04年04月01日(木)
高校に行くのが嫌いだった、もう本当。行ったら可愛い子沢山いるし(多かった)、楽しい奴も沢山居て明るい学校だったので、楽しい時もあったのですが、本当嫌だった。学校の駅に着いて、そのまま反対側のホームに行って帰ってしまう事が多々あった、「おはよう」と改札口で挨拶してそのまま「じゃあね」と帰ったりして。その頃通学中によく聴いてたのがじゃがたらの南蛮渡来のカセットテープで、タンゴ、ヴァギナファックと、いつも死にそうになりながら聴いてた。ウォークマンで聴いてて、ウォークマンのテーマなんて流れ出すと江戸アケミに怒られてるみたいで、ドキドキしました。童貞だった俺は「ヴァギナファック」をアナルファックだと勘違いしており、お尻の穴に入れてしまうのかぁとすげえなあと思ってました、タンゴは「食いかけのハンバーグ」って歌詞を聴くたびにいつも失神しそうになってました、これ有名話なんですがタンゴってシャブの歌、しかし歌詞やメロディーがあんなにマッチしてて、意味わからなくても泣けてしまうのは、タンゴ以外にありません。そんな南蛮渡来のテープは聴きすぎて伸び切ってしまい、それがもう10年くらい前。以来いつの日かもう一度手に入れなくちゃと思ってたのですが、結局、本日まで手にいれる事も無く、過ごしてまいりました。
 それで4月新学期という気分で、なんとなく買ったんです、で再び聴いた「南蛮渡来」・・・もう泣きそうになりました。つうか泣きました「僕たちは光の中でチャチャチャ」。人生とは「南蛮渡来」のアル生活とナイ生活にわかれてるのでした、この10年僕はナイ生活でして、久しぶりに聴いて、この10年は全て間違いでした。これからアル生活に戻ったので、もう一度フレッシュな童貞気分です、それも特殊なフレッシュで、シミッタレ気分満開フレッシュと申しましょうか。遠赤外線サウナとスチームサウナで言ったら、スチームサウナの方でフレッシュな気分になる感じです。桜の咲く季節、「南蛮渡来」買って本当良かったなと思う次第です。
04年04月20日(火)
田中小実昌のムック本があったので、公演前日に買った、案の定、集合時間に行っても人は殆どやって来ないので、それを読みながら待ってた。野坂昭如との対談が面白かった、戦後の浮浪児の話があって、どこかの親分が、浮浪児に町を掃除させて、ゴミを集めさせてヒロポンをやらせて、また掃除をさせてたらしい、ヒロポン・掃除・焚き火・浮浪児、素晴らしくナイスなチョイスがあったもんだ、戦後の汚れた町をヒロポン打たれて掃除を遮二無二やってる浮浪児に思いを馳せた。物凄くキレイにしたんだろうな。
04年04月21日(水)
田中小実昌の名作「ポロポロ」実は読んだ事ないのだけど、どういう内容なのかと、O氏が説明を求めてくるもんだから、戦争で大将が死ぬ時「ポロポロ」って言って、お父さんが死ぬ時も「ポロポロ」言って、とにかく人が沢山死んで、その皆が何故か死ぬ時に「ポロポロ」って言って死んでいくんだと適当に説明したら、それは面白そうだなと言う事になって、自分でも笑ってしまった、そして実は読んだ事ないのですと白状した。
04年04月26日(月)
もう色っぽいったらありゃしないのは、断然若尾文子(30代くらいの)である。お尻ぷりぷりのプエルトリカンやモデル外人の様な足の長い女の娘も色っぺえけども、なんだかんだで断然、若尾文子なんだと、確信しました。先日、竹中労の芸能人ルポみたいな本を読んだのですが、こんなの読んでる事自体、己が時代遅れなのは十分承知しておりますが、その若尾文子の章が色っぺえのなんの、魔性の魅力満載ですよ、己の会社の社長が借りた高利貸に会いに行くため、テレビ出演を断り、その高利貸に会いに行こうとして、まさか身売りか? と噂がたったり。旦那と別れる時の会見で「女優であるために避けられないことってありますでしょう? それで相手を傷つけることも多くありました」と、でその避けられないことってなんですか? の質問に対して「人様にお話しできるようなことじゃございません」と言ってのけた。素晴らしいよね。気品とセクシーとやわらかさ。一度で良いから触ってみたくなるような人、本当たださわるだけでいい。
