
03年05月17日(土)
どうも体調が思わしくないが、二日連続で仕事を休むわけにも行かないので、おえーおえーとなりながらお仕事場へ。が、電車に乗っていたら、なぜか具合が良くなってきた。
夜、稽古。明日の本番に向けて、本日最終稽古。稽古終了後、いつもよりも少ない人数でお酒を飲みに行く。
友人であるWさんが、とにかく楽して生きたいなどとほざいていたので、「小説家にでもなれば楽して金儲かるんじゃないですか」と提案したところ、すっかりその気になってしまった。どんな小説を書けば売れるのかと聞かれたので、とりあえず直木賞をとれるような小説と答えたが、ちょうど良く作家の長者番付が公開されていた。
こうしてみると、純文学系は村上春樹ひとりだけで、他はエンターテイメント系ばかり。芥川賞作家なんてひとりもいやしない。渡部さん、やはり儲けるには直木賞です。楽かどうかは知らないけど。あるいはプチ整形の技術を今から身に付けるとか。
明日は七時半集合。早めに寝る。
夜、稽古。明日の本番に向けて、本日最終稽古。稽古終了後、いつもよりも少ない人数でお酒を飲みに行く。
友人であるWさんが、とにかく楽して生きたいなどとほざいていたので、「小説家にでもなれば楽して金儲かるんじゃないですか」と提案したところ、すっかりその気になってしまった。どんな小説を書けば売れるのかと聞かれたので、とりあえず直木賞をとれるような小説と答えたが、ちょうど良く作家の長者番付が公開されていた。
こうしてみると、純文学系は村上春樹ひとりだけで、他はエンターテイメント系ばかり。芥川賞作家なんてひとりもいやしない。渡部さん、やはり儲けるには直木賞です。楽かどうかは知らないけど。あるいはプチ整形の技術を今から身に付けるとか。
明日は七時半集合。早めに寝る。
03年05月16日(金)
朝起きたら身体の節々が痛い。頭痛もする。ああ、今度こそ風邪をひいてしまったようだ。お仕事をお休みする連絡をして、リンゴを食べて、風邪薬を飲んで、午後まで眠る。
午後三時ぐらいに目を覚ますと、とりあえず頭痛は治まっている。ほっと安堵し、横になったまま昨日寝る前に読んでいた岩波版『北村透谷選集』の続きを読む。ぼくが彼のことを知ったのは確か高校生の頃で、はじめは内田春菊の漫画でその存在を知って興味を持ち、図書館で彼の実像と作品を調べた。漠然とした尊敬と畏敬をもって彼の詩を読み、文章を読み、手紙を読んだが、その内容など理解できるはずもなく、歳を経れば少しは理解できるようになるのかとも思ったが、彼の享年を疾うに越えた今でも、やはりわからない。わからないけれど、初めて彼の詩に触れたときから今に至るまで、その文章を読むとなぜか涙が流れてくる。
北村透谷は、明治二十七年五月十六日、つまり百九年前の今日、芝公園内の自宅の庭で縊死した。享年二十五歳。彼の自殺は、近代日本文学最初の犠牲と云われている。
嗟世に愛情ヨリ優なる者あランヤ、嗟世に愛情より美なる者あらんや、雪の如く白き者は是愛情なり、玉の如く輝く者は是愛情なり、吾纏ふ所の衣は是れ親の愛なり、以て寒を凌ぐ可く、以て社界に歩む可し、吾れ倦む時は友来つて慰諭し、吾れ怒る時は友来つて緩誡す、病あれば訪ひ苦あれば救ふ、此は是れ真の愛情なり、親の愛や、友の愛や、未だ以て真の愛情と認むるに足らず、(石坂ミナ宛書簡より)
Loveを初めて愛と訳し、恋愛を日本に輸入したといわれる北村さん。ロマンティシズムは素敵だけど、こんな甘っちょろいことばかり言っているから、これからという時に自殺しちゃうんだよ。なんだか、とても悲しい。
夜、稽古。鉄割たちも、風邪引きが多い。未だ全員そろって稽古をしたことがないのだけれど、明日は通してできるのだろうか。っていうか、僕がまだセリフを覚えていない。やっべー
帰宅後、不思議な気持ちになる。なぜか島崎藤村君の言葉、「ラブということはもう私たちはおしまいですね。春も過ぎましたね」を思い出す。部屋が汚すぎて、憂鬱になる。少し走ってこようかな。
03年05月15日(木)
おそるおそる目を覚ましてみたら、身体のだるさがなくなっていた。あーよかった、風邪をこじらせずに済んだらしい。
夜、雨のなかバイクを走らせて千歳船橋の稽古場へ。雨が冷たい。また風邪を引いてしまいそう。稽古場に着くと、さすがに本番が近いせいか、鉄割どもが本番のテンションで稽古に励んでいる。嘘ですごめんなさい。演出家さんはさすがに頑張っておりましたが、役者さんたちはといえば、まるで光のどけき春の日の暖かい午後の湖畔にいるかのように微睡んでおります。負けじとぼくも微睡みました。けれども役者さんたち、実は見えないところで頑張っているようですよ。だってセリフを覚えていたし。
ところで、このサイトは鉄割が始まった翌年の98年ぐらいからやっているので、今年で五年経ったことになります。最初の二、三年ぐらいは半年に一度はデザインをリニューアルしていたのですが、気がついたら去年の二月からデザインを変更していません。そろそろ新しいデザインにしたいなあと思いながら、『Web Design Index』などを眺めているのですが、五年も経つとさすがにコンテンツも増えているしシステムも複雑化しているので、なかなか大変なことになりそうです。でもやっぱりリニューアルしたいなあ。
上で挙げた『Web Design Index』という書籍は、余計なゴタクは一切なく、デザインの優れた1000以上のWebサイトがずらーと並べてあります。ぼくはこのシリーズの2と3を持っているのですが、ぼくはこういう余計なゴタクのない本が大好きです。いろいろとぱくれるし、じゃなくて参考になるし。
次はどんなんしようかしら。
夜、雨のなかバイクを走らせて千歳船橋の稽古場へ。雨が冷たい。また風邪を引いてしまいそう。稽古場に着くと、さすがに本番が近いせいか、鉄割どもが本番のテンションで稽古に励んでいる。嘘ですごめんなさい。演出家さんはさすがに頑張っておりましたが、役者さんたちはといえば、まるで光のどけき春の日の暖かい午後の湖畔にいるかのように微睡んでおります。負けじとぼくも微睡みました。けれども役者さんたち、実は見えないところで頑張っているようですよ。だってセリフを覚えていたし。
ところで、このサイトは鉄割が始まった翌年の98年ぐらいからやっているので、今年で五年経ったことになります。最初の二、三年ぐらいは半年に一度はデザインをリニューアルしていたのですが、気がついたら去年の二月からデザインを変更していません。そろそろ新しいデザインにしたいなあと思いながら、『Web Design Index』などを眺めているのですが、五年も経つとさすがにコンテンツも増えているしシステムも複雑化しているので、なかなか大変なことになりそうです。でもやっぱりリニューアルしたいなあ。
上で挙げた『Web Design Index』という書籍は、余計なゴタクは一切なく、デザインの優れた1000以上のWebサイトがずらーと並べてあります。ぼくはこのシリーズの2と3を持っているのですが、ぼくはこういう余計なゴタクのない本が大好きです。いろいろとぱくれるし、じゃなくて参考になるし。
次はどんなんしようかしら。