07年01月01日(月)
 時たま、自分が何才になったのか、何年生きてきたのかを想うことがある。そんな答えは、風の中にはなくて、付き合いたてはどうしてもSEXばかりしてしまうよねというぐらい、明らかだし、ど忘れしたとしても、免許証や障害者手帳見れば確認することができる。
 が、それは文字上の、記号的な、二次元の認識に過ぎない気がして、人肌(柔肌)にそっと触るように、琴線に触れぬように、齢というやつを実感したいとき、大体において辿り着くのが、今、想った瞬間を点というか、中心に置いてみて、割り箸一本の中途に固定した、重低の、親指を置いて、直列式に反り返すように反り折って、半分に裂かれた半膳割り箸のように(1/2なのに、2倍になる驚きはあるが、そんな風には折れん)、つまり、今例えて言うなら34才だとして、そこを中心に、今まで続けて生きてきた34年もの間に、想いを馳せつつ、今を想う。「ああ、今まで続けて生きてきた分をこれからも過ごすともなると、もう68才だなあ」と。
 要は、今を、人生(恥ずべき響き、恥知らずの生き様)の折り目、節目、折り返し地点と捕らえ、つまるところ、今を捕らえ、過ぎた時間を捕らえ、過ぎそうな時間を捕らえ、エースを捕らえ、ているのです。

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雑記書手紹介

内倉憲二
東京生まれ(三多摩育ち)
鉄割の役者担当。もろもろな条件をこなしてくれる。
低音ボイスで、演目のストーリーテーラ的な役割をこなす。
血にまみれたり、目が見えなくなったり、
時代、役柄、関係なく縦横無尽、そして声がいい。

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