05年03月07日(月)

 映画『ビフォア・サンセット』を観ました。前作『恋人までの距離』が大好きなのでとても期待していたのですが、予想以上にすばらしかった!上映が終了して、エンドロールが終わっても立ち上がれないぐらい感動。気持ちはすっかりジェーシ。とにかくもう、ジュリー・デルピーが素晴らしすぎます。ニーナ・シモンの曲に合わせて、真似ながら踊る彼女の姿が頭から離れません。はああ。

 噂によると、監督は今後もこの映画の続編を撮り続けるそうです。次はまた十年後ぐらいかな。とても楽しみ。

 夜、テレビでのら猫のドキュメンタリーが放送していました。ああ、のら猫って本当にいいなあ。うちにも通いの猫が現れないかな。

 猫のブログはたくさんありますが、のら猫好きのぼくとしては、このブログが一番のお気に入りです。

05年03月06日(日)

 目を覚ましたら午後二時。せっかくの休日に昼まで寝るなんて、なんというテイタラク。だれかぼくを殴ってください。

 嘆いていても仕方がないので、リュックに本をつめこんで、吉祥寺のカフェへ。そのまま三時間ほど読書。本日は、亀井俊介著『アメリカン・ヒーローの系譜』を読みました。アメリカン・ヒーローといっても、コミックのスーパーマンなどのヒーローではなく、アメリカ大陸に伝わる実在・非実在のヒーローのことです。この本は、アメリカの国民の間で語り継がれているヒーローたちをとりあげて、彼らにまつわる伝説の誕生とその内容が移り変わっていく変遷を、民俗学的に検証しています。取りあげられているヒーローは、ワシントン、リンカンなどの政治家から、ダニエル・ブーン、マイク・フィンク、デイヴィ・クロケット、ジョニー・アップルシードなどの開拓史のヒーロー、ジョン・ヘンリー、ポール・バニヤンなど架空のヒーロー、ジェシー・ジェイムズやビリー・ザ・キッド、カラミティ・ジェーンやバッファロー・ビルなどのデスぺラードなどなどなど。

 日本の昔話や伝説なんかもそうだけど、人々によって口承で伝えられた物語というものは、伝承するたびにそれを伝える側の願望や嗜好が加わって変化していくので、話の内容が極端に誇張されていきます。クロケットなんて実在の人物なのに、その伝記はまるでラブレーの『ガルガンチュワ物語』のように極端な物語に変わってしまっています。それがとてもおもしろい。人と歴史にもみくちゃにされてきたこの種の物語を読むと、その力の強さに圧倒されます。

 この間、久しぶりにコーエン兄弟の『ファーゴ』を観ました。この映画では、ポール・バニヤンの像が何度も効果的に登場します。『アメリカン・ヒーローの系譜』には、バニヤンの故郷の具体的な場所は書かれていなかったけれど、映画の舞台のひとつであるプレイナードがバニヤンの故郷ということになっているそうです。

うーん、アメリカの民俗学の本を読んでみたいな。

05年03月05日(土)

 本日は鉄割アルバトロスケットのなってるハウス公演です。共演は、京都を中心に活動している即興音楽ユニット・すみれ患者さん。とても良い人たちでした。いつもの調子で,公演をするというよりもお酒を飲みにいくつもりで会場に行ったら、お客さんがびっくりするぐらい来ていて、久しぶりに緊張をしました。今回の鉄割は、音楽物の演目のさらに音楽だけを取り出して次々と演奏していくという形式なので、初見のお客さんはなにがなんだか分からなかったのではないかしら。という思いは胸に秘めて、土曜日の夜は少しにぎやかに過ぎて行きます。


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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