03年10月05日(日)

 五時半、戌井さんに起こされて外へ行くと、ご来光様。前回の常念岳では拝むことが出来なかったので、前回の分も拝みました。寒い。

 七時半に穂高岳山荘を出発、すぐ隣にそびえ立つ奥穂高へ。思った以上に急登で、弟君が大丈夫かしらと心配だったけれど、地上を爆撃したいなどと言えるぐらいに余裕があるようで、一安心。

 奥穂高の頂上、絶景。北には槍ケ岳、南東には前穂高、天気も良好、体力も万全、本日は良い登山ができそうです。

 頂上で記念撮影。弟君が内倉君を突き落とそうとして、大変でした。

 さて次は、吊り尾根の稜線に沿って歩きます。

 ガレ場なので足下に気をつけて歩き、ふと顔を上げると絶景、水を飲んで、ふと顔を上げると絶景、地図を確認して、ふと顔を上げると絶景、どこを向いても美しい眺望。遠くに富士山が見えます。

 途中、斜面が直角に近い鎖場が連続して登場。ゆっくりと慎重に降りていたら、突然に大きな岩が転がり落ちてきて、ザックに直撃。頭に当たっていたら、間違いなく鎖から離れて滑落していただろうし、下手すりゃ死んでます。神様、ありがとう。

 荷物を置いて前穂高へ。最初からいきなり岩を攀じ登る、ちょっとしたロック・クライミング気分、などと言ったらプロの方に怒られてしまいます。

 前穂高の頂上です。写真には写っていませんが、遠くに前回登った常念岳と蝶ヶ岳が見えます。

 前穂高から眺めた奥穂高。

 あとは下山するのみ。重太郎新道から岳沢ヒュッテへ降りて、上高地へ向かいます。まだまだ危険な道のりですが、弟君はヒットラーヒットラーと歌いながら、楽しげに。

 生まれて初めて内倉君の笑顔を拝見しました。笑えるのではないですか。

 帰りは予定に大幅に遅れて、暗闇をさまようことに。場所的に、麓に近い所だったから良かったようなものの、ちょいと気が緩んでおります。ほんの少しの気の緩みが、大きな事故へとつながるのが登山ですから、気を引き締めなくては。

 今回の登山の写真はこちらですべて見る事ができます。

 ついでに、下山してから調べたこと。業務連絡。

・デポはdepotで、「登山・探検などで、あとで回収し使用するために、荷物を行程の途中に置いておくこと。また、その場所・荷物」広辞苑第五版より。
・槍ケ岳よりも奥穂高のほうが標高が高い。

 下山した後も、ふと気付くと穂高のことを思い出しています。次はどこへ登りましょうかねえ。


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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