
俺はオッサンとして、オッサンの歌を聞こうと思いました。そしてなぎら健壱の(この頃はなぎらけんいち)
街の風になって
を聞いたのです。感動しました。オッサンがオッサンとしてオッサンのラグタイムブルースです。歌詞もさる事ながら、演奏が素晴らしいんだけどよ。一曲目「街の風になって」なんかを唄いながら、多摩川サイクリングロード自転車で走ったら素敵だと思う。「ガソリンとマッチ」なんて曲。歌詞、泣けてきたよ。「帰らぬ昔に未練を馳せても〜だからガソリンとマッチを頂戴〜、ガソリンとマッチを〜、急がなくちゃ、心の火が消える、だから、ガソリンとマッチを頂戴」だもんよ、レモンド。そうレモンのシクリクロスバイクすげえ格好良い。
あとね「四月十日の詩(デン助劇団に捧げる唄)」これも良かったな。鉄割を始める時に、僕は文学座という所を辞めたのですが、辞める時「辞めてどうすんだ?」と聞かれ「僕はデン助劇団みたいの作りたいんです。デン助劇団観た事無いですが」と言ったのです。近ごろはしみったれた感じってのは人間の生き方で実は大切で結構な魅力だと思います。しみったれても大丈夫だ生きろ!