
03年11月03日(月)

目覚めれば午後四時。二日連続でお寝坊さん。眠りすぎで頭が茫漠としておりますが、トートバックに本を詰め込んでカフェへ行ってスパゲティをいただきながら読書。あれを知りたいからこれを読む、するとあれとあれも知りたくなる、だからこれとこれを読むと今度はあれとあれとあれに興味が湧くのでこれとこれとこれを読むと、あれとあれとあれとあれを読まないとこれは分かりにくいらしいので、これとこれとこれとこれとこれを読む、延々と続く読書の連鎖、もどかしいけれどもこれが楽しいの。
夜、中島君がおもしろいと言っていたので、深作欣二監督『仁義なき戦い』を借りて観ました。やばっ、本当に面白い。広島弁がとても素敵。語尾が「〜の」ってなるのがとてもかっこいい。松方弘樹が金子信雄にドスきかせるこのセリフとか。
おやっさあっ、ゆうたったRらのう、あんたあ、はじめかRらわしらがかついどRるみこしじゃないの。組がここまでなんのに誰が血いながしとRるの。みこしが勝手に歩けるゆうんなら歩いてみいや。おうっ。(「R」は全部巻き舌で)
この種の男らしい日本映画を借りることは、ぼくにとってスカトロホモ映画を借りるぐらい恥ずかしいことなのです。なので、とりあえず内倉憲二の名前で領収書をもらいました。
03年11月02日(日)

夕方の四時に起床、兄弟はいつの間にかいなくなっており、カップラーメンを食べたらしき跡が残るのみ。シャワーを浴びて、眠気覚ましに再び『キル・ビル』を観に映画館へ。一度目に観た時は、へんてこな面白さばかりが印象に残っておりましたが、二度目はアクション映画として楽しむことができました。やっぱりとても面白い、この映画。
その後、古本屋さんへ。村上陽一郎著『宇宙像の変遷』を購入。先日、朝永振一郎氏の『物理学とは何だろうか
』を読んで、自分がいかに物理学の歴史というものをじぇーんじぇん知らないかを実感、人がどのような技術的変遷を経て現在の(総合的な意味においての)科学にたどり着いたのか、もう少し深く勉強しましょう。