09年12月02日(水)
先週は演劇を見ました。
アジア舞台芸術祭というもので、芸術劇場で見ました。台湾人と日本人の二人の舞台で、戌井さんが作・演出だったので気楽に見に行きました。私は二日間のうちの初日に見たのですが、適度な緊張感の中、どこまでが作で演出なのかほとんどわからない程に自然で柔らかくて照れのある可愛い舞台でした。最後の最後でチンさん(台湾人の女性)が、階段を上るときに、宇野さん(日本人の男性)が手を貸すのですが、チンさんが「あら優しいのね」と言いました。
見たいような要素満載でとても楽しめました。
チンさんの大根餅はとても美味しかったです。

そしてそれに付随する酒の席もとても面白かったのですがもうなんだかわからなくなってしまいました。
09年12月03日(木)
ウー・ウェンさんという方の「北京小麦粉料理」という本が大好きで、それを見て色々と作ります。数年前は突如として肉まんばかり作っていましたがそういえば最近は肉まんは作っていません。そろそろ石油ストーブを焚くので、蒸し器をあの上に乗っけたりしてまた肉まん等色々と楽しめそうです。

蒸し器でなくとも、あれ、カレーに入れる例の「飴色のたまねぎ」という奴も、石油ストーブに乗っけておいて大量に作ってラップに分けて冷凍しておいたらいいです。あれはいちいち作るの面倒ですが、カレーにもよいですし、あれさえあればオニオングラタンスープなんてのも簡単に出来ますのでこの冬はストーブ解禁と共に「飴色のたまねぎ」生産に勤しみたいと思っております。

で、「北京小麦粉料理」を見てまあ色々と作るのですが、なぜかまだ餃子は作っていませんでしたので明日辺り作ろうかと思っています。最初だから普通ので充分なのですけれども、なんか別の中身も良いのが本に出ていて頭を悩ませております。

今日は、最近話題になることの多いたこ焼きを作りました。たまに作るのですがあまり情熱的ではなかったのですが、皆様何かずいぶんと旨くなるよう工夫をしておられるようで、自分は丸く作る技法に夢中でそんなこと考えたこともなかったので少し反省して、今日は海老の酒蒸しを入れたりしてみました。
粉を出汁で溶きますが、最近は鰹節の塊を入手しましたのでそれで出汁を取ってみたり。なんだりかんだり。手間と暇しか取り得がないような具合で、まだなんか人に話すほどの情熱はないです。いつか火が付くのでしょうか。

鰹節の塊は猛烈に硬くて素敵です。うちの鰹節を削る道具のカンナみたいな部分の調子があまりよろしくないようで、場所によっては削れなかったりします。乗ってくると大変素晴らしく削れるのですが、なんか毎回粉みたいなのも出してしまいます。粉みたいなのが出てくるのは何かが間違っているのだと思いまして、塊の方もなんかぼそぼそしてきて不快なのです。上手く削れるともう止めたくない程に快適でありまして、塊の方もつやつやとしてなんともいえない美しい光を放つのであります。

で、思い出したのですが、鰹節の塊を買う時に、おじさんが「削る道具を長いこと使っていないのであれば、刃を調節してあげるので、刃だけもってきなさいな、12月は忙しくて出来ないけどそれ以外ならやってあげるから」と言いました。気づけば12月になっておりまして今年はあのままやり過ごすことになりました。1月になったら忘れずに持っていこうと思います。あのアメ横の鰹節屋さんです。


