02年11月12日(火)
新しい街で、おそらく唯一の古本屋に立ち寄ってみた。
古本屋に行くととても落ち着く。しかしどんな古本屋でもいいかと言われれば、そうではなく、品揃えも重要だが、ただ沢山ありゃいいってもんでもなく、やはり雰囲気か趣味か。本を探すときの高揚感と何故か沸き起こる放尿感を味わいながら、いつまででもいたくなるような店が、とてもいい。店主は無愛想で構わない。時々、「こんな本がこんなお値打ちでえ」の時の一目惚れ出会い優越感独占欲支配者面は、比類がない。以前住んでいた街の駅前の古本屋は、ポール・オースターの単行本が三冊200円の一翼を担っていたりして、感動させてもらったが、この街はどうだろうか。

都合上時間が限られていたので、隈なく視ることは叶わなかったが、造りはさほど広くなく、本自体は雑多に配置され、文庫単行本が多くなく、専門書は多く、それでいて品揃えの趣味が、好みに合いそうな店だった。コンパで言えば、見た目どうこうより、話してみて、感じがよくて、少し気になり、もう一度会ってみたいような異性のような。足繁く通うはず。

本なんて所詮本だろ。

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雑記書手紹介

内倉憲二
東京生まれ(三多摩育ち)
鉄割の役者担当。もろもろな条件をこなしてくれる。
低音ボイスで、演目のストーリーテーラ的な役割をこなす。
血にまみれたり、目が見えなくなったり、
時代、役柄、関係なく縦横無尽、そして声がいい。

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主催の戌井昭人がこれまで発表してきた作品が単行本で出版されました。

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