
メールマガジンにも書いたので重複して恐縮ですが、先日の登山の途、向井さんと動物の性器の話をしていて、魚のエイのまんこが人間のまんこにそっくりであることを思い出しました。学生の頃、好きな人と初めてのデートで水族館に行ったとき、巨大な水槽の中でひるがえったエイの股間に、なんと人間のまんこがついていたのです。まさか初めてのデートでまんこまんこと叫ぶわけにもいかず、ほえーと感嘆の声をあげるに留めておきましたが、随分と衝撃を受けた記憶があります。それで、思い出したついでに画像でもないかしらと思って少し調べてみたのですが、見つけることは出来ませんでした。でも、ブラジルの猟師はよくエイとセックスをしているらしいので、やっぱり人間のまんこと似ているのだと思います。
最近、スイスウォーターの炭酸水がお気に入り。走った後には炭酸水を取るのが良いらしいと友人に聞いたので、運動の後に飲んでいます。ちょっと高いけど。

十一時、起床。さて今日はなにをしようかしらと思案中、昭の字より電話。夜に勲の字とお酒を飲むので、渋谷まで来ませんかとのこと。
午後、池袋のリブロで本を物色、『吉田健一の時間—黄昏の優雅』、『山の旅 明治・大正編
』、その他、新書など諸々を購入。今月は本を買うのを控えるぞうと思いつつ。
渋谷で昭、勲と合流。パルコの洋書のコーナーをぶらつき、次回のちらしの構想をねる。というかパクれそうなものを探す。その後、ふたりに付き合ってもらって帽子を買いに。いろいろな帽子を試すものの、感想を聞くと、やれ白血病の患者みたいだの、やれ競馬場のおっさんみたいだの、なかなか良いものが見つからない。と思っていたら素敵な帽子を発見。めちゃ高いけれど、即購入。
その後、竜の鬚にて台湾料理を食。途中に思いがけず長島さんが合流、憲の字も遅れて合流、すべての鬱積した思いを吐き出して、なかなか楽しい会でございました。
帰宅後、今ぼくが一番楽しみにしている映画『ルールズ・オブ・アトラクション』に備えて、『レス・ザン・ゼロ』を観る。ワム時代のジョージ・マイケルカットのロバート・ダウニーJrが気持ち悪い。それにしても、エリスの作品は小説も映画も微妙過ぎる。
五時半、戌井さんに起こされて外へ行くと、ご来光様。前回の常念岳では拝むことが出来なかったので、前回の分も拝みました。寒い。
七時半に穂高岳山荘を出発、すぐ隣にそびえ立つ奥穂高へ。思った以上に急登で、弟君が大丈夫かしらと心配だったけれど、地上を爆撃したいなどと言えるぐらいに余裕があるようで、一安心。
奥穂高の頂上、絶景。北には槍ケ岳、南東には前穂高、天気も良好、体力も万全、本日は良い登山ができそうです。
頂上で記念撮影。弟君が内倉君を突き落とそうとして、大変でした。
さて次は、吊り尾根の稜線に沿って歩きます。
ガレ場なので足下に気をつけて歩き、ふと顔を上げると絶景、水を飲んで、ふと顔を上げると絶景、地図を確認して、ふと顔を上げると絶景、どこを向いても美しい眺望。遠くに富士山が見えます。
途中、斜面が直角に近い鎖場が連続して登場。ゆっくりと慎重に降りていたら、突然に大きな岩が転がり落ちてきて、ザックに直撃。頭に当たっていたら、間違いなく鎖から離れて滑落していただろうし、下手すりゃ死んでます。神様、ありがとう。
荷物を置いて前穂高へ。最初からいきなり岩を攀じ登る、ちょっとしたロック・クライミング気分、などと言ったらプロの方に怒られてしまいます。
前穂高の頂上です。写真には写っていませんが、遠くに前回登った常念岳と蝶ヶ岳が見えます。
前穂高から眺めた奥穂高。
あとは下山するのみ。重太郎新道から岳沢ヒュッテへ降りて、上高地へ向かいます。まだまだ危険な道のりですが、弟君はヒットラーヒットラーと歌いながら、楽しげに。
生まれて初めて内倉君の笑顔を拝見しました。笑えるのではないですか。
帰りは予定に大幅に遅れて、暗闇をさまようことに。場所的に、麓に近い所だったから良かったようなものの、ちょいと気が緩んでおります。ほんの少しの気の緩みが、大きな事故へとつながるのが登山ですから、気を引き締めなくては。
今回の登山の写真はこちらですべて見る事ができます。
ついでに、下山してから調べたこと。業務連絡。
・デポはdepotで、「登山・探検などで、あとで回収し使用するために、荷物を行程の途中に置いておくこと。また、その場所・荷物」広辞苑第五版より。
・槍ケ岳よりも奥穂高のほうが標高が高い。
下山した後も、ふと気付くと穂高のことを思い出しています。次はどこへ登りましょうかねえ。