スズナリ公演のことを書こう書こうと思えどなんかあんまり思い出せません。そうだ毎回皆様から素晴らしい差し入れを頂きましてありがとうございます。ちょっと、普通じゃないのではないだろうかと思うくらいに沢山頂いている気がします。差し入れのその内容もいつも素晴らしいものがかりでとても嬉しいのですが、中身に伴いまして外装も素敵だったりします。私は箱とか缶とかが大好きでして、今回は中身も缶も箱も包み紙も紙袋も大好きなたちばなのかりんとうがやってきまして、私他のものはそんなに所有権を主張することはあんまりないのですが、あの缶と箱と紙袋は「これは私のものだ」と申請して持ち帰りました。包み紙は慌しい中見失ってしまって大変悲しいです。紙袋はあやうく横流れしそうになりヒヤヒヤしましたが私の元に戻ってきました。それと、洋菓子の箱で素敵なのを見つけまして、それも持ち帰って文房具入れに落ち着きました。その中に、津和野のお土産で頂いたお菓子の箱がちょうど蓋と本体並べて収まりよい仕切りになっています。今まで文房具を入れていた和紙の張ってあるお菓子が入っていた箱は便箋入れになりました。便箋が今まで入っていた箱は、包み紙と共存だったのでこのたび独立しました。そこに今回新たに京都から来た包み紙が加わりました。

今回受付で、便利に使った箱はバームクーヘンが入っていた箱です。
とにかく箱がすきで、何でも箱に入れたい。
ところが袋も好きです。靴下も袋みたいで好きです。
なぜか長年所有していたコーヒーギフトの箱は今回の公演で便利に使って捨てられました。あと、花模様のお菓子が入っていた箱もアンケート入れたりして使っていたのですが、そろそろ寿命の予感でよぼよぼしていまして、気に入っているので持ち帰ってきて今輪ゴムで補強しています。

この下の写真はロサンゼルスのダウンダウンの古本屋さんの素晴らしい包装です。おじいさんが丹念に包んでくれました。泣ける程好きなんですけど伝わりますでしょうか。この写真でガムテープで止めてあるように見えるのですが、それは、何というか紙の裏に糊みたいのが付いている(切手みたいな仕組みの)見たことのないもので、それを繰り出す道具も素敵でした。英語が堪能であればあれについて是非聞きたかったのですが、私には無理でした。何だかご存知の方、心当たりのある方がもしいましたら教えて下さい。
よくくっついていたのですが、はがすときにはぜんぜんねばねばしませんでした。貼った直後もあまりぬれているという感じはありませんでした。






09年12月04日(金)
今日は計画通り餃子を作りました。一大事業でした。
都合によりウー・ウェンさんの言いつけを完全には守りませんでした。
その都合について色々と考えてウー・ウェンさんの本をよく読み、なんとかしました。都合とは家にある粉の問題です。どっか道の駅で買ってきた地粉(中力粉)と、余っていたはるゆたか(強力粉)が少しと普通の小麦粉(薄力粉)がありました。
それと、ウー・ウェンさんのレシピによると、焼餃子と水餃子と蒸餃子で微妙にその使う粉と水の割合が違うのでした。一発で焼餃子と水餃子を作りたかったので迷いましたが、家にある粉の都合もありますので、今日のところは地粉とはるゆたかを混ぜて作りました。
結果今日の皮の成分は地粉160gはるゆたか40g水100ccです。無事出来上がり味もよろしかったので、まあまあいい線行ってるんじゃないかと思います。
しかし40個作るつもりが、何故か42個分出来上がりました。なので1つが少しばかり小さくなったということですがそれについて何か問題が起きるわけではないのでどうでもいいことです。
餡はウー・ウェンさんの書いてある通りに作りました。あっさりしていて美味しかったです。豚ばら肉250gを細かく切ったものと、白菜500gとニラ50gと調味料を混ぜました。そして何故か結構余りました。はてさてこれは餡が余るのと足りなくなるのどちらが良いのだろうかとしばし考えましたがどうでもいいやと思いました。次にやるときには何か別の具や調味料を入れてみようと思います。しかしこれ一人で成し遂げるには本当に一大事業で大変に時間がかかりました。何人かで分担すれば半分以下の労力と時間で出来るのだと思います。
そしてやはり私は餡よりも皮の製作に興味がある。皮をいかにしてこねるか。いかにして切り分けるか。いかにして伸ばすか。そこに燃えました。特に後半もうやけくそになってきた頃が面白いのであり、こういうものは毎度コツがわかってきた頃に終わるものです。そもそも10センチにも満たない餃子の皮を伸ばすのに30センチ以上はある棒を使っていましてこれがずいぶん不便でした。短い棒が欲しくなりました。

