05年03月28日(月)
鉄割の稽古が始まってしまったので、みんなが遊んでくれなくなってしまいました。そういうわけで今月は、自分でも驚くほどに飲みに行っていません。夜はゆっくりと読書をしています。
今日の読書は、『アメリカの夢、アウトローの荒野』。アメリカの人気もの悪党、ジェシー・ジェイムズについての本です。アメリカって、本当に面白い国だ。
19世紀から20世紀前半のアメリカの歴史を読んでいたら、アメリカン・ルネサンス期のアメリカ文学に興味がわいてきました。そういえばぼくは、19世紀のアメリカの小説というもの、いわゆる「でっかい物語」をほとんど読んでいません。
何年か前に、ぼくがとても尊敬していた人に「最近はどんな本を読んでいるのですか?」と聞いたところ、「最近はこれを読んでいます。」と言って鞄の中からメルヴィルの『白鯨』をとりだし、「メルヴィルがこれを書いたのが、ちょうど今のぼくと同じ歳なのですよ」と言っていました。この野郎は本当に素敵だなあと思ったことを、今この日記を書きながら思い出しました。あれ!いつのまにやらぼくもその歳ではないですか。
長編小説って、どちらかといえば苦手なのですが。メルヴィルが白鯨を書いた年齢になったことだし、がんばって読んでみたいと思います。あの人が読んでいたのだから、絶対におもしろいはずだ。