
04年07月16日(金)

村上龍原作の映画『69』を観に行ってきました。思っていたよりもずっと面白かった。帰りに原作を買って、十年以上ぶりに読み返したら、びっくりするぐらいまともな小説でびっくりしました。高校生の頃に読んだときは、面白いと思う前に、小説のスタイルに結構な衝撃を受けたように記憶しているのですが、少しは大人になったのかしら。
それで、17歳のころに自分が何をしていたのかを思いだしてみたのですが、冬に凍りついた湖の上をマラソンしていたら、氷が割れて死にかけたことや、原ちゃりで山道を走っていたら、いきなり道がなくなって崖から落ちて死にかけたことや、野良犬と遊んでいたら、前ぶれもなく突然に犬がぶちキレて噛み殺されかけたことや、野球部のひとりを「はげ」と馬鹿にしたら、野球部全員をはげと馬鹿にしたことになってしまい、リンチされて殺されかけたことや、ちゃりで三人乗りしていたら、なぜかぼくだけ金玉を思いっきりぶつけて死にかけたことや、父親に反抗したら普通に殺されかけたことなどを思いだしました。
映画も小説も、どちらかというと『昭和歌謡大全集』の方が好みかな。どちらも面白かったけど。