中国毒餃子事件で騒がしい頃に「冷凍餃子なんぞ食わずに作ったほうが旨いのに」とか思っていました。なぜならば私は昔、台湾人と日本人のハーフの女の子の指導の下美味しい餃子を作ったことがあったからです。10人くらいで。肉屋さんの厨房で。なので簡単だと思っていたのですけれども、狭い家の台所で一人でやるならば冷凍餃子の方がよいかもしれないと今日思いました。
ときに、その餃子指導をしてくれた方なのですが、その指導方法が適当で大変面白かったです。「いいのいいの適当で」と言いながら、大きな調理道具があったせいか、巨大なボールに小麦粉(そういえば小麦粉だった気がするあのときは)を1袋まるまるざばーっと入れたのでした。結局何個出来たのか数えていませんが10名くらいがかなり本気で「もう食えん」と言う程にたらふく食べて、更に各々が2~3パックお土産で持ち帰ったのでかなりのもんだと思います。本当に適当だったけどとても美味しかったです。あの時の皆様お元気でしょうか。せっかく指導してもらったのにその時のことは「凄い旨かった」ということと「やたら量が多かった」ということしか覚えてなくて経験生かされず無念ではありますが私は今日1人で餃子を42個作りました。
09年12月06日(日)
金曜日は朝から所用に出掛け、帰ってからぬかりのないように準備をして土曜日は山梨県へ出掛けました。
スズナリ公演に来た方はもしかしたら物販のところにあったフライヤーを見てご存知かもしれませんが、山梨県で画家の下平晃道氏の個展があるということで、スズナリの時に「行きたいね」という話をしていた皆様と出掛けました。私は日頃近所くらいしか運転しないので、人生で一番のロングドライブになるので前日は22時には眠りに取り掛かり、翌朝も5時半に起きるという堅実な態度で運転に挑みました。
諸事情で集合場所がこれまた都合良く下平氏の家の近所で、ガソリンスタンド風に手厚くお見送りして頂きまして出発しました。
前日「明日山梨に行くのだよ~」と言う方が居ましたので「では会えたらよいね~」くらいの話をしていたのですが全く示し合わせなどしませんでした。なのですがどういう訳か会ってしまうもので第一の休憩場所の談合坂で早速遭遇しました。そしてそこでも適当にお別れしまして私たちは山にある仙人小屋という素晴らしき山の御馳走料理のお店へ行きました。するとそこにも先ほどの一行が。あちらは一足先に出掛けて行き、こちらも美味しい山料理の数々に興奮して鹿の刺身等、猪のまたぎ鍋だの山菜の天ぷらだのを平らげました。この分だと間違いなく個展の会場であるトラックスでも会うのだろうと思っていましたが、そこでは遭遇しませんでした。下平氏の不思議な絵を鑑賞していると、外に何故か中島弟君の姿が。そして早朝群馬県に向かったという方の姿も現れる。なんだろうかこれは。
そこからはこのお2人と合流しまして文字通り右往左往しながら温泉に立ち寄り帰路に着きました。帰りまた談合坂で合流し、車の乗組員を交換して家に向かいました。なんだかよくわかりませんね。謎の道中巡り合わせはよいとして、下平氏の絵は本当に不思議なので機会があれば見るとよいと思います。イラストレーターとしてのマーグラフ名義の絵も素敵なのですが、やっぱり名義を分けるだけのことはあり、下平名義の絵はなんともどうにも不思議なものでして一度経験してみて欲しい絵です。なんというか、1枚の絵は1つの時空のほころびのようなもので、非常に此処っぽい心の彼方の何処かへの入り口のような感じなので、今回は沢山の絵があり、入り口が沢山ありましたので、見る側としてはその世界にかなり入りやすく、また、トラックスというギャラリーとの相性も素晴らしく、今回の展示を見れた方は次がまた楽しみになったことと思われます。そんなこんなが土曜日でした。

