
そういやこないだ土曜日によ。日課の自転車ライド、本日は多摩川を独りぼっちで下って行こうと。前日呑んだくせに、朝6時に起きてしまったという老人並の早起き。何かにせき立てられ、気がつくと、自転車に乗っていた。なにも考えずに多摩川に出て、とにかく下るぞ!と海へ。向かう、朝っぱらからサイクリングしてる人はあまりおりません。しかし僕と並走するように、大量の空缶を袋に入れて、自転車に積んで走ってるオヤジ発見。どこまで行くのだろうと1時間くらい、抜いたり抜かされたり土手沿い。すると前方に六郷橋、なんとそこには様々なスタイル(前後にくくりつけてる人、後ろに無理矢理台車付けてる人)で、チャリに空缶を積んでる人が行き交う、そして空缶積載ちゃりのオッサン同士、にこやかに手を振り合ってる。大変良い光景、その光景を見て俺なぜか泣けてきた、感動で涙出た、清々しいとはこういう事をいうんだと。炎天下の朝っぱら、空缶積んだチャリ同士の挨拶。感動したい奴は、土曜の朝っぱら六郷橋に行くと良い。ちょっと後をつけたら、彼ら川崎側の坂を下って、空缶買ってくれる所まで行くんだな。しかしこんな感動的な風景久しぶりに見たよ。生きてる人間って素敵なという、純な感動。そういえば前日、六郷橋付近に在住の
柴田元幸
さんから、「ちょっとロンドンに行ってきます」メールを頂いた。あと本も送って頂きどうもありがとうございます。それで柴田さんも多分、この空缶大量積載チャリおっさんを見てるんだろうなと思った。その積載方法のアイデアは、そんじょしょこらの自称キャンプ好きやツーリング好きは見習ったほうが良いぞ。あとオバサンも一人居たのね。そして自分のちゃりに空缶を積んでないのが情けなく思った。
写真、見えにくいけど前方のオッサンが多摩川沿いを抜きつ抜かれつ走った。空缶積載自転車