ここのところ、あまりの猛暑に散歩をおろそかにしていたのですが、少しばかり思索に耽りたいと思いたち、久しぶりに散歩道を歩いてみたところ、以前はただの雑草だらけの敷地だった場所が、草々が生い茂りすっかりとジャングルになっていました。足を踏み入れて探険をしようかとも思いましたが、ライオンに食べられるのは嫌なので、そっと通りすぎました。ジャングルの奥から、土人の太鼓の音が聞こえてきました。
夜、女の子のちゃりきちがいからメールが来て、今すぐ烏山に来いというので行ったところ、この暑い日に東京を一周して100キロ近く走ったちゃりんこカップルが、すがすがしい顔でお酒を飲んでいました。いいなあ。ぼくも東京一周したい。
村上龍原作の映画『69』を観に行ってきました。思っていたよりもずっと面白かった。帰りに原作を買って、十年以上ぶりに読み返したら、びっくりするぐらいまともな小説でびっくりしました。高校生の頃に読んだときは、面白いと思う前に、小説のスタイルに結構な衝撃を受けたように記憶しているのですが、少しは大人になったのかしら。
それで、17歳のころに自分が何をしていたのかを思いだしてみたのですが、冬に凍りついた湖の上をマラソンしていたら、氷が割れて死にかけたことや、原ちゃりで山道を走っていたら、いきなり道がなくなって崖から落ちて死にかけたことや、野良犬と遊んでいたら、前ぶれもなく突然に犬がぶちキレて噛み殺されかけたことや、野球部のひとりを「はげ」と馬鹿にしたら、野球部全員をはげと馬鹿にしたことになってしまい、リンチされて殺されかけたことや、ちゃりで三人乗りしていたら、なぜかぼくだけ金玉を思いっきりぶつけて死にかけたことや、父親に反抗したら普通に殺されかけたことなどを思いだしました。
映画も小説も、どちらかというと『昭和歌謡大全集』の方が好みかな。どちらも面白かったけど。
ここ数か月の連続した公演も終了し、ようやく鉄割の人たちも一段落落ち着いた感じです。みなさま、本当にお疲れ様でした。
ありがたいことに、最近の鉄割公演を観ていただけた各界の方々から、貴重なコメントをいただきました。トップページを観ていない方のために、ここで紹介しておきます。ちなみにトップページには、これまでにいただいたコメントのすべてを載せているので、ぜひご参考のほど。
■ キレのよさとキレのわるさのコントラストが絶妙だッ!! 魚喃キリコ(漫画家)
■ いや〜、やばいよ、死ぬほど笑って、神を見た。 畠山美由紀(シンガー)
■ おっと、どっこい。まだこういうの、生きとったんやなあ。ほんと。“バカ”をできる度胸と、“阿呆”をできるおおらかさ。いやあ、センスがないと不愉快だけの世界。こいつら、そんなギリギリの綱渡りを真底楽しんでやがる 松井良彦(映画監督)
身に染みるお言葉の数々、有難山のとんびからすでございます。
みなさま、是非とも一度鉄割の公演をごらんなさい。キレのよさとキレのわるさのコントラストの絶妙と、センスがないと不愉快だけの世界に、死ぬほど笑って神を見ること間違いなしです。本当に、是非とも一度。一度と言わず二度三度。





