結局、飛行機のチケットのキャンセル待ちは待っても無駄っぽいので、そのお金で新しいちゃりを買っちまいました。フォルクスワーゲン社から出ているランナバウトというとてもかわいらしい自転車です。ディーラーへ直接行って、「すんませんが自転車を下さい」と言ったところ、店員さんは「は?」というリアクション、まるでコンピューターペンシルを使ったのび太くんを見るドラえもんのような目(参照)でぼくを見ました。渡された自転車も、タイヤに空気が入っていないし、防犯登録もしていないありさま。すぐ近くに自転車屋さんがあったから良かったようなものの、ちょっと適当過ぎやしませんか。
とにかくも、以前から欲しくて仕方がなかった自転車が手に入ったので、非常にご満悦です。走りまくりますよ。
黒沢明が残した二本の脚本のうちの一本を映画化した『海は見ていた』を観ました。時は江戸、場所は深川、岡場所で働く遊女たちを描いた物語、しかも黒沢さんがこの脚本に対して言ったのは、「先ず、粋に行きましょう」ってなことですから、期待するなという方が無理というものです。が、観終えてみると悲しくなるぐらい不粋な映画で、あまりのショックに発熱してしまいました。ところどころ、無理矢理に粋にしようとしている場面があって、それがまたみにくい。脚本はとても良いのに、どうしてこうまでも不粋にできるのか、不思議でしょうがありません。最期のシーンも、原作で読むととてもよい場面なのに、撮り方がひどすぎて、役者さんの懸命な演技が滑稽に見えてしまうほど。
それにしても、江戸のころには深川のあたりが沈んでしまうほどの洪水があったのですね。海が近いのだから当たり前か。
本日も、戌と麒麟とサイクリング。最初に笹塚に集合、お酒を飲んでほろ酔いで出発、環七から方南通りに入り、大宮八幡宮でお参りをして、和田堀公園から善福寺川に沿ってゆっくりと走りました。最初は川幅もあって気持の良かった善福寺川は、進むにつれてどんどん狭く汚くなっていき、変な匂いまでしてきて気分が悪く、三人とも無言で、けれども自転車に乗っていること自体は楽しいので、まんざらでも無い様子でペダルをこぎ続けました。東京中の川という川を、自転車で巡るというのもなかなか楽しいかも、と思いました。
帰りに、吉祥寺の古本屋さんで江戸関係の本を何冊か購入。リュックに入れたら重たくて、ちゃりに乗るときは本を買ってはいけないということを身をもって知りました。





