03年07月19日(土)

 起床。睡眠不足。頭がくらくら。

 毎度おなじみx51.org経由でルドルフ・シュタイナーの『オカルトの記号と象徴』を読む。面白かったけどさーっぱり理解できない。

 京極夏彦の京極堂シリーズ最新刊『陰摩羅鬼の瑕』が8月8日に発売するらしい。うーん、前作までの内容を完全に忘れている。

 夜、学生時代の友人からお怒りの電話。すっかり忘れていたけれど、本日は同窓会だった。友達がどんどん減っていくう。

 いろいろと考えて、次回の鉄割は参加しないことにした。精進精進。

03年07月18日(金)

 本日、鉄割稽古初日。顔合わせと言うか、なんというか、とりあえず集まって、お酒を飲みに。惰性ともうしましょうか。

 ジョン・マルコビッチ主演『魔王』を観る。原作はミシェル・トゥルニエの同名小説。どうにもいたたまれない気持ちになる。自分が精霊に守られていると信じている主人公のアベル。彼は子供を守るために行った行動により、村の人々に「鬼」と呼ばれる。歴史は人物を記述する。歴史は結果を記述する。歴史の記述する人物と、その人物の本性の間には、どのような関係とどのような必然があるのだろうか。

03年07月17日(木)

 なぜか生活が落ち着かない。余裕がなくなっている。良くない。

 ナブコフ愛読者で有名な若島正氏の新刊『乱視読者の英米短篇講義』を購入。書評や評論を書く人は数多くいても、若島正氏ほど小説の面白さを上手に伝えることが出来る人はそうそうはいない。良い小説とは、それを読む前と読んだ後で世界の在り方が一変してしまうような小説である。良い評論とは、それを読む前と読んだ後では小説の読みかたが一変してしまうような評論である。若島氏は、その小説を「読みたく」するだけではなく、読みかた・感じかた自体を変えてしまうような評論を書く。

 生活に余裕がないのは、就寝前に読書をしていないせいだと思う。少しぐらい忙しくても、眠る前には精神を落ち着けるために、一時間程度は読書をするべきである。余裕のない生活は、精神の余裕をなくす。精神に余裕がなければ、生活の余裕がなくなる。そのように考えて、就寝前に一時間ばかり鈴木大拙著『一禅者の思索』を読む。精神が落ち着くどころか、騒めくのを感じる。


Sub Content

雑記書手紹介

大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

最近の日記

過去の日記

鉄割アルバトロスケットへの問い合わせはこちらのフォームからお願いします

Latest Update

  • 更新はありません

お知らせ

主催の戌井昭人がこれまで発表してきた作品が単行本で出版されました。

About The Site

このサイトは、Firefox3とIE7以上で確認しています。
このサイトと鉄割アルバトロスケットに関するお問い合わせは、お問い合わせフォームまでお願いします。
現在、リニューアル作業中のため、見苦しい点とか不具合等あると思います。大目にみてください。

User Login

Links