06年12月16日(土)
ハイドンの交響曲はあまり聞いたことがないですが、聞いたことのある中では交響曲第88番「V字」が一番。クナッパーツブッシュの指揮で決まり。異常にテンポが遅いのがたまらない。それによってスケールが大きくなり、たかだか20分の曲が大シンフォニーのように響く。あまりにも遅いので当時の楽団員に質問されたクナ(クナッパーツブッシュの愛称)の答え
「これはロココ調の時代の音楽なんだよ、自動車なんてない時代の音楽なんだよ」
と答えたといいます。
06年12月19日(火)
今年はモーツァルト生誕250周年である。世間ではそちらに注目が集まるが、もう一方で生誕100周年を迎えた作曲家がいる。旧ソビエト連邦の作曲家ドミトリー・ショスタコーヴィチである。 
交響曲は全部で15曲あって有名なのは第5番であるがあまり内容が深くない。だがほとんどの交響曲を初演し、第8番は献呈もされたムラヴィンスキー率いるレニングラードフィルハーモニー管弦楽団の演奏なら深みも増す。
僕が好きなのは第7番、第8番、第10番、第15番である。特に第15番は中学3年生の頃からのお気に入りである。
それも最後に各種、打楽器が交代で演奏されるところは虚無に消えてくようで特に好きである。
そこだけついヴォリュームをあげてしまう。
第8番は最近のお気に入りである。第11番「1905年」第12番「1917年」も良い。

僕は1976年の生まれだが、ショスタコーヴィチはその1年前に69歳で亡くなっている。エピソードとしては有名なピアノのコンクールで2位だったとか、第2次大戦中、祖国愛に燃えたショスタコーヴィチは軍隊に志願するが君は作曲したほうが国に貢献できるとか言われて軍に入るのを止められたりとか、サッカーが好きだったりとかです。
06年12月30日(土)
CMの撮影、ラクダチェックが終わり、アイポッドでブルックナーの第9番の第2楽章を聴く。
はっきりいってこんないい音楽はないと思った。心に染み入りました。
僕の勝手な意見ですが「人間の本質」は孤独だと思うので(死からはだれも助けてくれないので)それを強く感じた時によくクラシックを聴きます。
でも最近は人と接している時でも癒されます。
06年12月31日(日)
僕はプロコフィエフの交響曲第5番が好きです。
この民族性溢れる曲に魅せられています。特に第4楽章が好きです。
作曲は第2次大戦の最中でレニングラードがドイツ軍の包囲から開放された祝賀祭で初演されました。ソビエト連邦全土に中継放送されセンセーショナルな成功をおさめたと伝えられています。
初めて聴いたのは中学3年生の時です。じつはそのとき僕はショスタコーヴィチの交響曲第5番を借りたくて図書館に行ったのですが名前を忘れてしまい、同じロシア人なので、何を勘違いしたか、プロコフィエフだったっけかな?と思って借りたら、はまってしまったのです。
そのCDの指揮者は確かアシュケナージだったと思います。今はチェリビダッケ指揮を愛聴しています。でも、一番聴きたいのはムラヴィンスキー指揮のCDです。(廃盤で聴くことができませんが・・・。)

この曲はわかりやすいので初心者の人でも充分楽しめると思います

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雑記書手紹介

中島教知
神奈川県生まれ(育ちなし)
鉄割の弟。説明できる範囲とできない範囲の境目にいる。
青春時代というものがスッポリ抜けているので、現在無理矢理青春を謳歌させられている。
鉄割では、できそこない担当(悲しいかな最近できてきてる)

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