昨日の日記に書くのを忘れていましたが、Seligmanは町もモーテルもハロウィンモード全開でした。他の町はまだここまで盛り上がっていないのですが、どうしてこの町だけ?
朝6時に起きて、さて出発です。キューくんはまだ寝ている模様なので、心の中でさようならを言ってモーテルを後にしました。いやー、それにしても天気が良いね。ぼくは生まれついての晴れ男なわけですが、今回の旅行でも本当に天気に恵まれている。これまでのところは。
本日は、Williamsまでの約70kmの道のりです。相変わらずのぼり坂は続きますが、いつもよりも距離が短いので余裕なものです。
送電線をつなぐ木柱が、まるで十字架のように道路の側に連なっています。道路と一緒に、どこまでもどこまでも。
それにしても、日記上ではアメリカに到着してからまだ一週間経っていないというのに、現実の世界では、この日記を書き始めてからもうすぐ半年が経とうとしているじゃない。七日分の日記を書くのに半年かかったということは、残りの日記を書き終えるのは2009年になってしまいますね。それは困る。すこしペースをあげて行きましょう。
しかしアメリカという国は、本当にでかいよなー。なにもかもがでかい。奥村くんのちんちんぐらいでかい。ちょっと気を抜くとすぐに地平線が現れるし、すぐに一人きりになってしまう。あっ。今自分で書いていて、あの感覚を思い出して泣きそうになった。あの時の感覚。むかつくぐらいに地平線なんですよ。
空も広いし、雲もでかい。ただでさえ小さいぼくは、アメリカにいると完全に***です。アメリカに来て驚いたのが、事前の予想に反して人々がとても親切でやさしかったということなのですが、小さな***が黄色い服来て変な自転車でひーこらいいながら阿呆みたいな坂をのぼっているんですからね、さすがに親切にならざるを得ないのでしょうね。
特にトラブルもなく、Williamに到着。Williamsの標高は6762フィート。本日は400mほどのぼってきたことになります。っていうか、ここ標高2000メートル越えているのね。心なしか、少し気温が下がったような気がします。
最初に目についたモーテルにチェックインすると、なんとインターネットカフェがあるではないですか。カフェと言っても、普通の部屋にパソコンがどーんと置いてあるだけですけど。一週間ぶりのパソコンに心を踊らせながらメールのチェック等を行いました。
シャワーを浴びた後に部屋の鏡で自分の体を見ると、たった一週間でカメダコウキみたいな肉体になってしまってました。顔も腕も日焼けでぼろぼろ。こりゃ男性フェルモン出まくりだな。まいったね。
さすがに一週間も坂道をのぼり続けると、ひざが少々痛み始めました。まだまだ先は長いので、気を付けて行きましょう。
さて。明日はとうとう最初の目的地、グランドキャニオンに到着です。ロスを発って一週間、ようやく観光地らしい観光地に到着だー。