

昼過ぎに起床。ああ、早起きをして部屋の掃除をするつもりだったのに。だらしない自分がくやしい。くやしくてぼーっとしていたら、いつの間にかまた寝てしまい、そんなだらしない自分がくやしい。シャワーを浴びて、朝食というか昼食をとって、行くあてのない旅へ出ました。
先日、古本屋さんで購入した『日本探偵小説全集(2)江戸川乱歩』読了。遥か昔に江戸川乱歩の代表的な作品はほとんど読んでいるはずなのに、物語の筋を完全に忘れていて、読みはじめたら面白すぎて読みが止まりませんでした。乱歩の代表作と名高い『孤島の鬼』は収録されていなかったので、文庫を買って読んでみよう。ところで『江戸川乱歩と大衆の20世紀展』が開催されるそうです。あの、乱歩の土蔵が公開されるとか。
なぜか近所の本屋さんで雑誌サライのバックナンバーがまとめて置いてあったので、何冊か購入したのですが、その中の一冊の特集が十一面観音に関するもので、ぼくの地元、益子の西明寺の十一面観音がとりあげられていました。あのへんは子供この頃からよく遊んでいた場所なのですけれど、お寺なんて全く興味がなかったので、その存在すら知りませんでした。今度の帰省の時にでも訪れてみたい。十一面観音、大好き。
戌さんから、先日スタジオで録音した演奏をいろいろと加工してMP3で送っていただき、聴いてみると、手前味噌ではありますがなかなかいい感じ(mp3のArtist名が「Akito Inui」になっていたのがちょっと気にはなりましたが)。その中に、中島君がずっと「コケコッコー」と叫んでいる曲があって、これがあまりにも馬鹿馬鹿ちんで、笑いすぎで最後まで聴くことができません。「コケコッコー」ですよ。演奏しているときは全然気にならなくて、曲が終わった後に、普通に「あ、コケコッコー結構いいじゃん」とか言っているのですけど。もう最高です、この曲。音楽史上、ボーカルが「コケコッコー」としか歌わない曲なんて、果して存在したのでしょうか。
それとは別に、桜庭の勉から新曲が送られて来ました。彼のオリジナルで、タイトルは「Megane on My Eyes」。向さんが眼鏡をかけて歌ってくれるとのこと。乞御期待。
昨日読んだ漫☆画太郎の漫画にでてくるばばあが格好よすぎたので、ばばあ映画『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密』を観ました。話としては、親の人生を知ることによって親子の間の葛藤を解消するというよくあるタイプのものですが、おばあさんたちが格好よすぎます、美しすぎます。素敵なお話でした。

鉄割の方々には内緒の用事で、麻布十番へ行きました。内緒なのにどうしてわざわざ書くのかと言うと、「いったい内緒の用事とはなんだろう」と鉄割のやつらに気にして欲しいからです。でも内緒なので、聞かれても絶対に答えません。拷問されても答えません。ヒントは麻布十番です。
帰りに渋谷で『ドラムライン』を観ました。びっくりするぐらいまっとうな青春映画で、それが逆に新鮮で楽しめました。黒人の女子大生、えろい!とにかくドラムがすごくて、思わず踊ってしまいました。サントラを買って、リズムの勉強をしよう。
その後、漫画喫茶で漫☆画太郎の『地獄甲子園』と『ハデー・ヘンドリックス物語
』と『樹海少年ZOO
』を連続で読んだら頭がおかしくなりました。特に『ハデー・ヘンドリックス』が凄すぎて、「ギブミーチョコ!ギブミーガム!おくれよおくれよ兵隊さん!」のフレーズが頭から離れません。それでビデオレンタルで『地獄甲子園』を借りて観たらつまらなかったので頭が正常にもどりました。危ない危ない。

ガス・ヴァン・サント監督『エレファント』を観に行きました。もう、どうしましょというぐらい良い映画でした。この映画は、コロンバイン高校銃撃事件を題材にして作られているのですが、ぼくとしては最後の銃撃のシーンがない方が好みの映画だったかも(あくまでも個人的な嗜好です。物語の中にテーマが見えると、興醒めしてしまうたちなので)。ちなみに、実際の事件と映画の相関性については、このサイトが詳しく説明してくれています。
本屋さんで立ち読み。「トーベ・ヤンソン ムーミン谷の素敵な仲間たち展」が夏に開かれるらしい。忘れないようにしないと。
夜、『リアリズムの宿』の山下敦弘監督の初長編作品『どんてん生活』を観ました。裏ビデオのダビングで生計を立てている元ヤンキーと、駄目っぽい青年のお話。これまた面白い。っていうか最高に面白い。
なんでも山下敦弘監督の次回作は、ぼくたちの世代では知らない人はいないと思われるあの『くりぃむレモン』の実写版だそうで。ううむ。非常に楽しみだ。