街を歩いていたら、ある店でビートルズの『One After 909』が流れていました。最初はなにげなく聞いていたのですが、聞いているうちにだんだんと興奮してきて、この曲ってこんなに良い曲だったのかと涙が出そうなくらい感動し、今まで何十回何百回とこの曲を聞いてきたけれど、ぼくは一体なにを聞いていたのかしら、と己の未熟さを恥じて、ダッシュで自宅へ戻り、ほこりをかぶった『Let it be』のCDをとりだして、『One After 909』をかけたところ、確かに良い曲だったけれど、それほど感動はしませんでした。