そしてやはり発端はスズナリの時で、その時に「12月6日に鎌倉に行きましょう」という人が居ましたので私も方々誘い合わせて楽しみにして出掛けて行きました。色々お祝いやライブがあってお祭りでトン汁を食べるとのことでした。そして現地に到着してみましたら、紅白幕の前に大きな寸胴鍋はあれどトン汁の気配(匂い)は無し。しかしライブなどあり美味しいパンを食べたりしていると、道で知らないおじさんが「フリーマーケットに行ってください」というので行くことにする。フリーマーケットでカントリー調のワンピースを購入し、クッキーを焼くことを決意し、ビールを買い飲み歩き、元いた場所に戻り、演奏の聞こえる橋の上に行き心地よい音楽を聴いた。ヒートッテックが仇になる良い天気だった。そういえば誘い主が現れず電話するもつながらない。するとお祝いの源となる方が現れ「パーティーの準備を手伝って貰えますか」と言いましたのでパーティーがあることがわかりました。それならばと手伝うことに。それにしても誘い主が現れないのでもう一度電話してみたら「これない」と。これないのか。そうなのか。色々と気の毒ですがわかりました。そんじゃいきましょうとパーティーが開かれるおうちの場所を聞き、各々欲しかった野菜や秋刀魚の糠漬けやパンを購入し、準備へ向かいました。聞いた話を辿りつつ歩き、隅々まで素敵なおうちを発見し素敵なドアを開け「手伝いに来ました」と言い、荷物を置き手を洗いそれから数時間は夢のように素晴らしいキッチンで料理に勤しむ(大袈裟でもなんでもなく本当に夢のようなキッチンで、後に聞いた話によると料理教室を営んでいるそうなのでこの「夢のようなキッチン」をどうか納得して下さい)。手伝う方も手伝われる方もいまいちその相手が誰だかおぼろげにしかわからないままに既に始まった的確な指示の下の料理大会。鳥の丸焼き2つの準備の横で大きなお釜にご飯を炊く準備から始まり、サルサソース用のトマトを刻みネギを刻み芋をむき白玉を捏ねる等等。白玉を大量に丸め続けた手の平には、砂丘のような風紋ならぬ白玉紋が形成されてゆく。なんと面白い日なのかと黙々と白玉を丸める(この白玉には紫芋の粉が入り、実は正確にはきっと紫玉なのです)。あっという間に日は暮れてすこぶる美味しいご馳走が所狭しと並びました。あーあ。来れなかった人は本当にお気の毒だし、来そうなあの人も来るのかわからないけれども来ればよいのにと心底思っていたらひょっこり現れバーテンさんになっているとのことで、お酒コーナーにお酒を貰いに行きましたら「バーテンじゃない」とのことでした。が、1杯作って下さりましてそれとても美味しかったです。
ぞくぞくと沢山の人が集まり楽しく飲んで食べて素晴らしいお祝いの会に参加できました。本当におめでとう!そして手伝いに誘ってもらって心からありがとう!ものすごく美味しく楽しかったです。

この土日は食べたことないような御馳走ばかり食べました。
奇妙で良い2日間でした。満腹。
09年12月11日(金)
暇で有名(のつもり)なので色々な機会が舞い込んで来ます。
先日は恩歳73歳の女性フラメンコダンサーの公演を見に行く機会に恵まれました。歳とかもう関係ないのです。完全に女の妄想全開で見てるこっちがひっくり返りそうになりました。三つ子の魂という奴だと思われます。多分どうしてもああなるのだと思います。凄い力を見ました。

