴に脚立の上は下に落ちてくるのであり。それも相当なことだったが、なんでか手は挟まなかったようで、しかし向こう臑を打った様子。「うう」と小さい声を出して、またすぐに、今度は半分に折れた脚立のストッパーを止めぬまま(そして不安定な角度のまま)昇ろうとするのであり、ここもさすがに「ちゃんと安定せねば危ないです」というような意見を言いましたら、今度はその部分をよく見ぬまま、もの凄い勢いでストッパーをガチャガチャとはめはじめました。当然はまりません。ここでとうとう私は気がつきました。これは何かおかしいと。そこでとりあえず「落ち着け」と言ったのであります。
これが起こっている時間はとても短かったです。いつもより、俄然スピードアップした動きでよくわからない行動を取っていたのです。これは大変に興味深いことであり、一体何がどうなっていたのだろうかと不思議に思っています。催眠術をかけられた人の行動とはこのようになるのではないだろうか、とか、何かそういう、本人以外の人がコントロールしている状況だったのではないかと考えた訳です。

爆発の跡は、地面に残っています。しかし知ってる人が見ない限り何の跡だかわからないでしょう。そして私はその跡を見るたびに、謎の脚立行動について思い出すのであります。

今、カラスはいなくなりました。

明日から、倉地久美夫さんのドキュメンタリー映画「庭にお願い」が下高井戸シネマで上映されます。10/31〜11/5まで、毎日21:20〜の上映であります。これ、もう何度も見ているのですが、また見に行きます。
http://niwanionegai.jp/

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松島
横浜生まれ横浜育ち
鉄割の制作担当。食べたり飲んだり旅行したりしている。
ふと目を離すと何か食べている。

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