

今日からドラマ『TRICK』が始まります。さっさと家に帰って身を清めて待機しなくてはと思っていたのですが、夕方に中島君よりメールで「本日、チョコレートパフェを食べに行かないか(原文ママ)」とのお誘い、それは是非とも行かねばなるまい、結局池袋でパフェ三昧。最近、鉄割の中で影の薄い中島君ではありますが、お元気なようで一安心。
近況などを交えていろいろと話をしましたが、その中で一番心に残ったのは次のような話、中島君曰く、前回の登山で君は落石から一命を取り留めたそうだが、あれは落石事故に君が遭遇したのではない、むしろ君がいたからこそ岩が落石してきたのだ、君がいなければあの時あの場所で岩が落石することなどなかった、落石を受けたのが、内倉君でも渡部君でも戌井君でも愚弟でもなく、他ならぬ君であったことは、偶然ではなく必然である、中島君はパフェをぱくり、続けて曰く、そして落石が頭ではなくザックに当たったのも、つまり悲劇的な事故ではなく笑い話で済んだのも、偶然ではなく必然である、君はそのようなずっこけ君としてこの世に生を受け、死んでいくのだ、ぼくは答えて、即ちそれがぼくの運命ということか、にやりとして中島君、運命というよりも性質だ、それが君のずっこけ性質なのだ、加えてわたし自身にもそのずっこけ性質は備わっている、もしもわたしが登山に参加していたら、やはりおそらくは落石を招いていただろう、ぼくは答えて、ふむ確かに、岩はぼくの頭上でふたつに割れて落石してきた、つまり、片方はぼくのザックに、片方は君のザックに落ちるはずだったのかもしれない、なるほど得心、あの時のあの岩は、那須で仕事をしていた君に向かって落ちていったのか。中島君は笑って、お互いずっこけも楽じゃねえやな、とパフェをぱくり、ぼくも答えて、ちげえねえ、とパフェをぱくり。

本棚を整理しました。読んでいないけれど必ず読む本を寝床のそばの小さな本棚に、読んでいないけれどおそらく読まないであろう本は大きな本棚に。ああ、本の整理って本当に楽しい。本を読むよりもずっと楽しい。
今月号の「スタジオボイス」を購入。特集は「アートブック150」。この特集、めちゃくちゃいい。気になるアートブックがたくさん。スタジオボイスのこの種の特集は、本当に重宝します。何冊か、ちらしにパクれそうな、じゃなくて気になったアートブックをWebで調べてみたのですが、簡単には手に入らないものが多く、手に入ったとしても値段が高い。本当に参考になりそうなものは、こっそりと鉄割のお金で買ってしまいましょう。それから、この号には『ルールズ・オブ・アトラクション』の監督ロジャー・エイヴァリーのインタビューが掲載されています。読めば読むほどに期待は高まるばかり。
2ちゃんねるで推薦されたコンピュータ関連書籍を紹介する、2ch Booksというサイトを発見。こりゃ便利。
ご報告。おかげさまで、Amazonアソシエイトプログラムの2003年第三四半期の売り上げは、130,851円になりました。わたくしの紹介料は4,090円です。これも偏に皆さまのおかげです。紹介料に少しお金を足して、以前からずっと読みたかった『J2EEパターン—明暗を分ける設計の戦略』か、あるいは最近話題の『実践J2EE システムデザイン
』のどちらかを購入させていただき、今後もより精進させていただく所存でございます。

なんとなんと、大好きなAdrian Tomineが映画『アダプテーション』の日本公開用のイラストレーションを描いているというではありませんか。うげー、パンフレットを買いに観に行かなくっちゃ!さらに、いつの間にか『SLEEPWALK』の日本語版も出版されているし!夏には来日までしてたのか!やけに最近「Adrian Tomine」で検索してくる人が多いと思った!くやしいー!
Adrian Tomineにはオフィシャルなサイトがないので、今後このような情報を逃さないように、関連するいくつかのサイトを調べてみました。
出版社
- Drawn & Quarterly: Adrian Tomine
Adrian TomineやChirs Wareの作品を出版しているカナダの出版社のサイト。ここが一番の情報源かしら。 - PressPop
SleepWalkの日本語版を出版している会社。
記事
- CARTOON SINGS GOOD TUNE!(Bounce.com)
- Adrian Tomine diary (February 21 - 25, 2000)
- Adrian Tomine's "Summer Blonde"
- Adrian Tomine’s Got Optic Nerve
- Worth a thousand words (Salon.com)
- Draw What You Know
インタビュー
- Geek Chic By Melissa Hung
- I Got to Meet Adrian by Jennifer Wade
- Interview with Adrian Tomine by Jeff Mason
- Interview with Adrian Tomine by Austin English Part1
- Interview with Adrian Tomine by Austin English Part2
- Interview with Adrian Tomine by Alison Elizabeth Taylor
- Rorschach Interview with Adrian Tomine
- Interviewed by Andrew Duncan with Adrian Tomine(BookSense.com)
- Splinter Personalities, and Optical Observations With Adrian Tomine(Amazing Montage Magazine)
- Interview with Adrian Tomine by Julianne Shepherd
どこかのまんが喫茶でオルタナティブ系のアメコミをまとめて置いてくれないかしら。