
06年08月25日(金)
最近は山本周五郎の季節のない街
を読んでます。面白くて、もったいないから、一項目づつゆっくりよんでる。これは黒沢明映画の中でもスンゲエやつ「どですかでん」の原作なんですが、この頃黒沢さん大変だった、世間的にカラー映画主流なってきたのに色盲気味だし、いろいろあったみたいで自殺未遂までした。それで人の影がないからって、土の上に黒ペンキ撒いて影つくったらしいよ、黒沢は電柱どかしたとか、壮大なエピソード色々あるけど、僕はこのペンキ撒いて影作ったエピソードが一番好き、なんか、ひしひし狂いが伝わってくるような気がします。で季節のない街なんですが、本当は青べか物語っての欲しかったのね、これは、川島雄三が映画にしてますが、黒沢より川島の方が好きですが、ちょうど売ってなくて、似てる、季節のない街を買いました。変な貧民の街のちょいと変な人間達の生活を細切れで、書いてあるのだけど、これ、舞台でやったら面白いだろうなと思いました。それか「どですかでん」じゃなくて、誰か、映画撮ればいいのに、もう一度、どですかでん、りめいくじゃなくて、勝手に。