

自転車に乗り初めてから気づいたことのひとつに、坂道の楽しさがあります。以前は、自転車で坂道を走るなんて大嫌いだったのに、最近では、あえて坂道のある道を選んで走っています。坂道って、川や橋もそうですが、同じ坂はふたつとないぐらい個性的で面白いのですよ。あたらしい坂道を発見すると、ゆっくりと味わいながらペダルを回します。
それにしても、やはりタモリというお方は偉大です『タモリのTOKYO坂道美学入門』なんて本を出しています。タモリお気に入りの坂道を、勾配、湾曲、江戸情緒、由緒などの視点からランク付けして紹介しているのですが、港区や目黒区など、ぼくがあまり行かない土地の情報が豊富で、とても参考になります。坂周辺のお立ち寄りスポットまで紹介しているのですよ。
江戸は坂と川と橋が多い町です。走っていても、歩いていても、楽しくて仕方がありません。

本日は、SuperDeluxeで鉄割公演です。
八時ぐらいに六本木に到着しましたが、公演がはじまるまでにはまだ時間があったので、奥村くんと中島兄弟くんと夕食を食べにパスタ屋さんへ。えろい話六割と人の悪口四割の非常に品のない会話を楽しみました。弟くんが、イタリア人の店員さんに「ファックミー、プリーズ」と言っていてびっくらこきました。
鉄割の公演は、きれ具合もほどほどに、なかなか良い感じ。こういう場所で演目をしている鉄割が、ぼくは一番好きです。
ところで、ぼくは通勤だけで一日に60km近くちゃりに乗っているわけですが、六本木に行くと往復でさらに40kmほど走ることになります。つまり一日に100km走ることになるわけで、これはもはや旅行です。小旅行です。そういうわけで、おみやげを買って帰宅しました。
最近の一番のお気に入りドラマ『Sex and The City』の残りのエピソードのDVDを借りに長島さんの家へ遊びに行きました。ちょうどお子さんのお誕生日ということで、誕生日パーティーにまで参加してしまい、ケーキやらうどんやらをごちそうになりました。いつもいつもごちそうさまです。
いろいろと大変だろうとは思いますが、やっぱり家庭というか家族がいるということは、とてもうらやましい。ひとりぼっちの帰り道といったら、まるで世界中のすべての寂しさがぼくのところへやってきたみたいだ。なんてことを誰かが言っていましたね。ぼくは宇宙のどこにいるのだろう。なんて書いていたのはスティーブ・エリクソンだったっけ。寒かったので走ったら、トートバックが邪魔で憎らしかった。