
起床。シャワーを浴びて歯を磨いてテレビをつけたらまだ朝の五時だった。最近、体内時計がおかしい。せっかく早起きしたので、座禅などをして気を静める。まったく静まらない。動きたくて暴れたくて騒ぎたくて叫びたくて仕方がない。
村上もとか『岳人列伝』を読む。山岳系の漫画や小説に出てくる登場人物って、みなさん死ぬことを全く恐れていないというか、むしろ死にたいんじゃないかという人ばかり。熱いし。生き方熱いし。正直、うざい。もっと軽い気持ちの山岳漫画とか小説はないのかしら。
雑誌『ヤマケイJOY』のバックナンバーを十冊以上購入。来週ぐらいに、鉄割CM山岳隊の三人で読書会を開くつもり。あの山なんかいいんじゃない、この沢も歩いてみたいよ、あの岸壁も登らないと、などと山談義をするつもり。
「侍」というサイトを発見。外人さんが作るサムライサイト。なかなか丁寧に調べてあっておもろいです。英語がちょっとおかしいけど。Pictureのページで、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の絵がPrince Yamamoto(山本)になっているのが素敵。
夜、ビールを買って内倉君の家へ。お鍋をいただく。とてもおいしかったです。タコも実はなかなかおいしかったです。でも、ぼくの炒飯の方がおいしいので、今度こそ作ってあげます。ビールを飲んだら酔っぱらってしまい、べらべらとおしゃべりをした。楽しかった。夏の登山の話などを。
朝、ラジオを聴いていたら、97才でアメリカの高校を卒業したおばあちゃんのインタビューが流れていた。黒人の子供として生まれ、オクラホマで小作農民となり、レイシズムに脅かされてカルフォルニアに移住、十八人の母親となったこのおばあちゃん。1905年生まれの彼女は、二十世紀という時代を通して生きてきたことになるわけだけど、彼女が生きた二十世紀と、これから歴史として語り継がれる二十世紀の間には、どれほどの隔たりがあるのだろうか。ぼくが読み、聞き、観て知る二十世紀と、彼女が経てきた二十世紀は、どこまでが同じ歴史として可能なのだろうか。
八月の公演のちらしをぼちぼちと作り始める。とてもかわいいと思うのだけど、鉄割共は全員無反応。非常にやり甲斐がある。