そして、日付感覚が失われている昨今、見たかった展示が終わることに気づかずにうっかりしておりましたら素晴らしいタイミングでお誘いのメールが来まして、見たかった展示2つを見に行きました。

1つは新宿眼科画廊の五周年記念展で沢山の人の展示がありました。
鉄割の演出家のM氏は方眼紙に文字とネズミみたいな絵を描いて貼ってありました。文字は新宿ヒーローと書いてあったと思います。今度この絵について聞いてみようと思います。特にネズミについて。
そして鉄割で写真を撮ってくれていますN氏の作品もありました。
箱の中をのぞくと一瞬女が見えるという展示でした。これは多分あれで完結してそうでした。
そして時々鉄割お手伝いに来てくださるHさんの展示もありました。
何か生命的な小さな線が重なって組み合わさっているかなりイってしまっている絵を展示していました。この絵についてはちょっと聞いてみて納得しました。
そして多分10年以上は鉄割を見に来てくださっていますMMさんの展示もありました。
それが大変に難解な代物で、色々と頭を悩ませました。
モノとして説明しますと、2つのグラスがありました。
1つはドレスぽい衣装の80年代ぽい女の絵が描いてあるシャンパングラスで、さかさまにおいてあり、その下に黒い厚さが違う板が2枚あり、その下に丸い白いものがさかさまにあり、その下にもう1枚板が。それも多分さかさまで、上と思われる面には金色のラメが貼ってありましてそこは下を向いている(これが下駄を履いていてここまでの全体は少しばかり浮いている)、その下の横っちょに鏡が置いてあり、その鏡の上にもうひとつのグラスであるワイングラスにシャツを着た80年代ぽい男の絵が描いてあるものに水が入っているものが置いてあります。水だと思うのですが、気泡が少しグラスの内側に付いていました。鏡には、上の板のラメが映っていました。はてこれは一体何だろうか。これ、若干の記憶違いはあれど、こうやって書いてもよくわかりませんが、実際見てもこれ以上はわかりません。不思議だったのでとても気になっています。勿論今度聞いてみます。

そんな中、一番インパクトがあったのは人毛で編んだマフラー。
これについては誰の展示かも覚えていないですし、猛烈に完結していてそれでよいと思いました。

もう1つの展示は、マーグラフさんの展示でして、これ本当に良かった。なんだろうか。展示のタイトルは「3CHORDS」といいまして大変楽しい展示でした。あの模様の布や巻物やベッドカバーや壁紙とかあればよいのに。先日見た下平さんのものとは別なのだけれど、一緒というか、なんかよいです。進化してて嬉しくなりました。ますます次の展示が楽しみになってきました。やあほんと終わってから言うのもなんですが大変お勧めの展示です。でした。

このように、何かを見るってのは、その人の話にならない話を聞くようなもんだと思うので、それについて話を聞くってのも変な話で、自分が拾った部分でバビンと来てればよいのでしょうが、でもやっぱなんか聞いてみたいと思うのです。良かれ悪しかれ聞かなくてもOKの場合もあるのですけれども。
そんなこんななので私としてはグループ展より個展の方が見やすいなぁと思います。グループ展というのは内容云々より、つまり変人が沢山居すぎる訳で、見ていると段々こっちが厳しくなってきて、全員のを本気で見ることが出来ません。個展だとだんだん見えてきてやっぱそちらの方が楽しいです。

