03年10月17日(金)

 なにガンつけてんだこら。

 夕焼けを全身に浴びてふらりと古本屋さんへ、白洲正子『近江山河抄』を購入、ふらりふらりと本屋さんへ、『鎌倉物語』の二十巻を購入、ふらふらふらりと古本屋さんへ、カール・セーガン『人はなぜエセ科学に騙されるのか』の上下巻を購入、さらにほわわんと古本屋さんへ、鈴木大拙『禅と日本文化』『対話 人間いかに生くべきか』購入、ぷるるるんと古本屋さんへ、朝永振一郎『物理学とは何だろうか』上下巻を購入。

 朝永振一郎氏の『物理学とは何だろうか』は、先日買った茂木健一郎氏の『意識とはなにか』の巻末の「より詳しく知りたい人のためのブックガイド」で挙げられていたもの。物理学の知識が皆無のぼくは、ここらへんから物理学というものを勉強しましょう。

 夜、昭の字から電話、明日の夜中に東京を出て山形へ行かないか、とのこと。何も予定はないので、承諾。山形なんて生まれてから一度も行ったことがないし、行こうと思ったこともない。どんなところなのか、イメージも湧かない。楽しみ。

03年10月16日(木)

 今日からドラマ『TRICK』が始まります。さっさと家に帰って身を清めて待機しなくてはと思っていたのですが、夕方に中島君よりメールで「本日、チョコレートパフェを食べに行かないか(原文ママ)」とのお誘い、それは是非とも行かねばなるまい、結局池袋でパフェ三昧。最近、鉄割の中で影の薄い中島君ではありますが、お元気なようで一安心。

 近況などを交えていろいろと話をしましたが、その中で一番心に残ったのは次のような話、中島君曰く、前回の登山で君は落石から一命を取り留めたそうだが、あれは落石事故に君が遭遇したのではない、むしろ君がいたからこそ岩が落石してきたのだ、君がいなければあの時あの場所で岩が落石することなどなかった、落石を受けたのが、内倉君でも渡部君でも戌井君でも愚弟でもなく、他ならぬ君であったことは、偶然ではなく必然である、中島君はパフェをぱくり、続けて曰く、そして落石が頭ではなくザックに当たったのも、つまり悲劇的な事故ではなく笑い話で済んだのも、偶然ではなく必然である、君はそのようなずっこけ君としてこの世に生を受け、死んでいくのだ、ぼくは答えて、即ちそれがぼくの運命ということか、にやりとして中島君、運命というよりも性質だ、それが君のずっこけ性質なのだ、加えてわたし自身にもそのずっこけ性質は備わっている、もしもわたしが登山に参加していたら、やはりおそらくは落石を招いていただろう、ぼくは答えて、ふむ確かに、岩はぼくの頭上でふたつに割れて落石してきた、つまり、片方はぼくのザックに、片方は君のザックに落ちるはずだったのかもしれない、なるほど得心、あの時のあの岩は、那須で仕事をしていた君に向かって落ちていったのか。中島君は笑って、お互いずっこけも楽じゃねえやな、とパフェをぱくり、ぼくも答えて、ちげえねえ、とパフェをぱくり。

03年10月15日(水)

 本棚を整理しました。読んでいないけれど必ず読む本を寝床のそばの小さな本棚に、読んでいないけれどおそらく読まないであろう本は大きな本棚に。ああ、本の整理って本当に楽しい。本を読むよりもずっと楽しい。

 今月号の「スタジオボイス」を購入。特集は「アートブック150」。この特集、めちゃくちゃいい。気になるアートブックがたくさん。スタジオボイスのこの種の特集は、本当に重宝します。何冊か、ちらしにパクれそうな、じゃなくて気になったアートブックをWebで調べてみたのですが、簡単には手に入らないものが多く、手に入ったとしても値段が高い。本当に参考になりそうなものは、こっそりと鉄割のお金で買ってしまいましょう。それから、この号には『ルールズ・オブ・アトラクション』の監督ロジャー・エイヴァリーのインタビューが掲載されています。読めば読むほどに期待は高まるばかり。

 2ちゃんねるで推薦されたコンピュータ関連書籍を紹介する、2ch Booksというサイトを発見。こりゃ便利。

 ご報告。おかげさまで、Amazonアソシエイトプログラムの2003年第三四半期の売り上げは、130,851円になりました。わたくしの紹介料は4,090円です。これも偏に皆さまのおかげです。紹介料に少しお金を足して、以前からずっと読みたかった『J2EEパターン—明暗を分ける設計の戦略』か、あるいは最近話題の『実践J2EE システムデザイン』のどちらかを購入させていただき、今後もより精進させていただく所存でございます。


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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