02年09月14日(土)

 遅ればせながら昨日の夜に京都へ到着。集合は夜なので、昼間は勉蔵君と奈良へ散歩へ行きました。

 せっかく大和の地へ赴いたのだから、日本の神々に縁の深いところを歩きましょうということになり、天理から桜井までの、いわゆる「山野辺の道」を歩くことにしました。
 空を見上げると、快晴とは言い難いものの雲が掛かっているわけでもない、散歩をするには最適の天気です。

駅で物思いに耽ったり
えきでたたずむ

田圃のあぜ道で微笑んだり
ほほえみ

茶屋でおそばを食べたり
ちゃや

お墓の写真を撮ったら
おはか

心霊が写ってしまったり
こわい

石畳の道で思わず走り出したり
いしだたみ

帰りの電車の中で、今日という一日を思い出したり
ばか

とても楽しいお散歩が出来ました。
明日はどこへ行こうかしら。

ふどう

02年09月13日(金)

■Nuspelen(via Milk and Cookies)

 最近のShockwaveやFlashで作られたゲームには目を見張るものがありまして、以前もこの雑記で書いたかもしれませんが、ファミコンで大人気だったゼビウスなんかもFlashで作られて公開されています。

 このNuspelenというサイトは、主にShockwaveで作られたゲームを集めたサイトなのですが、びっくりしますよ。はまりますよ。
 アクションゲームからスポーツゲーム、パズルゲームなど、種類も豊富で、ゲームの数もかなり多いので、なかなか飽きません。当然ですがプレイするにはShockwaveとFlashが必須です。

 個人的にはまったのは『Table Tennis』とか、『Soccer Fight』とか。
(Table Tennisは、こちらのサイトだとさらに本格的に楽しめます。)

 他にもこんなゲームサイトが紹介されていました。

■Zefrank
 右下の「Games to Play」からゲームにいけます。
「buddhist」が面白かった。ゲームとしてはつまらなかったけど。

■ORISINAL
 すごくかわいらしいほのぼのとしたゲームが楽しめます。

ぴんぴん

 誰かパックワールド作って下さい。

02年09月12日(木)

 東京芸術大学美術館で開催している『アフガニスタン悠久の歴史展』に行ってきました。

 どうせチャリティー目的のやっつけ美術展なのだろう、などと思いつつあまり期待をせずに足を運んだのですが、なかなかどうして、日本の仏像とは異なる美しさを持つ良い仏像をたくさん拝見することができました。

 西アジアの仏教美術にはほとんど接したことがないぼくではありますが、それでもアフガニスタンの男らしい、あるいは女性らしい仏像群を観ると、おう、ガンダーラ!と思わず叫んでしまいました。
 ぼくは日本の仏像の崇拝者でありますから、このような異国の仏像に対してはついついライバル心をメラメラと燃やしてしまうのですが、展覧会の目玉であるマルロー所有の『弥勒菩薩交脚像』なんかを目の当たりにすると、こりゃ如何にも人を待たせそうな顔していやがる、などと毒づきながらも、その美しさにはすっかり心を奪われてしまいました。悔しいけど、すごくかわいい。
 けれども、ガンダーラで出土したという『仏陀説法図』の浮彫なんかをみると、まるでミケランジェロの『最後の審判』を観たときに感じたような、お父さん的な恐ろしさを感じました。説法図なのですから、悪人を罰しているわけでもないのに、どうして怖いのだろう。
 また、今回の展覧会で拝した仏像のほとんどに関して感じたことでありますが、その表情の中に衆生に対する慈しみを感じることができないのです。確かに美しいし、悟りを開いたのであろうその表情から感じるところは多々あるのですが、少し控えめに俯いた眼の奥には、自分以外の人を見ていないような、全く別の世界を眺めているような冷たさを感じました。うーん。もっとたくさんのガンダーラの仏像を観れば、また別のことを感じるのかな。

 とは言いましても、小さめの菩薩像なんかではすごくかわいいものもたくさんあったりして、なんだかんだですげー楽しんでしまいました。キジル遺跡の壁画だという『飛天図』なんかもとても素敵だったし、敦煌の『宝勝如来図』なんかは、ジュリー・デゥシェーの絵みたいで部屋に飾りたかったです。ポスターにしてくれ。

 アフガニスタンという土地は、最近ではおさわがせのイスラム国家となっていますが、その昔は東西を結ぶシルクロードの中継点として交易に栄えたため、宗教の面では仏教に、美術の面ではギリシャ・ローマ文化に影響を受け、その結果ガンダーラ特有の力強い、あるいは壮麗たる仏像群を造り続けたそうです。ちょっと意外だったのは、アショーカ王なんかはカンダハルにいるギリシア人入植者のために、ギリシア語に翻訳した仏教の教義をその地方に刻ませていたということで、一歩間違えば、カンダハルを中継点として仏教が地中海に伝播していた可能性もあったのかしらなどと思いました。

みろく!

 いつか落ち着いたら行ってみたいな、カンダハル


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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