そんで、こないだお店で食べた「里芋のともあえ」というのが大変美味であったので作り方を聞いてきて今日作って食べました。お店のとはなんか違ったけど大変旨かったです。
里芋を甘めの出汁で煮込んで、あえる分を潰して煮込んでた出汁と味噌とで混ぜてねっとりしたものを作りまして、潰してない芋とあえるのです。にゅるにゅるのむにむにで大変美味しいです。米にも酒にもよく合います。このような料理は良いなあと思います。
09年12月15日(火)
先日入谷のなってるハウスに、鉄割の村上君が参加しているバックドロップスというかっこいいバンドのライブを見に行きました。
この日は朝から上野の古本屋さんを物色して、素晴らしい本を手に入れ、その後上野動物園でパンダとペンギンとオオサンショウウオの観察をじっくりしてから、夏に行った石見銀山に本店がある気合の入ったお店の東京支部の偵察に行って、ゆっくり旨いものでも食ってから行きたいという夢を膨らませていたのですが、前の晩にやはり編みすぎて早く起きれず、結局家でひたすら編んでからライブに出掛けるということになりました。
この日のバックドロップスには、なってるハウスの店長かつサックス奏者のリマ哲さんがゲストで入り大変愉快なことになっていて喜びました。終電で帰ろうと思っていたのですが、結局のところ浅草で朝まで飲んでしまいました。
とても良いライブでありまして、書こう書こうと思っていたのですが、結局編んでしまいもうだめです。気に入っているコーヒー用の黄色いヤカンに被せるまだら模様のマントのようなもの(鍋つかみにしようとしていたら薄すぎたので路線変更してそのようになった)とヨーグルトのビンにかぶせるイチゴのようなカバー(昔途中まで編んでどうにもならなくて放置していたものがヨーグルトのビンと大きさが見事一致したためそれに向けて仕上げた)と、木彫りのウサギを乗せるもの(コースターの作り方を見て適当な針と毛糸で編んだら大きくもこもこになりすぎて木彫りのウサギが落ち着いた)が出来上がりました。柔らかいバックの表と裏が出来上がりあとはあわせるだけです。出来るかわからないヘアーバンドと目的不明のものも進行中で、セーターもそろそろ仕上げに突入。そして新たに模様編みのマフラーも始まってしまいました。大変に幸せですがそろそろ発狂しそうです。初めての模様編み!!!いいぞ!!!このままの勢いで骸骨模様を習得したいと思います。スズナリ公演の時に私にお土産だということで、骸骨の模様編みの編み図を持ってきてくれた方がいましたのです。ありがとう。あの時は「ちょっとこんな難しいの私には無理です」と思っていたのですが、なんとなく出来そうな気になってきました。おほほほほ。
09年12月20日(日)
スーパーデラックスの公演のお稽古が始まりましたので見に行ってきました。中島弟君がお稽古の最中台詞を言う際に、色々な人の物まねをさせられていたのが全く似ていなくてその努力の実らなさが面白かったです。本番でそのうちの誰になろうと多分誰にもわからないと思います。

明日はスペクタクルインザファームのビデオ上映会がありますが鉄割の皆様はお稽古なのでいけませんきっと。私は見に行こうと思います。オオルタイチ君と康本雅子さんのあの現代版のぐちゃぐちゃの神話みたいなのもう1度見たいです。七尾旅人さんのライブも最近行けずにいましたのでとりあえずこのビデオでお茶を濁します。七尾旅人さんの来年1月9日の「百人組手」というイベントが楽しみです。このイベントROVOも出ます。ROVOといえば、私が勝手に愛して止まない石橋A子さんが勝井さんの絵を書いてブログに載せていて(それを七尾旅子さんがツイッターで発言していた)それが大変素晴らしく最近の心の支えとなっております。是非にご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/eikoplancton/20091211
ほんと何度見ても癒されます。
七尾旅子さんのツイッターもかなりの癒し度でして、この二人からなる極限少女って究極の癒し系ギャルバンドだと確信しています。

癒しから程遠い私は最近主にセックスアンドザシティという一昔前のアメリカのテレビドラマのシリーズをインターネットの無料配信で一気に見ていました。たいして興味なかったのですが、見てみたら特別にどうということもなく=好きでも嫌いでもないので、とりあえず最後まで見ようと思っています。今のところシーズン5くらいまで行きました。
私多分そもそもシティにあまり興味がないようで、どうせならばセックスインザカントリーとかの方が興味深く見れそうだなと思いました。

