
03年05月28日(水)
あるバンドのドキュメント映画を観た、コレは多分今年終わりごろには話題になりそうな映画である。この映画の監督は僕の家の近所に住んでおり、普段はアマリ交流が無いのだが、リニューアルした風呂屋で満喫してるときに電話が掛かってきて、今からオタクに向かって意見を聞きたいから、映画を観てくれと言われ、早々と風呂屋を出て、気を使ってコカコーラ2本買って帰り、映画を見せていただいた。
この映画、監督のフラットな視線で、あるバンドまたそのバンドマスターをとらえた秀作であり、大変感銘を受けた。監督のフラットな視線と言っても彼自体、人間的に大変高低差のある男なので、ある時は撮影後、殴られて目を腫らしてたりしてた事も有った。
そんな彼に「映画イツ出来るの?」と聞いても「わからない、もう駄目だ」と半ば放棄状態にあったが、とうとうそれが出来上がったわけだ
特に現在は解散してしまった、日本屈指の3ピースバンドのマッチ箱の様な小さなライブハウスでの演奏映像は鳥肌モノ。また酔っぱらった男二人が喧嘩をしながら男の友情を分かち合っていくシーンなど涙ものでした。編集によって意図してるところもあるのだろうけれど、無心になろうとしてる監督の姿勢には嫌みが無く、しかし存在感のあるそのスタイルは日本のドキュメント作品には珍しい感じがした。私事で恐縮ですが、あるシーンを見てたら、自分が変なメイクをして小刻みに適当に震えながら歌を歌ってるシーンが出てきたのだが、あのシーンはこの映画には必要ないですと言って。観賞後、近所の居酒屋に行き、どのシーンがいらない、あのシーンはも少し短く、など話させていただき、真面目にメモを取りながら最終編集構想を膨らませてた監督が素敵でした。ああ、モノを作っていこうとしてる男の姿って良いものだなと思った。
この映画、監督のフラットな視線で、あるバンドまたそのバンドマスターをとらえた秀作であり、大変感銘を受けた。監督のフラットな視線と言っても彼自体、人間的に大変高低差のある男なので、ある時は撮影後、殴られて目を腫らしてたりしてた事も有った。
そんな彼に「映画イツ出来るの?」と聞いても「わからない、もう駄目だ」と半ば放棄状態にあったが、とうとうそれが出来上がったわけだ
特に現在は解散してしまった、日本屈指の3ピースバンドのマッチ箱の様な小さなライブハウスでの演奏映像は鳥肌モノ。また酔っぱらった男二人が喧嘩をしながら男の友情を分かち合っていくシーンなど涙ものでした。編集によって意図してるところもあるのだろうけれど、無心になろうとしてる監督の姿勢には嫌みが無く、しかし存在感のあるそのスタイルは日本のドキュメント作品には珍しい感じがした。私事で恐縮ですが、あるシーンを見てたら、自分が変なメイクをして小刻みに適当に震えながら歌を歌ってるシーンが出てきたのだが、あのシーンはこの映画には必要ないですと言って。観賞後、近所の居酒屋に行き、どのシーンがいらない、あのシーンはも少し短く、など話させていただき、真面目にメモを取りながら最終編集構想を膨らませてた監督が素敵でした。ああ、モノを作っていこうとしてる男の姿って良いものだなと思った。