
昼、仕事。夜は読書。今日の読書は、角田光代・岡崎武志『古本道場』。古本初心者(とは思えないけど)の角田光代さんが、岡崎武志氏の指導の元、古本屋さんを究めるというエッセイです。めちゃくちゃ面白い。
ぼくは本を読む女性が本当に好きです。村松梢風なんかを古本屋さんで見かけて買ってきるような女性がいたら、たぶんすぐに好きになってしまうと思う。この角田光代という作家さんが、ぼくの身近にいないことは幸いです。近くにいたら、絶対に惚れているから。絶対に求婚しているから。
ぼくは猫が好きな以上に、猫を好きな人が好きだし、本が好きな以上に、本が好きな人が好きです。ようするに、人が好きです。けれども、嫌いな人は大嫌いです。
長島さんのパソコンの作業を手伝いに行きました。昨日のお酒が残っているせいか、あたまがぽわわんとしています。ぽわわんとした頭で、人生と恋愛について、延々と十時間ほど相談にのってもらいました。なにをしにいったのだ、ぼくは。
長島さんとか、戌井さんとか、向井さんとか、みんな本当にすごいなあと思います。彼らの作業の現場に接すると、芯の強さと言うか、集中力のすごさなんかをとても強く感じます。こんなふうに尊敬できる友だちがまわりにたくさんいることには、神さまに感謝です。しかし、良く考えたら先に挙げた三人の中から戌井さんは除外しても良いような気がし ます。尊敬するには、彼のことを知り過ぎました。
昼は読書。
六本木ヒルズへで行われているなんとかというイベントに、鉄割が屋台を出していて、さらに公演をするというので、夕方に六本木へ。思いの他しりあいがたくさん来ていました。千景ちゃんのでっかい絵が展示してあって、やっぱりかわいいなあと思いました。
その後、地上四十階の上空から下界を眺めつつ、こっそりとお酒を飲んで、おいしいカレーを食べて、おいしいパンを食べて、だらーんだらーんとした感じ。こっそりお酒を飲むなんて、中学生みたいだね。楽しいね。
ヒルズを出て、多田ちゃんと戌井くんとしもんくんとふじいくんと堂々とお酒を飲みに行きました。非常に酔っ払いました。朝の三時ぐらいにお店をでたわけですが、自転車で自宅までの二十キロはなかなかハードなものがあります。
正直なところ、ぼくは鉄割が世に出ようと出まいとどーでも良いと思っています。けれども、世に出てもらわないと、このような生活にもいつかは終わりがくるわけで、それだけの理由で彼らには売れて欲しいと思っているのです。