最近の個人的ニュース
先週美味しい中華料理を食べに行きました。
今週最後の忘年会というのに参加しました。
今日は鉄割のお稽古に行きました。
来週は鉄割のスーパーデラックスです。
あとこないだ銭湯に行きました。
09年12月21日(月)
今日はスペクタクルインザファームの上映会に行ってきました。
表参道の辺りはここ数年でだいぶ変わりましたのですな。
諸々ダイジェストでしたが、タイチ君と康本さんのはノーカットで見れました。なんかあのままの作風で映画とかになるんじゃないかとか。落ち着いてみてもやっぱり凄く面白かったです。素晴らしいです。
旅人さんのライブもよかったです。石橋英子さんもタイチ君とやったのも見れました。ああライブに行きたい。CDとかビデオとかもよいのですけど、一番好きなのはライブです。ライブが好きです。
今日の上映会場なんだかどかーんと広くて程よい密度でよい場所でした。屋内にテントがありました。そこの向いのお店には凄く暖かそうな寝袋が売っていて物欲を誘いました。そういえば、スーパーデラックス、鉄割の前日は山本精一さんの寝るライブがありますよね。確か。前日だったと思ったのですが。演者もお客さんも寝てやるライブみたいで、とても行ってみたいと思いました。山本さんのエッセイにも睡眠演奏について書かれていまして興味を持ちました。行きたいな。なのですが、25日は横浜の束芋さんの展示の企画である康本さんの踊りを見たくて、チケットないのですが未だ諦め切れずにおりまして、諦めていません。当日券とか出ないかなぁ。とりあえず自転車で偵察に行きます。

最近はコンビニで売っている穴の開いたドーナツなのに中にクリームが入っているものが気に入ってしまって困っています。
09年12月22日(火)
今日は全くもって普通にご飯を食べに行くつもりだったのですが、何処でどう間違えたのか不思議な体験をしました。お店の名前は言いませんけれども、帰ってきて検索して調べてみたら不思議なお店(というか人)で有名なようでした。
先日会った友達の連れの方が「今度XXという店でバイトすることになった」と言っていまして、その数日後に全く違う方から「今度XXという店に行きましょう」とお誘いを受けたのでした。その二人には全く接点もなく、しかもそれまではそのお店の話もしたことがありませんでした。そして、そこに行くということを先日麻実子さんに話しましたら「今日、そのお店の人が自転車乗っているところを見た」というのです。まずそもそも行く前から不思議は始まっていたのかもしれません。私がそこに行くにあたり、数日前から遠巻きにじわじわと向こうから接近していたのです。そんな気がします。私から自発的に接近する意識はなかったのです。
そして今日お店に行きました。確かにお店の雰囲気も大変に不思議であり、メニューも不思議であり、いや、気づけばお店の名前もとても不思議でありましたのですが、お店の方が来まして、そんな不思議が全て吹っ飛ぶ程不思議な展開になってまいりました。食事中も不思議は続き、帰り際にそのバイトしているという方がいるのか聞いてみましたら居ましたのでご挨拶してお店を後にしました。帰る最後の瞬間まで不思議が付き纏っており、なんとも後から思い出すと可笑しくて可笑しくて仕方が無いのです。帰りの電車で吹き出しそうになりましたが、なんとかニヤニヤする程度で踏ん張りました。狐につままれたような不思議な体験でありました。いまだに思い出しては笑ってしまいます。

私はただでさえ話題に乏しいというのに、この日記を読んでくださった人と会ったりすると、話すことがなくなってしまうことに最近気付いたので、このようにはっきりと書かないというテストを今日してみました。なので、今度いつか私に会った方にはこの不思議体験について新鮮に話せると思います。とはいえ、今日のあれは、言ってみれば夢みたいなもんで、話してみると大して面白くないのは目に見えているのではありますけれども。夢風に書きますと、シザーハンズの繭の中に不意に紛れ込んでしまったという具合です。

