02年07月03日(水)
CNNの「こぼれ話」より。

■山中でこのまま凍死か…そのとき、携帯電話が鳴った
南米アンデス山脈山中で遭難した登山家が、助けを呼ぼうと携帯電話を取り出した。しかし、プリペイド式の電話には度数が残っておらず、どこにも電話がかけられない。このまま凍死か──と思ったところで呼び出し音が鳴り、登山家は一命を取り留めた。電話を鳴らしたのは、携帯電話会社のオペレーターで、プリペイドの度数追加を促すためだった
 携帯電話というものは、アンデスの山の中でも通じるのね。
 衛星かしら。
ディアスさんは「あなたは天使だ。私は雪山で遭難している」と答えた。ベルサウスは米国の会社だが、南米でも営業展開している。
この答えに、冗談を言ってると考えたマリアさんは一度電話を切ってしまった。
 電話を切られたディアスさん、その時の様子を想像すると、不謹慎ながら笑ってしまいます。

■イタリア副議長、レイプ魔の「去勢」提唱——はさみで

 カルデロリ副議長曰く「かつて、化学的な手段での去勢を提唱した人がいたが、個人的にはもっと簡単に切り落としてしまうほうが良いと考える。例えば、消毒していないようなはさみで。」
 カルデロリ、いいこというじゃあん。

■湖畔で堂々の「愛の交歓」、新聞で謝罪する羽目に

 石神井公園でも、夜になるとファックしているカップルなどがいますが。

 この記事の見出しよりも、本文中の「この判決を下した裁判官は、『創造的な裁断』を打ち出すことで地元では有名だという。」という一文のほうが気になる。
02年07月02日(火)
 古本屋で「太陽」の南方熊楠特集を購入。
 帰宅して、さあ読もうとページを開いたところ、中に新聞の切り抜きがたくさん挟まっていました。

 切り抜きは、主に粘菌に関するもので、粘菌に知性があるかもしれないという記事や、鉱物を五万点集めた、ある料亭のおやじさんの記事などなど。各切り抜きには、赤ペンで日にちと新聞名が書き込まれていました。普段であれば、気にも止めない記事ではありますが、ひとつひとつを丹念に読み込んでしまいました。

 古本をよく買う人であれば知っていると思いますが、古本を買うと、このように特別な「おまけ」が付いてくることがあります。お菓子のカスとか、ページの一部が切り抜かれているとか、迷惑なおまけがついてくることもありますが、押し花で作られた栞や、書きかけのメモなど、以前の持ち主の性格を仄めかすような、そのようなおまけが付いてくると、なんとなく嬉しくなってしまいます。

 物ではなくては単なる書き込みのおまけが付いてくることもあります。
 深田久弥の「日本百名山」を買ったときには、「登山済みの山 ○」と、「これから登る山 △」と書いてあって、各ページに印が付いていました。江藤淳の「漱石の時代」の一番最後のページには「まあまあ。引用多し。」と赤ペンで書いてあっておもわず笑ってしまったし、梅原猛の「仏像 心とかたち」の各章の最期には、細かい疑問点や感想が書かれていて、なるほどこんなことを考えるのかと、感心してしまいました。

 遠藤周作の「幻の女」という短編は、古本屋で買った「長い雨」という翻訳小説の裏表紙に書かれていた、前の持ち主の名前と住所、そしてある箇所に引かれた線がもとになって、主人公が前の持ち主である菅原綾子に対して殺人の疑惑を抱き、独自に調査を行なうという物語です。
 お気に入りの遠藤周作の作品はいくつもあるのですが、そのなかでもこの「幻の女」が忘れられないのは、そのような古本の「おまけ」に対して、個人的な思い入れがあるからなのかもしれません。
02年07月01日(月)
 「彼女を見ればわかること」を観ました。

 五人の女性のストーリーがオムニバス風に描かれているこの映画の監督は、ガルシア・マルケスの息子さんであるロドリゴ・ガルシアです。
 一番最初のグレン・クローズのストーリーから始まって、五人のストーリー全部がすべて素晴らしかった。
 愛とか出会いとか別れとか、そのような感情に訴えかけるような感動ではなくて、作品の素晴らしさとラストの素晴らしさに感動して泣いてしまいました。「アイ・アム・サム」と同じぐらい泣いた。全然泣くような映画ではないのですけど。女じゃなくてもわかるのよ、こういう映画。

 ところで、日本では、この映画のちらしに、フランチェスコ・クレメンテが書いた彼の奥さんの絵の一部が使われていました。
 全体図は、下のリンクで観ることが出来ます。

■Francesco Clemente, Alba

 この絵、すごく素敵ではないですか?欲情するでしょう。
 米国の公式サイトや映画関係のページを見たかぎりでは、向こうでは使われていなかったみたいですね。映画のイメージにもぴったりだと思うのですけど。

 クレメンテの作品は、映画「大いなる遺産」においても、主人公である画家のフィンが描く絵画として、ふんだんに使われています。
 映画のなんとも言えない雰囲気の中で、クレメンテの絵が絶妙の効果をもたらしています。
 この映画も大好き。グウィネス・パルトロウが美しすぎて、もう大変なの。

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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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