

鉄割の方々には内緒の用事で、麻布十番へ行きました。内緒なのにどうしてわざわざ書くのかと言うと、「いったい内緒の用事とはなんだろう」と鉄割のやつらに気にして欲しいからです。でも内緒なので、聞かれても絶対に答えません。拷問されても答えません。ヒントは麻布十番です。
帰りに渋谷で『ドラムライン』を観ました。びっくりするぐらいまっとうな青春映画で、それが逆に新鮮で楽しめました。黒人の女子大生、えろい!とにかくドラムがすごくて、思わず踊ってしまいました。サントラを買って、リズムの勉強をしよう。
その後、漫画喫茶で漫☆画太郎の『地獄甲子園』と『ハデー・ヘンドリックス物語
』と『樹海少年ZOO
』を連続で読んだら頭がおかしくなりました。特に『ハデー・ヘンドリックス』が凄すぎて、「ギブミーチョコ!ギブミーガム!おくれよおくれよ兵隊さん!」のフレーズが頭から離れません。それでビデオレンタルで『地獄甲子園』を借りて観たらつまらなかったので頭が正常にもどりました。危ない危ない。

ガス・ヴァン・サント監督『エレファント』を観に行きました。もう、どうしましょというぐらい良い映画でした。この映画は、コロンバイン高校銃撃事件を題材にして作られているのですが、ぼくとしては最後の銃撃のシーンがない方が好みの映画だったかも(あくまでも個人的な嗜好です。物語の中にテーマが見えると、興醒めしてしまうたちなので)。ちなみに、実際の事件と映画の相関性については、このサイトが詳しく説明してくれています。
本屋さんで立ち読み。「トーベ・ヤンソン ムーミン谷の素敵な仲間たち展」が夏に開かれるらしい。忘れないようにしないと。
夜、『リアリズムの宿』の山下敦弘監督の初長編作品『どんてん生活』を観ました。裏ビデオのダビングで生計を立てている元ヤンキーと、駄目っぽい青年のお話。これまた面白い。っていうか最高に面白い。
なんでも山下敦弘監督の次回作は、ぼくたちの世代では知らない人はいないと思われるあの『くりぃむレモン』の実写版だそうで。ううむ。非常に楽しみだ。

以前に戌井さんが客演をさせていただいた庭劇団ペニノさんの公演を観に行きました。今回は渋谷のマンションの一室をぶち抜いて劇場を作ってしまったという気合の入れようで、観る側も結構な気合が必要な感じ。ここ数年の間で観たお芝居と云えば、ペニノさんの前回の公演と今回の公演のみ。ですから他の劇団と比べようがないのですが、舞台装置が凝りまくりですっげーと感動しました。お芝居も面白かったです。もうしばらくはやっているようなので、お時間のあるかたは是非。
その後、戌と内と奥と堤さんと渋谷でお酒を飲みに行き、芋焼酎をしこたまいただきました。彼らの顔に死相が見えたのですが、場を盛り下げるのはいやなので、黙っていました。