とかいってみてはいますが、今現在はあれをどのように書いてよいのやらという思いでいっぱいです。どのように話すかはその時に考えます。私と会って話さない人には申し訳ないですけれども。そんな不思議な店があるのだということだけ伝わればもうそれで満足です。

今週末は今年最後の鉄割公演がスーパーデラックスで行われます。次の公演は結構先みたいなので、この機会に是非遊びにいらして下さい。お会いできましたら、もしかしてこの話をするかもしれません。

スーパーデラックスの公演「四畳半オアシスロケット」詳細はこちら
http://www.tetsuwari.com/schedule/show/9417
09年12月31日(木)
本年もお世話になりました。
皆様よいお年をお迎え下さい。

色々行ったり見たりしていることばかりを日記に書いていますと、派手に遊び歩いているという誤解を受けそうなので、そこそこにしておきます。そして真面目に普段のことまで書いてしまうとすっかり生活を公表することになるので、そのようなことにならぬようそこそこにしておきます。何事もそこそこが大事なのはわかっている上に、それがなかなか難しいこともわかっていますのですが、ではどうしたらよいのかがわかりません。そこがわからなければ、他がわかっててもどうしようも無いように感じています。どうにか頑張りましてなんとなくそこそこになればよいなと改めまして努力してまいります。

先週末、スーパーデラックスの公演にいらして下さいました皆様ありがとうございました。両日素晴らしいゲストの皆様の登場でどちらの日に来てもいつも以上に楽しめたことと思われます。私は楽しみました。オオルタイチさんもコンタクトゴンゾさんもとてもとても真剣に鉄割との公演に取り組んで下さり、方向は違えどどちらも高い沸点で本当に面白かったです。大変エキサイトしました。しかも今回この私は舞台袖から手を出して演目表をめくってまして、その場所がすっぽりと布で覆われているという素晴らしい環境にしてもらいまして、間近ですっかり一人で見ることが出来まして大変贅沢な時間を過ごしました。何かを見るときは余計なこと考えず見ることに集中するのが一番大事だと思っておりますのですが、例えば舞台から何かが飛んだりした時なんかにお客さんが大丈夫かとか余計な心配をしながら見てしまうのでして、鉄割を見るときはなるべく自分もお客さんにならねばと思いつつも上手く行くときと行かないときがあったりします。スーパーでラックスではお客さんが見えない場所に居たので完璧に集中できました。今まで見た中で最高の場所でした。そして鉄割も男5人という少人数制であり、更に昔の演目なんかも出てきて、なんだか昔こんなことがあったような気にもなりました。
それはきっと鉄割ではなく、鉄割の人が昔やっていたバンドのライブを見に行ったらお客さんが私1人だった時のことかもしれません。そんな気分でした。それはそれで贅沢ながら残念な思い出ですが、今回は贅沢な上にお客さんもちゃんと沢山居るというのですから大変素晴らしかったのです。
公演で会った人に可愛いパンダやお土産やりんごを貰いました。公演2日目の朝には、郵便が届き、素晴らしい贈り物が入っていました!贈り物といえば、25日は、よい小料理屋を見つけたり、不意な贈り物を貰ったりなんだりで忘れていた行事が大変それらしくなりました。色々ありがとう!!年末によいことが沢山なのだから今年のよくないことは清算されたに違いない。本日が無事過ぎれば2009年は完了です。
来年は寅年なので、タイのタイガーテンプルで撮影した写真を活用すべく10年ぶりくらいに年賀状を10枚くらい送ってみようかと思い立ち、お年玉付き年賀葉書を買ってきたのですけれども、まだ作っていません。

また来年も宜しくお願いします。

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松島
横浜生まれ横浜育ち
鉄割の制作担当。食べたり飲んだり旅行したりしている。
ふと目を離すと何か食べている。

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