04年04月27日(火)
他人の家にはいる時は、ピンポンベルを鳴らすとか、トントンとノックするとか、大きな声で「いぬいく〜ん」と叫ぶとか色々ございますが、僕の住む屋上ペントハウス(傷だらけの天使気味)には、ベルもないし、殆ど鍵はかけないので、皆、勝手に入ってきたり、酷い奴なんか土足で入ってきて、漫画読んで帰ったりといったもんで、しかしそのなかでも唯一ノックする奴がいるんだけど、そのノックの仕方が尋常じゃなく、思いっきりドンドンドンと叩くのであって、こっちとしてはまるで家宅捜査にやって来られた気分になって焦るんだ、「ドンドンドン!居ますか〜ドンドンドンいぬいさ〜んドンドンドンあ〜ドンドンドンん〜(唸り)、ドンドンドンドンドンドンドン」文では表現できないが毎回コレ、明らかに音楽などかかってて僕がいる気配があるのに、律義に毎回コレ、このドンドンドン、あまりにも煩いので、ドンドンドンやられるなら勝手に入ってきてもらった方が良いので、そう言うと、次の時、ドンドンドンドンは無くなたが、上写真の様子で突立てた。本当焦るよ!
04年04月28日(水)
鉄割音楽担当のバンドがこの前のライブで解散して、数日後にライブやらないかって電話があって「もう解散したんで」とお断りしたんだけど、ベース担当だった奴に話したら、3人くらいの小さな編成ならやっても良いけどって話で、んならやってみるかと言う事で、ライブやる運びになった、最初、スタジオ行ったら、ドラムと俺(ギター)だけで、ベースは居眠りして来なかった。
 そんで先日、3人でスタジオ入ったら、神がかったような演奏で三人驚いた、二時間ほぼ無言でぶっ続け、ベースが唸ると、ドラムがスクロールしてギターが神経症、ドラムの奴なんか、マイクも無いしボーカルも居ないのに「歌声が聞こえてきたよ!」と興奮してしまい、彼の話を分析してみると、どうもそいつは黒人の男で、背が高くて痩せてるらしい、そんで合点いった、そいつはCANの初期ボーカリスト、マルコム・ムーニーだよって。んで前々から、その三人でやるなら「ニワトリ食いちぎったり、耳そぎ落としたりどんなパフォーマンスだってするよ」って言ってた、ミーシャミーシャって人がいて、その人に何かやらせようって、ドラムの奴と出資してアナログシンセを買い求めたのだが、届いたら、音が出なかった、ジャンク品なんでノークレイムでってので途方に暮れた。名機らしんだけど、音出なきゃしょうがねえな。それに40キロくらいあって馬鹿デカイの、現在僕の部屋にはこのデカくて使えない名機が、死んだトドみたいに転がってる。直さなくちゃどうしようもないよ。
 ライブは5月5日に 「新宿ライブフリーク」って所でやりますんで、お暇ならどうぞ、マルコム・ムーニーが亡霊になって降り立ってくるようなのやりますんで。バンド名は自分等のチラシに音楽担当、アレン・ズンギバーグっのあったので、それです。

Sub Content

雑記書手紹介

戌井昭人
東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。
趣味は歩くこと

最近の日記

過去の日記

鉄割アルバトロスケットへの問い合わせはこちらのフォームからお願いします

Latest Update

  • 更新はありません

お知らせ

主催の戌井昭人がこれまで発表してきた作品が単行本で出版されました。

About The Site

このサイトは、Firefox3とIE7以上で確認しています。
このサイトと鉄割アルバトロスケットに関するお問い合わせは、お問い合わせフォームまでお願いします。
現在、リニューアル作業中のため、見苦しい点とか不具合等あると思います。大目にみてください。

User Login

Links